青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 仏教史家に一言す | 津田左右吉 | 5分以内 | |
歴史家に要する資格のさまざまあるが中に、公平といふことがその重要なるものの一なるは争ふべからず。 | |||
| コレラの伝染様式について | ジョン・スノウ | 1時間〜 | |
第2版への序 この本の第1版は1849年の8月に出版されたものであるが、薄いパンフレットに過ぎないものであった。 | |||
| 合唱について | 金鍾漢 | 5分以内 | |
きみは 半島から来たんぢやないですか だうりで すこし変つた顔をしてゐると思つた でも そんな心細い思ひをすることはないですよ ほら 松花江の上流からも はろばろ 南京の街はづれからも 来てゐるではないか スマトラからも ボルネオからも いまには 重慶の防空壕からも やつてくるでせう では みんな並んで下さい おお 砲口のやうだ 整列されてゐる口の横隊 それは 待つてゐる 待ちあぐんでゐる タクト | |||
| 一枝について | 金鍾漢 | 5分以内 | |
年おいた山梨の木に 年おいた園丁は 林檎の嫩枝を接木した 研ぎすまされたナイフををいて うそさむい 瑠璃色の空に紫煙を流した そんなことが 出来るのでせうか やをら 園丁の妻は首をかしげた やがて 躑躅が売笑した やがて 柳が淫蕩した 年おいた山梨の木にも 申訳のやうに 二輪半の林檎が咲いた そんなことも 出来るのですね 園丁の妻も はじめて笑つた そして 柳は失恋した そして 躑躅は老いぼれ | |||
| 待機 | 金鍾漢 | 5分以内 | |
雪がちらついてゐる しんみりしづかに 雪がちらついてゐる そのなかを ききとして きみたちは いもうとよ またいとこよ おとうとよ まなびやへと急いでゐる ながいながい 昌慶苑の石垣づたひ 雪がちらついてゐる しんみりしづかに 雪がちらついてゐる ちらついてゐる おとうとよ またいとこよ いもうとよ それはふりかかる きみたちのかたに たわわな髪の毛に ひひとして やぶれ帽子のうへに 十ねんわか | |||
| 四つの都 | 織田作之助 | 1時間〜 | |
『四つの都』の起案より脱稿まで 『四つの都』は川島雄三氏の第一回演出作品であるが、同時に私にとっても第一回シナリオである。 | |||
| 青い紐 | 田中貢太郎 | 30分以内 | |
桃山哲郎は銀座尾張町の角になったカフェーでウイスキーを飲んでいた。 | |||
| 雑木林の中 | 田中貢太郎 | 30分以内 | |
明治十七八年比のことであった。 | |||
| 噴水のほとりで―― | 堀辰雄 | 5分以内 | |
私達は水族館を出ると、観音堂の裏をすこしばかり歩いた。 | |||
| 炉辺 | 堀辰雄 | 5分以内 | |
一 数年まへの春、木曾へ旅したときのこと。 | |||
| おば金成マツのこと | 知里真志保 | 5分以内 | |
おば金成マツが老衰でなくなった。 | |||
| 金成マツとユーカラ | 知里真志保 | 5分以内 | |
叔母とは2年近く会ってなかった。 | |||
| 〔女は ライラツクのにほひを好むと〕 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
女は ライラツクのにほひを好むと ストローはメロンソーダ水を吸ひあげる 私は女のにほひを吸ひあげる | |||
| 〔鏡に顎をつき出して〕 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
鏡に顎をつき出して ぱんぱん ぱんぱん 浴槽にひとり浸つて 女湯からひゞいてくる脊流の音を 聞いてゐる | |||
| 〔金魚は青空を食べてふくらみ〕 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
金魚は青空を食べてふくらみ 鉢の中で動かなくなる 鳩だか 鉢のガラスにうすい影を走らせる 來たのは花辨か 白い雲の斷片 | |||
| 〔花園から月かげが〕 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
花園から月かげが 帷をほのかな紫にけぶらせて マダムの室を訪れるとき 絢爛な裝釘を衣た私の詩集は その腕の中で 指輪の役をするだらう 詩集から私は生れ出る 花園を月影にくたくたにぬれながらタキシードの詩人は マダムの幻想にそつと近づく 詩集は私が生んだもの 私は詩集から生れる | |||
| 〔ペーブメントからアスフアルトへ〕 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
ペーブメントからアスフアルトへ アスフアルトからペーブメントへ 風が新聞紙を運ぶのか 新聞紙が風を運ぶのか 風と新聞紙はほいと 柳の若い葉の下をぬけて お堀にすべりこんだ | |||
| 散髪屋の夜 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
さんぱつやの 窓の月は くさい髮の にほひがする みゝずが 細々と泪の音をたてゝゐる そんなに月がかなしいのかい 痩せきつた 俺のからだに 夏が 夏が しんみりと重たい | |||
| 石碑 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
あをい木 あをい草 思ひ出をひめて 石碑は靜もりて立てり かなしみも よろこびも みなながら ふくめて 石碑はさびれて立てり たそがるれば 思ひ出はわがむねにかへり 石碑は夕日に更生れり | |||
| 天体現象 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
月に迫る金星―― 月に迫る金星―― 瞬間―― 雲はカーテンをおろす―― あゝ―― 雲はカーテンをひく―― 金星は月をはなれてゐる―― 金星は月をはなれてゐる―― | |||
| 小さい芸術 | 片山広子 | 10分以内 | |
むかしの世では、あづまから京へ、京から筑紫のはてへと、手紙を書いたり書かれたりすることが、非常に珍しひことであり、又一生のうちの幾つかに数へられるよろこびでもあつたらうと思ふ。 | |||
| 抒情小曲集 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
私にとつて限りなくなつかしく思はれるは、この集にをさめられた室生の抒情小曲である。 | |||
| 抒情小曲集 | 田辺孝次 | 5分以内 | |
君の第三の著作『抒情小曲集』が、上梓されるに就て、子供の時からの友達としての僕は、奈何なる言葉でこの喜びを表したらよいか、実にその術をしらない。 | |||
| 赤穂御崎詠草集 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
――カムバスを立つ―― 岳の上はひたに靜もり妹は合歡の木の下にカムバスを立つ 妹は默して立てりひたすらに海を描かむ心一つに 帆の形面白しなど語らひつ雜草の丘にデツサンをする ――貨物船―― やゝ沖に貨物船はとまりたりデツキを動く人の氣配す 貨物船の投錨の音たかだかと朝の海にひろごりわたる 蟲にたかる蟻の如くに船をめぐり塩運ぶ船集りてきぬ 凪なれど海に寫らず貨物船の朱の船腹はなかばあ | |||
| 城山城趾にて | 桜間中庸 | 5分以内 | |
頬にしぶく氷雨忘れて一時を敗軍の士の心しのびぬ かなしさは落城のあと冬たけて御所ヶ丸山さびしくそびゆ 武士の魂とむらふや音たてゝ枯草山にひたしぶくあめ とけ殘る雪まだらなる谷あひに炭燒く煙低く流れぬ | |||
| 冬の逗子 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
わびしさのつもれば獨り訪ね來て悲しき海の冬を聞くなり 水面擦り飛ぶおほ鳥の眞白なる翼に疲れ見えて哀しも うら枯れし濱晝顏のながながと此處別莊の裏につゞけり 半島の岩に碎くる波見えて浪子不動に日は暮れなずむ 不動堂の折鶴の色あせゆきて冬に入るなりこゝ逗子の濱 手向けたる菊も懷かし不動堂やさしき主の住まひ給へば 折鶴の吊られたるまゝ色あせし不動の冬の夕べは哀し マリやマリ汝知るやこの不動 | |||
| 街 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
賣店の女の顏の明るさはアスフアルト敷くこの街の顏 行ずりに見し外人の瞳かも土曜の夕のそゞろ歩きに 客を呼ぶ馬車屋の笛のあわれさや逗子驛頭の冬のたそがれ たたき賣るバナナ屋の聲寒寒と宵のしゞまを破りて流る | |||
| わがあけくれのうた | 桜間中庸 | 5分以内 | |
寢がへりを打てばかなしもザラザラと腦のくづるゝうつろなる音 日毎夜毎吾が悲しみの多くなる如く思ひて今日も亦寢る 思へども思へども心まとまらず濱に出て來て身を横ふる 葉山ゆく馬車高々と過ぎゆきしアスフアルトの上に秋日やわらか 濱に出て砂にまろべば砂もまた吾をいたむかじつと默せり 棄てられし子犬の聲の細まるを聞きてゐたりきかなしき心 砂にねて海を聞きつゝ封切りぬ亂れし文字は友も惱むか あ | |||
| アカシヤと桑 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
かそかなる音して落つるアカシヤの花の香をひとりたのしむ 幼子が拾ひあつめて手に持てるアカシヤの花に夕日させるも 集ひきて桑の實とると見上げ居る子等の面わに夕日照りそふ | |||
| 山東へやった手紙 | 三好十郎 | 5分以内 | |
1 甚太郎オジサン コノ袋ノ中ニワ 仁丹ト ウカイ散ト 手ヌグイガ入ットル ソレカラ、ノンキーガ入ットル 昨日、裏ノ、オ染サント二人デ 町カラ買ッテ来タモノデス。 | |||
| 棺の後ろから | 三好十郎 | 10分以内 | |
1 爺さん、立上れ! お前はそっちを担いでくれ、俺はこっちを担ぐ 泣くな、爺さん、これがどうしたと言うんだ? 死んだんだ、死んだだけだ そして死ぬと言う事は死ぬことだ―― 「お粥でいいから、ねえ、食べさして」 と彼奴が言った時に、 お粥はおろか、のりも無かったことだ。 | |||
| 窓にて | 山村暮鳥 | 5分以内 | |
うらの窓から見ると すぐ窓下の庭にあるひねくれ曲った一本の木 すっかり葉っぱの落ちつくした それは大きないちじくの木だ そこに槇の生垣がある その外は一めんの野菜畠で 菜っぱや大根が葱もいっしょに青々としている その上をわたってくる松風や浪の音 朝々のきっぱりした汽船の汽笛 みよ雪のようなけさの大霜を 河向うの篠やぶでは 鵙がひきさかれるような声をして鳴いている ふたたび裏庭のいちじくの木をみると | |||
| 泥沼呪文 | 細井和喜蔵 | 5分以内 | |
人生凡そ金の無い程つらい事はない 人間凡そ米の無い程なさけない事はない。 | |||
| 遥かなる憧憬 | 西村陽吉 | 5分以内 | |
所有者 『万物は万人のものなり、 何人の私有すべきものに非ず』 この思想のいかに当然にして、 しかして美しくして、 しかして、 いかに遠く我らの相距りたることよ! 我らは何物をも持たず、 げに何物をも持たず、 街を歩みて何物の一つをも、 これを自由にし、使用し、消費する能わず、 石ころの一つにも、 一木の枝にも、 その所有主の名は刻さる。 | |||
| 夕がたの人々 | 西村陽吉 | 5分以内 | |
※ かあいそうな娘さんたちよ、 夕方の町を二三人ずつ群を成して、 いかめしい煉瓦造りの裏門から、 吐きだされてゆく娘さんたちよ、 おしろいをきれいに顔につけて、 折目のただしい海老茶の袴をはき、 白足袋に日和下駄をはいてはいるけれど、 手に抱えている風呂敷包みの中は、 お弁当のからばこ、白い事務服、それから紅い鼻緒の上草履のようなもの。 | |||
| 城山のことなど | 桜間中庸 | 5分以内 | |
城山は冬がいゝ。 | |||
| 逗子 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
濱に出て砂にころべは夕さりて町に歸ればしみじみと、思ひ出ぬるふるさとのこと。 | |||
| 短索 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
生を享けた喜びを感じなければならない。 | |||
| 東京 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
鈴かけの街路樹。 | |||
| 冬至 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
あをいタイルの浴槽にひたつてゐる。 | |||
| 獏 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
獏――私はたまらなくこの字が好きでありこの音が好きである。 | |||
| 墓地 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
郷里につくと、その日の中にか翌日の朝かには、きつと、家の墓地に鎌と笹掃木を手にして出かける。 | |||
| 窓を開く | 桜間中庸 | 5分以内 | |
これが十二月の空であらうか。 | |||
| 夢 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
美しい夢を見た。 | |||
| リズム(詩の)に就いての再考察 | 桜間中庸 | 5分以内 | |
永い間「影のリズム」といふ言葉を私は獨り考へて來た。 | |||
| 御国のために | 根岸正吉 | 5分以内 | |
歩いて帰れ、歩いて帰れ、 忠君愛国者よ。 | |||
| 落ちぬ血痕 | 根岸正吉 | 5分以内 | |
ヒ――ッ アレ――ッ 女の悲鳴驚愕の叫び 機械は停まった。 | |||
| 織工 | 根岸正吉 | 5分以内 | |
この一顆を大杉栄氏に呈す 彼は真の技術者にてありき。 | |||
| 場外 | 根岸正吉 | 5分以内 | |
十二時間の勤めを終えて わざわざ郊外からやって来たのだ。 | |||
| 須賀爺 | 根岸正吉 | 5分以内 | |
須賀爺の面の憎さよ。 | |||