ブンゴウサーチ

生ける銃架――満洲駐屯軍兵卒に――

槙村浩

『生ける銃架』は青空文庫で公開されている槙村浩の短編作品。2,141文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
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2,141文字
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高粱[#「高粱」は底本では「高梁」]の畠を分けて銃架の影はけふも続いて行く 銃架よ、お前はおれの心臓に異様な戦慄を与へる――血のやうな夕日を浴びてお前が黙々と進むとき お前の影は人間の形を失ひ、お前の姿[#ルビの「すがれ」はママ]は背嚢に隠れ お前は思想を持たぬたゞ一箇の生ける銃架だ きのふもけふもおれは進んで行く銃架を見た 列の先頭に立つ日章旗、揚々として肥馬に跨る将軍たち、色蒼ざめ[#「色蒼ざ

初出「大衆の友 創刊号」1932(昭和7)年2月5日
底本槇村浩詩集
表記
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