待機
金鍾漢
『待機』は青空文庫で公開されている金鍾漢の短編作品。601文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 601文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 雪がちらついてゐるしんみりしづかに雪がちらついてゐるそのなかをききとしてきみたちはいもうとよまたいとこよおとうとよまなびやへと急いでゐるながいながい昌慶苑の石垣づたひ雪がちらついてゐるしんみりしづかに雪がちらついてゐるちらついてゐるおとうとよまたいとこよいもうとよそれはふりかかるきみたちのかたにたわわな髪の毛にひひとしてやぶれ帽子のうへに十ねんわかくなつてわたくしも... |
初出 | 「国民文学」1942(昭和17)年12月号 |
底本 | 〈外地〉の日本語文学選3 朝鮮 |
表記 | 新字旧仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。