室生犀星の全作品
青空文庫で公開されている室生犀星の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全70件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 抒情小曲集 | 室生犀星 | 60分以内 | |
序曲 芽がつつ立つ ナイフのやうな芽が たつた一本 すつきりと蒼空につつ立つ 抒情詩の精神には音楽が有つ微妙な恍惚と情熱とがこもつてゐて人心に囁く。 | |||
| 愛の詩集 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
みまかりたまひし父上におくる いまは天にいまさむ うつくしき微笑いま われに映りて、我が眉みそらに昂る……。 | |||
| 蜜のあわれ | 室生犀星 | 1時間〜 | |
一、あたいは殺されない 「おじさま、お早うございます。」 「あ、お早う、好いご機嫌らしいね。」 「こんなよいお天気なのに、誰だって機嫌好くしていなきゃ悪いわ、おじさまも、さばさばしたお顔でいらっしゃる。」 「こんなに朝早くやって来て、またおねだりかね。どうも、あやしいな。」 「ううん、いや、ちがう。」 「じゃ何だ。言ってご覧。」 「あのね、このあいだね。あの、」 「うん。」 「このあいだね、小説 | |||
| 性に眼覚める頃 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] 大正八年十月 [#改ページ] 私は七十に近い父と一しょに、寂しい寺領の奥の院で自由に暮した。 | |||
| 或る少女の死まで | 室生犀星 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] 大正八年十一月 [#改ページ] 遠いところで私を呼ぶ声がするので、ふと眼をさますと、枕もとに宿のおかみが立っていた。 | |||
| 幼年時代 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] 大正八年八月 [#改ページ] 一 私はよく実家へ遊びに行った。 | |||
| 生涯の垣根 | 室生犀星 | 30分以内 | |
庭というものも、行きつくところに行きつけば、見たいものは整えられた土と垣根だけであった。 | |||
| 老いたるえびのうた | 室生犀星 | 5分以内 | |
けふはえびのように悲しい 角やらひげやら とげやら一杯生やしてゐるが どれが悲しがつてゐるのか判らない。 | |||
| みずうみ | 室生犀星 | 60分以内 | |
これは何となく人間の老境にかんじられるものを童話でも小説でも散文でもない姿であらわそうとしたものである。 | |||
| 不思議な魚 | 室生犀星 | 30分以内 | |
漁師の子息の李一は、ある秋の日の暮れに町のある都へ書物を買いに出掛けました。 | |||
| ふたりのおばさん | 室生犀星 | 30分以内 | |
一 カニと機械 子どものくせにどうしてタカダのおばさんの家に、たびたび遊びに行ったかといえば、それはおばさんが話しぶりもやさしく子どものいやがるようなことをいわないからであった。 | |||
| 「鶴」と百間先生 | 室生犀星 | 5分以内 | |
このごろ私の随筆集が出たので出版元から是非内田百間さんに批評風な紹介を書いて貰ひたいと頼むと、内田さんは以前室生さんがあまり褒めて呉れたので、改めて褒め返すことが変だといふ理由で控へられたさうである。 | |||
| 星より来れる者 | 室生犀星 | 60分以内 | |
「星より來れる者」序 このごろ詩はぽつりぽつりとしかできない。 | |||
| 汽車で逢つた女 | 室生犀星 | 30分以内 | |
二丁目六十九番地といふのは、二軒の家を三軒にわけたやうな、入口にすぐ階段があつて、二階が上り口の四疊半から見上げられる位置にあつた。 | |||
| 幻影の都市 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
かれは時には悩ましげな呉服店の広告画に描かれた殆ど普通の女と同じいくらいの、円い女の肉顔を人人が寝静まったころを見計って壁に吊るしたりしながら、飽くこともなく凝視めるか、そうでなければ、やはり俗悪な何とかサイダアのこれも同じい広告画を壁に張りつけるかして、にがい煙草をふかすかでなければ冷たい酒を何時までも飲みつづけるのである。 | |||
| 陶古の女人 | 室生犀星 | 30分以内 | |
きょうも鬱々としてまた愉しく、何度も置きかえ、置く場所をえらび、光線の来るところに誘われて運び、或いはどうしても一個の形態でさだまらない場合、二つあてを捉え、二つの壺が相伴われて置かれると、二つともに迫力を失うので、また別々に引き放して飾って見たりした、何の事はない相当重みのある陶器をけさからずっと動かしつづめにいた。 | |||
| 三階の家 | 室生犀星 | 30分以内 | |
三階の家は坂の中程にあった。 | |||
| 神のない子 | 室生犀星 | 30分以内 | |
ミツは雨戸に鍵をかけて出かけたが、その前に勘三も仕事に出かけた。 | |||
| 帆の世界 | 室生犀星 | 60分以内 | |
私は女の裸體といふものをつねに怖れた。 | |||
| しゃりこうべ | 室生犀星 | 30分以内 | |
電燈の下にいつでも座っているものは誰だろう、――いつだって、どういう時だって、まじまじと瞬きもしないでそれの光を眺めているか、もしくはその光を肩から腰へかけて受けているかして、そうして何時も眼に触れてくるものは、一たい何処の人間だろう、――かれはどういう時でも何か用事ありげな容子で動いているが、しかしその用事がなくなると凝然と座ってそして物を縫うとか、あるいは口をうごかしているとか、または指を折っ | |||
| 舌を噛み切った女 | 室生犀星 | 30分以内 | |
京にのぼる供は二十人くらい、虫の垂衣で蔽うた馬上の女のすがたは、遠目にも朝涼の中で清艶を極めたものであった。 | |||
| 渚 | 室生犀星 | 60分以内 | |
齒醫者への出がけに、ななえが來た。 | |||
| あじゃり | 室生犀星 | 30分以内 | |
下野富田の村の菊世という女は、快庵禅師にその時の容子を話して聞かした。 | |||
| お小姓児太郎 | 室生犀星 | 30分以内 | |
一 髪結弥吉は、朝のうちのお呼びで、明るい下り屋敷の詰所で、稚児小姓児太郎の朝髪のみだれを撫でつけていた。 | |||
| 蒼白き巣窟 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
私はいつも其處の路次へ這入ると、あちこちの暗い穴のやうな通り拔けや、墨汁のやうな泥寧の小路から吐き出される種々な階級の人々を見た。 | |||
| 天狗 | 室生犀星 | 10分以内 | |
一 城下の町なみは、古い樹木に囲まれていたため、よく、小間使いや女中、火の見仲間などが、夕方近い、うす暗がりのなかで、膝がしらを斬られた。 | |||
| 命 | 室生犀星 | 60分以内 | |
お咲は庖丁をとぎ、淺吉は屋根の上をつたひながら※し茅を施してゐる。 | |||
| ゆめの話 | 室生犀星 | 10分以内 | |
むかし加賀百万石の城下に、長町という武士町がありました。 | |||
| 芥川の原稿 | 室生犀星 | 10分以内 | |
まだそんなに親しい方ではなく、多分三度目くらいに訪ねた或日、芥川の書斎には先客があった。 | |||
| 末野女 | 室生犀星 | 60分以内 | |
一人の吃りの男に、道順を尋ねる二人づれの男がゐて、道すぢのことで、三人が烈しく吃り合ひながら、あちらの道を曲るのだとか、こちらの小路からはいつて行くのだとか言つて、ちんぷん、かんぷん言葉が亂れて譯が判らなくなつて了つた。 | |||
| 香爐を盗む | 室生犀星 | 60分以内 | |
男が出かけようとすると、何時の間にか女が音もなく玄関に立っていて、茶色の帽子をさし出した。 | |||
| 荻吹く歌 | 室生犀星 | 30分以内 | |
あしからじとてこそ人の別れけめ 何かなにはの浦はすみうき 大和物語 寝についてもいうことは何時もただ一つ、京にのぼり宮仕して一身を立てなおすことであった。 | |||
| 野に臥す者 | 室生犀星 | 60分以内 | |
経之の母御は朝のあいさつを交したあとに、ふしぎそうな面持でいった。 | |||
| 忘春詩集 | 室生犀星 | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] 佐藤惣之助兄におくる [#改ページ] 忘春詩集序言 この詩集がはしなく忘春と名づけられたのも、今から考へると何となく相応しいやうな気がする。 | |||
| 庭をつくる人 | 室生犀星 | 30分以内 | |
つくばい つれづれ草に水は浅いほどよいと書いてある。 | |||
| 我が愛する詩人の伝記 | 室生犀星 | 1時間〜 | |
北原白秋 高村光太郎(撮影・浜谷浩) [#改ページ] 萩原朔太郎 釈迢空(撮影・浜谷浩) 堀辰雄 [#改ページ] 立原道造 津村信夫 山村暮鳥 [#改ページ] 百田宗治 千家元麿 島崎藤村(撮影・土門拳) [#改丁] 北原白秋 明治四十二年三月、北原白秋の処女詩集『邪宗門』が自費出版された。 | |||
| われはうたえども やぶれかぶれ | 室生犀星 | 1時間〜 | |
詩を書くのにも一々平常からメモをとっている。 | |||
| 京洛日記 | 室生犀星 | 60分以内 | |
前書 十年前に金澤にゐて京都の寺を見に出かけようとして、芥川龍之介君に手紙を出してその話をすると、簡單な京案内のやうなものを書いて呉れた。 | |||
| めたん子伝 | 室生犀星 | 60分以内 | |
めたん子はしぜん町の片側に寄り切られ、皮紐とか棒切れとかで、肩先や手で小突かれ、惡い日は馬ふんを蹶とばして、ぶつかけられてゐた。 | |||
| 聖ぷりずみすとに与う | 室生犀星 | 5分以内 | |
尊兄の詩篇に鋭角な玻璃状韻律を発見したのは極めて最近である。 | |||
| ヒッポドロム | 室生犀星 | 30分以内 | |
曇天の灰白い天幕が三角型に、煉瓦の塔の際に、これも又曇った雪ぞらのように真寂しく張られてあった、風の激しい日で、風を胎んだ天幕の脚が、吹き上げられ、陰気な鳴りかぜが耳もとを掠めた、その隙間に、青い空が広濶とつづいていた。 | |||
| わが愛する詩人の伝記(三) | 室生犀星 | 30分以内 | |
萩原朔太郎の長女の葉子さんが、この頃或る同人雑誌に父朔太郎の思い出という一文を掲載、私はそれを読んで文章の巧みさがよく父朔太郎の手をにぎり締めていること、そして娘というものがいかに父親を油断なく、見守り続けているかに感心した。 | |||
| ザボンの実る木のもとに | 室生犀星 | 10分以内 | |
女の童に就いて。 | |||
| 〈我が愛する詩人の伝記〉(補遺) | 室生犀星 | 30分以内 | |
佐藤惣之助 詩人佐藤惣之助は明治二十三年十二月三日、川崎市砂子の宿場脇本陣の旧家に生れ、私より一つ歳下であった。 | |||
| 純情小曲集 | 室生犀星 | 5分以内 | |
萩原の今ゐる二階家から本郷動坂あたりの町家の屋根が見え、木立を透いて赤い色の三角形の支那風な旗が、いつも行くごとに閃めいて見えた。 | |||
| 日本の庭 | 室生犀星 | 10分以内 | |
純日本的な美しさの最も高いものは庭である。 | |||
| 後の日の童子 | 室生犀星 | 60分以内 | |
一 夕方になると、一人の童子が門の前の、表札の剥げ落ちた文字を読み上げていた。 | |||
| 聖三稜玻璃 | 室生犀星 | 5分以内 | |
尊兄の詩篇に鋭角な玻璃状韻律を發見したのは極めて最近である。 | |||
| 螽蟖の記 | 室生犀星 | 10分以内 | |
きりぎりすは夜明けの四時になると鳴き止む。 | |||
| 交友録より | 室生犀星 | 5分以内 | |
萩原朔太郎 二十年の友。 | |||
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