青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 妄想患者 | 牧野信一 | 1時間〜 | |
一 ふつと、軽い夢が消えると、窓先を白い花が散つてゐた。 | |||
| 眠い一日 | 牧野信一 | 60分以内 | |
一 「電灯を点けて煙草を喫かす、喫ひ終ると再び灯りを消してスツポリと夜着を頭から引き被る――真暗だ。彼は、眼を視開いてゐた。……云ふまでもなく、何も考へてゐない。眠り度い! と希ふ心は、とうに麻痺してゐる。……時計の音ばかりが、イヤに勢急に響いて来る、――一寸快よいやうな気もする。――間もなく彼は、また慌てゝ灯りを点ける……。一種特別な疲れを覚えて、また指の先が煙草へ触れる……」 「眠い一日」と | |||
| 熱海へ | 牧野信一 | 30分以内 | |
彼は徳利を倒にして、細君の顔を見返つた。 | |||
| 今後を童話作家に | 小川未明 | 5分以内 | |
自由と純真な人間性と、そして空想的正義の世界にあこがれていた自分は、いつしかその芸術の上でも童話の方へ惹かれて行くようになってしまいました。 | |||
| あとがき | 三好十郎 | 5分以内 | |
「出離」という事は多分西洋にはないことである。 | |||
| 夏の日の夢 | 小泉八雲 | 60分以内 | |
1 その旅館は、楽園のように思えたし、女中たちも天女のようだった。 | |||
| 夜光虫 | 小泉八雲 | 5分以内 | |
月なき無窮の夜空に、あまたの星がきらめいて、横たわる天の河も、ひときわさんざめいている。 | |||
| 手紙 | 小泉八雲 | 30分以内 | |
拝啓 先に長崎からお手紙を差し上げると申しておりましたが、それはかなわない事になりました。 | |||
| 阿房山賦 | 成島柳北 | 5分以内 | |
王政興ツテ四海一ナリ。 | |||
| 祭舌文 | 成島柳北 | 5分以内 | |
明治十年二月十三日、※上子斎戒沐浴シ、恭シク一壜ノ葡萄酒ト一臠ノ牛肉トヲ具ヘテ自ラ其ノ舌ヲ祭ル。 | |||
| 夢殿 | 北原白秋 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] 上巻 [#改丁] [#ページの左右中央] 白良 [#改ページ] [#ページの左右中央] 昭和九年八月中旬、台湾巡歴の帰途、神戸に迎へたる妻子と共に紀州白良温泉に遊ぶ。 | |||
| 入江のほとり | 正宗白鳥 | 1時間〜 | |
一 長兄の栄一が奈良から出した絵葉書は三人の弟と二人の妹の手から手へ渡った。 | |||
| 死児を産む | 葛西善蔵 | 30分以内 | |
この月の二十日前後と産婆に言われている大きな腹して、背丈がずんぐりなので醤油樽か何かでも詰めこんでいるかのような恰好して、おせいは、下宿の子持の女中につれられて、三丁目附近へ産衣の小ぎれを買いに出て行った。 | |||
| 父の出郷 | 葛西善蔵 | 30分以内 | |
ほんのちょっとしたことからだったが、Fを郷里の妻の許に帰してやる気になった。 | |||
| 父の葬式 | 葛西善蔵 | 30分以内 | |
いよいよ明日は父の遺骨を携えて帰郷という段になって、私たちは服装のことでちょっと当惑を感じた。 | |||
| 遊動円木 | 葛西善蔵 | 10分以内 | |
私は奈良にT新夫婦を訪ねて、一週間ほど彼らと遊び暮した。 | |||
| 松の操美人の生埋 | 宇田川文海 | 10分以内 | |
居士は東京に生れ東京に長ちたる者なり。 | |||
| 「鱧の皮 他五篇」解説 | 宇野浩二 | 30分以内 | |
上司小劍は、明治七年十二月十五日に生まれ、昭和二十二年九月二日に死んだ、かぞへ年七十四歳であつた。 | |||
| 春雪の出羽路の三日 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
思いのほかの雪中旅行 昨年十一月に始めて出羽の踏査に着手したその続きを、この春の休暇中にやってみたいと思っている折から、山形県史蹟名勝天然記念物調査委員会の開会式が行われるので、やって来ぬかと理事官の有吉君から言って来られた。 | |||
| 蛾 | 室生犀星 | 30分以内 | |
一 お川師堀武三郎の留守宅では、ちょうど四十九日の法事の読経も終って、湯葉や精進刺身のさかなで、もう坊さんが帰ってから小一時間も経ってからのことであった。 | |||
| 童子 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
一 母親に脚気があるので母乳はいっさい飲まさぬことにした。 | |||
| 明日はメーデー | 槙村浩 | 5分以内 | |
古ぼけたぜんまいがぜいぜいと音を立てて軋る もう十二時になるのに あなたはまだ帰ってこない くすぶった電球の下で 私はもう一度紙きれを拡げてみる ―――八時までにはかならず帰る 待っていてください T 前の道路を行くヘッドライトが 急に大きく ぽっかりと障子にうつる 私はぎっくりして 寒い下着の襟をかき合わす あなたはもう帰ってこない あなたはセンイのオルグ 朝の四時 氷柱を踏んで私たち | |||
| 生ける銃架 | 槙村浩 | 10分以内 | |
高粱[#「高粱」は底本では「高梁」]の畠を分けて銃架の影はけふも続いて行く 銃架よ、お前はおれの心臓に異様な戦慄を与へる――血のやうな夕日を浴びてお前が黙々と進むとき お前の影は人間の形を失ひ、お前の姿[#ルビの「すがれ」はママ]は背嚢に隠れ お前は思想を持たぬたゞ一箇の生ける銃架だ きのふもけふもおれは進んで行く銃架を見た 列の先頭に立つ日章旗、揚々として肥馬に跨る将軍たち、色蒼ざめ[#「色蒼ざ | |||
| 出征 | 槙村浩 | 5分以内 | |
今宵電車は進行を止め、バスは傾いたまゝ動かうともせぬ 沿道の両側は雪崩れうつ群衆、提灯と小旗は濤のように蜒り 歓呼の声が怒濤のように跳ね返るなかをおれたちは次々にアーチを潜り、舗道を踏んで いま駅前の広場に急ぐ おゝ、不思議ではないか かくも万歳の声がおれたちを包み おれたちの旅が かくも民衆の怒雷の歓呼に送られるとは! 春の街は人いきれにむれ返り 銃を持つ手に熱気さへ伝はる 火の海のやうな市 | |||
| 隣の花 | 岸田国士 | 30分以内 | |
一 郊外にある例の小住宅向き二軒長屋。 | |||
| 茶碗の曲線 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
もう二十年以上も昔の話であるが、考古学を専攻していた私の弟が、東大の人類学教室で、土器の研究をしていたことがある。 | |||
| 寺田先生の追憶 | 中谷宇吉郎 | 60分以内 | |
わが師、わが友として、最も影響を受けた人たちと言えば、物心がついてから今日まで、私が個人的に接触したすべての人が、師であり友であった。 | |||
| I駅の一夜 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
まだ戦争中の話である。 | |||
| 私の生まれた家 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
私の郷里は、片山津という、加賀の温泉地である。 | |||
| 流言蜚語 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
八月二十四日の真夜中、当分杜絶になるという最後の連絡船に乗って本州へ渡った。 | |||
| 由布院行 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
去年の夏のことである。 | |||
| 雪を作る話 | 中谷宇吉郎 | 10分以内 | |
これは本当に天然に見られるあの美麗繊細極まる雪の結晶を実験室の中で人工で作る話である。 | |||
| 雪雑記 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
この頃大ていの雪の結晶が皆実験室の中で人工で出来るようになったので、自分ではひとりで面白がっている。 | |||
| 一人の無名作家 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
昭和十年発行の岩波版『芥川竜之介全集』第八巻に「一人の無名作家」という短文がある。 | |||
| 比較科学論 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
一 研究における二つの型 科学が今日のように発達して来ると、専門の分野が、非常に多岐に分れて、研究の方法も、千差万別の観を呈している。 | |||
| 南画を描く話 | 中谷宇吉郎 | 60分以内 | |
昨年の春から、自分では南画と称しているところの墨絵を描くことを始めた。 | |||
| 寺田先生と銀座 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
寺田寅彦先生の連句の中に 春の夜や不二家を出でて千疋屋 という句がある。 | |||
| 淡窓先生の教育 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
先日、日田へ行く機会があったので、広瀬淡窓先生の旧屋、秋風庵を訪ねた。 | |||
| 指導者としての寺田先生 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
先生の臨終の席に御別れして、激しい心の動揺に圧されながらも、私はやむをえぬ事情のために、その晩の夜行で帰家の途に就いた。 | |||
| 語呂の論理 | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
先年北海道で雪の研究に手を付けた時、日本の昔の雪の研究として有名な、土井利位の『雪華図説』と鈴木牧之の『北越雪譜』とを何とかして手に入れたいものと思って、古書の専門店の方へも聞き合せたことがあったが、折悪しくどうも手に入らないので困っていた。 | |||
| 科学と文化 | 中谷宇吉郎 | 10分以内 | |
この頃自然科学上の色々の問題が、文科系統の学問をしている人々の口に度々上っているようである。 | |||
| 科学映画の一考察 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
文化映画の中で特に自然科学を直接対象としたものを科学映画と呼ぶことにする。 | |||
| 『日本石器時代提要』のこと | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
弟治宇二郎が書いた本というのは、表題の『日本石器時代提要』であって、菊判三百ページくらいの堂々たる体裁であった。 | |||
| 「茶碗の湯」のことなど | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
もう三年ばかり前のことであるが、小宮先生の紹介で鈴木三重吉氏の未亡人の方から、『赤い鳥』に昔出ていた通俗科学の話を纏めて、一冊の本にしたいから、その校訂をしてくれというお話があった。 | |||
| 樹園 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
髪白き山田博士が 書いだき帰り往くころ かはたれはしづに這ひ来て ふくよかに木の芽ほごるゝ 鳥飛びて気圧を高み 守衛長〔以下未完〕 ぎごちなき独乙冠詞を 青々となげく窓あり | |||
| 隅田川 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
水はよどみて 日はけぶり 桜は青き 夢の列 汝は酔ひ痴れて うちをどる 泥洲の上に うちをどる 母をはるけき なが弟子は 酔はずさびしく そらを見る その蘆生えの 蘆に立ち ましろきそらを ひとり見る | |||
| 八戸 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
さやかなる夏の衣して ひとびとは汽車を待てども 疾みはてしわれはさびしく 琥珀もて客を待つめり この駅はきりぎしにして 玻璃の窓海景を盛り 幾条の遙けき青や 岬にはあがる白波 南なるかの野の町に 歌ひめとなるならはしの かゞやける唇や頬 われとても昨日はありにき かのひとになべてを捧げ かゞやかに四年を経しに わが胸はにはかに重く 病葉と髪は散りにき モートルの爆音高く 窓過ぐる黒き船あり | |||
| 遊園地工作 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
歳は世紀に曾つて見ぬ 石竹いろと湿潤と 人は三年のひでりゆゑ 食むべき糧もなしといふ 稲かの青き槍の葉は 多く倒れてまた起たず 六条さては四角なる 麦はかじろく空穂しぬ このとききみは千万の 人の糧もてかの原に 亜鉛のいらか丹を塗りて いでゆの町をなすといふ この代あらば野はもつて 千年の計をなすべきに 徒衣ぜい食のやかららに 賤舞の園を供すとか | |||
| 講後 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
いたやと楢の林つきて かの鉛にも続くといへる 広きみねみち見え初めたれば われ師にさきだちて走りのぼり 峯にきたりて悦び叫べり 江釣子森は黒くして脚下にあり 北上の野をへだてて山はけむり そが上に雲の峯かゞやき立てり 人人にまもられて師もやがて来りたまふに みけしき蒼白にして 単衣のせなうるほひ給ひき われなほよろこびやまず 石をもて東の谷になげうちしに その石遙か下方にして 戞として樹をうち ま | |||
| 雹雲砲手 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
なべて葡萄に花さきて 蜂のふるひのせはしきに をちこち青き銅液の 噴霧にひるは来りけり にはかに風のうち死して あたりいよよにまばゆきを 見ずやかしこの青きそら 友よいざ射て雹の雲 | |||