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わがあけくれのうた

桜間中庸

『わがあけくれのうた』は青空文庫で公開されている桜間中庸の短編作品。561文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
561文字
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書出

寢がへりを打てばかなしもザラザラと腦のくづるゝうつろなる音 日毎夜毎吾が悲しみの多くなる如く思ひて今日も亦寢る 思へども思へども心まとまらず濱に出て來て身を横ふる 葉山ゆく馬車高々と過ぎゆきしアスフアルトの上に秋日やわらか 濱に出て砂にまろべば砂もまた吾をいたむかじつと默せり 棄てられし子犬の聲の細まるを聞きてゐたりきかなしき心 砂にねて海を聞きつゝ封切りぬ亂れし文字は友も惱むか あ

初出
底本日光浴室 櫻間中庸遺稿集
表記
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