城山城趾にて
桜間中庸
『城山城趾にて』は青空文庫で公開されている桜間中庸の短編作品。114文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 114文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 頬にしぶく氷雨忘れて一時を敗軍の士の心しのびぬかなしさは落城のあと冬たけて御所ヶ丸山さびしくそびゆ武士の魂とむらふや音たてゝ枯草山にひたしぶくあめとけ殘る雪まだらなる谷あひに炭燒く煙低く流れぬ。 |
初出 | |
底本 | 日光浴室 櫻間中庸遺稿集 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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