合唱について
金鍾漢
『合唱について』は青空文庫で公開されている金鍾漢の短編作品。445文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 445文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | きみは半島から来たんぢやないですかだうりですこし変つた顔をしてゐると思つたでもそんな心細い思ひをすることはないですよほら松花江の上流からもはろばろ南京の街はづれからも来てゐるではないかスマトラからもボルネオからもいまには重慶の防空壕からもやつてくるでせうではみんな並んで下さいおお砲口のやうだ整列されてゐる口の横隊それは待つてゐる待ちあぐんでゐるタクトの指さす方向へ未来へやが... |
初出 | 「国民文学」1942(昭和17)年4月号 |
底本 | 〈外地〉の日本語文学選3 朝鮮 |
表記 | 新字旧仮名 |
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