晩秋哀語

萩原朔太郎

『晩秋哀語』は青空文庫で公開されている萩原朔太郎の短編作品。122文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。

文字数
5分以内122文字
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書き出し

ああ秋も暮れゆく このままに 故郷にて朽つる我にてはよもあらじ 草の根を噛みつつゆくも のどの渇きをこらへんためぞ 畠より疲れて歸り 停車場の裏手なる 便所のほとりにたたずめり 日はシグナルにうす赤く 今日の晝餉に何をたうべむ (故郷前橋にて)

初出
底本萩原朔太郎全集 第三卷
表記
旧字旧仮名