青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| プロレタリア童謡の活用に関する覚書 | 槙本楠郎 | 30分以内 | |
一、プロレタリア童謠は如何に活用され得る性質のものであるか? 無論、「煽×、宣×、組織の言葉」を標語とするプロレタリア詩の一分化であるから、當然プロレタリア[#「プロレタリア」は底本では「プロレリタア」]童謠はプロレツト・カルトに役立つべきものである。 | |||
| 或る国のこよみ | 片山広子 | 10分以内 | |
はじめに生れたのは歓びの霊である、この新しい年をよろこべ! 一月 霊はまだ目がさめぬ 二月 虹を織る 三月 雨のなかに微笑する 四月 白と緑の衣を着る 五月 世界の青春 六月 壮厳 七月 二つの世界にゐる 八月 色彩 九月 美を夢みる 十月 溜息する 十一月 おとろへる 十二月 眠る ケルトの古い言ひつたへかもしれない、或るふるぼけた本の最後の頁に何のつながりもなくこの暦 | |||
| 大へび小へび | 片山広子 | 30分以内 | |
日本では蛇の昔ばなしがたくさんあるが、アイルランドの伝説にも蛇が多いやうである。 | |||
| 季節の変るごとに | 片山広子 | 10分以内 | |
季節の変るごとに、武蔵野はそれより一足先きに春秋の風がふき、霜も雪も早く来る、夏草が茂るのも早い。 | |||
| 三本の棗 | 片山広子 | 5分以内 | |
いま浜田山の庭にある棗の木は私にとつては三本目の棗である。 | |||
| 灯火節 | 片山広子 | 5分以内 | |
先日読んだ話のなかに燈火節といふ字が出てゐた、二月の何日であつたか日が分らないまま読んでゐたのを、今日辞書で探してみると、燈火節二月二日、旧教にては、この日に蝋燭行列をなし、一年中に用ひる蝋燭を祓ひ清むる風習あるを以てこの名あり、とあつた。 | |||
| 東北の家 | 片山広子 | 30分以内 | |
東北に子の住む家を見にくれば白き仔猫が鈴振りゐたり 東京に生れて東京にそだち東京で縁づいたFが、はじめて仙台に住むことになつたのは昭和十六年の夏であつた。 | |||
| 浜田山の話 | 片山広子 | 10分以内 | |
和染の大家である木村和一氏が大森新井宿の家を引払つて井の頭線浜田山に移られた後、その改築された殆ど新築のやうな意気なお家を私は娘につれられてお訪ねした。 | |||
| ばらの花五つ | 片山広子 | 5分以内 | |
むかし私はたいそう暇の多い人間だつた。 | |||
| 豚肉 桃 りんご | 片山広子 | 30分以内 | |
軽井沢の家でY夫人から教へて頂いた豚肉のおそうざい料理はさぞおいしいだらうと思ひながら、まだ一度も試食したことがない。 | |||
| クリティシズムと認識論との関係 | 戸坂潤 | 1時間〜 | |
一 クリティシズムの哲学的意義について、私は前に色々書いたことがある。 | |||
| 哲学の現代的意義 | 戸坂潤 | 60分以内 | |
思想の科学 文学に於ける思想性云々ということがよく云われている。 | |||
| おさんだいしよさま | 野口雨情 | 30分以内 | |
[#ページの左右中央] おさんだいしよさまは、常陸地方の方言、 三台星のことなり。 | |||
| 沙上の夢 | 野口雨情 | 30分以内 | |
[#ページの左右中央] なつかしいのは、故郷の土である。 | |||
| のきばすずめ | 野口雨情 | 5分以内 | |
金雀枝 金雀枝の 花咲く頃は ほととぎすが啼く ほととぎすが啼く 故郷の森の中にも もう 金雀枝の花咲く頃か ほととぎすが啼く ほととぎすが啼く 青い芒 青いすすきに 螢の虫は 夜の細道 夜の細道 通て来る 細いすすきの姿が可愛ネ 細い姿にこがれた螢ネ 夏の短い 夜は明け易や 夜明け頃まで 夜明け頃まで 通て来る 夜明け頃なら ちらちらお星や 夜明け | |||
| 野口雨情民謡叢書 第一篇 | 野口雨情 | 30分以内 | |
田舎乙女 おまへは田舎の 乙女さま お馬で朝草 刈りにゆく 山ほととぎすが 山で啼きや お馬もお耳を たてて聞く 山ほととぎすは 渡り鳥 あの山渡つて どこへゆく 土蜂 草を刈ろとて 鎌研ぎしてりや 蜂がとんで来た 土蜂が 蜂を見てたりや 鎌で指切つた 指を見せたりや 蜂ア逃げた 窓 山を眺めたが 山は物言はぬ 空を眺めたが 空も物言はぬ さうよ、ほんとに | |||
| 万葉の手古奈とうなひ処女 | 杉田久女 | 5分以内 | |
或日私は沈丁花の匂ふ窓辺で万葉集をひもどいてゐる中、ふと高橋虫麿の葦屋の菟名負処女の墓の長歌に逢着して非常な興味を覚えたのである。 | |||
| 真間・蘆屋の昔がたり | 折口信夫 | 60分以内 | |
この国学院大学の前身の国学院、及び国学院大学で、私ども万葉集を習ひました。 | |||
| 初期詩篇 | 原口統三 | 5分以内 | |
天外脱走 日輪は遠く逃げゆく 有明けの天上ふかく 日輪は遠ざかりゆく 仰ぎ見よ暁闇の空 罪びとの涙もしるく 薄冥の雲間に凍り 日輪は遠く消えゆく 一九四三・十二・三十一 [#改ページ] 海に眠る日 海に溶け込む太陽だ ランボオ かれは真昼の海に眠る。 | |||
| チェーホフの短篇に就いて | 神西清 | 30分以内 | |
先日、カサリン・マンスフィールドの短篇集を読む機会があって大変たのしかった。 | |||
| 茶の本 | 岡倉由三郎 | 10分以内 | |
たやすく郷党に容れられ、広く同胞に理解されるには、兄の性行に狷介味があまりに多かった。 | |||
| 茶の本 | 村岡博 | 5分以内 | |
この『茶の本』はかつて『亡羊』に載せた訳に多少筆を加えまとめてこの文庫に収めたものである。 | |||
| 茶の本 | 村岡博 | 5分以内 | |
改版にあたって、多少改訳を施し遺漏を補い、さらに一般読者のために注を増補した。 | |||
| 狸問答 | 鈴木鼓村 | 5分以内 | |
私は、よく怪物に勝つことがあるよ、しかし或は負けていたのかもしれないがね―― 数年前、さる家を訪ねて、昼飯の馳走に与って、やがてその家を辞して、ぶらぶら向島の寺島村の堤にかかったのが、四時頃のことだ、秋の頃で戸外は未だ中々明るい、私が昼の膳に出してくれた、塩鰹が非常に好味といったので、その主人が、それなら、まだ残っているこの片身を持って行きたまえというので、それを新聞紙に包んでもらって、片手に提 | |||
| 二面の箏 | 鈴木鼓村 | 30分以内 | |
自分の京都時代にあった咄をしよう。 | |||
| 雪の透く袖 | 鈴木鼓村 | 10分以内 | |
古びた手帳を繰ると、明治廿二年の秋、私は東北の或聯隊に軍曹をして奉職していたことがあった。 | |||
| 今戸狐 | 小山内薫 | 5分以内 | |
これは狐か狸だろう、矢張、俳優だが、数年以前のこと、今の沢村宗十郎氏の門弟で某という男が、或夏の晩他所からの帰りが大分遅くなったので、折詰を片手にしながら、てくてく馬道の通りを急いでやって来て、さて聖天下の今戸橋のところまで来ると、四辺は一面の出水で、最早如何することも出来ない、車屋と思ったが、あたりには、人の影もない、橋の上も一尺ばかり水が出て、濁水がゴーゴーという音を立てて、隅田川の方へ流込ん | |||
| 因果 | 小山内薫 | 5分以内 | |
俳優というものは、如何いうものか、こういう談を沢山に持っている、これも或俳優が実見した談だ。 | |||
| 女の膝 | 小山内薫 | 5分以内 | |
私の実見は、唯のこれが一度だが、実際にいやだった、それは曾て、麹町三番町に住んでいた時なので、其家の間取というのは、頗る稀れな、一寸字に書いてみようなら、恰も呂の字の形とでも言おうか、その中央の棒が廊下ともつかず座敷ともつかぬ、細長い部屋になっていて、妙に悪るく陰気で暗い処だった。 | |||
| 菜の花物語 | 児玉花外 | 10分以内 | |
大和めぐりとは畿内では名高い名所廻りなのだ。 | |||
| 夜釣の怪 | 池田輝方 | 5分以内 | |
私の祖父は釣が所好でして、よく、王子の扇屋の主人や、千住の女郎屋の主人なぞと一緒に釣に行きました。 | |||
| 怪物屋敷 | 柳川春葉 | 10分以内 | |
私が北豊島郡染井の家に移ったのが、明治三十五年の春であった。 | |||
| 青銅鬼 | 柳川春葉 | 5分以内 | |
何日だったか、一寸忘れたが、或冬の夜のこと、私は小石川区金富町の石橋思案氏の家を訪れて、其処を辞したのは、最早十一時頃だ、非常に真暗な晩なので、全く鼻を撮まれても解らないほどであった、ふいと私は氏の門を出て、四五間行くと、その細い横町の先方から、低く草履の音がして、道の片隅を来るものがある、私は手に巻煙草を持っていたので、漸々二人が近寄って遂に通過ぎる途端、私は思わずその煙草を一服強く吸った拍子に | |||
| 一つ枕 | 柳川春葉 | 5分以内 | |
これは友人の談だ、ある年の春の末、もう青葉の頃だったが、その男は一夜友人に誘われて吉原のさる青楼へ上った、前夜は流連をして、その日も朝から酒を飲んでいたが、如何にも面白くない、友人に断って自分だけは帰ろうとしたが、友人が無理に引止めるので、仕方なしに、その宵はまだ早かったが、三階の一番隅の部屋で、一人寝ていると、外もそろそろ賑になって来たようだが、自分の部屋の近所ではヒッソリと静かで、時々下の方で | |||
| 月夜峠 | 水野葉舟 | 5分以内 | |
これも同じく遠野で聞いた談だ。 | |||
| 取り交ぜて | 水野葉舟 | 5分以内 | |
○ 高橋五郎氏に聴いた話である。 | |||
| テレパシー | 水野葉舟 | 5分以内 | |
怪談の中でも、人間が死ぬ断末魔の刹那に遠く離れて居る、親しい者へ、知らせるというのは、決して怪談というべき類では無かろうと思う、これは立派な精神的作用で、矢張一種のテレパシーなのだ。 | |||
| 感応 | 岩村透 | 5分以内 | |
私がまだ巴里で画生をしていた時分は、一緒に部屋借りをしていたのは、布哇生れの米国人であった。 | |||
| 死体室 | 岩村透 | 5分以内 | |
私は今度躯に腫物が出来たので、これは是非共、入院して切開をしなければ、いけないと云うから、致方なく、京都の某病院へ入りました。 | |||
| 大叫喚 | 岩村透 | 5分以内 | |
これも、矢張メリケン幽霊だ。 | |||
| 不吉の音と学士会院の鐘 | 岩村透 | 10分以内 | |
昼も見えたそうだね。 | |||
| 子供の霊 | 岡崎雪声 | 5分以内 | |
私が十三歳の時だから、丁度慶応三年の頃だ、当時私は京都寺町通の或る書房に居たのであるが、その頃に其頃の主人夫婦の間に、男の子が生れた。 | |||
| 死神 | 岡崎雪声 | 5分以内 | |
往来で放歌をすることは、近頃大分厳ましくなったが、或意味からいうと許してもよさそうなものだ、というのは、淋しい所などを夜遅く一人などで通る時には、黙って行くと、自然下らぬ考事などが起って、遂には何かに襲われるといったような事がある、もしこの場合に、謡曲の好きな人なら、それを唸るとか、詩吟を口吟むとか、清元をやるとか、何か気を紛らして、そんな満らぬ考を打消すと、結局夢中にそんな所も過ぎるので、これ等 | |||
| 白い蝶 | 岡田三郎助 | 5分以内 | |
友の家を出たのは、最早夕暮であった、秋の初旬のことで、まだ浴衣を着ていたが、海の方から吹いて来る風は、さすがに肌寒い、少し雨催の日で、空には一面に灰色の雲が覆い拡って、星の光も見えない何となく憂鬱な夕だ、四隣に燈がポツリポツリと見え初めて、人の顔などが、最早明白とは解らず、物の色が凡て黄ろくなる頃であった。 | |||
| 薄どろどろ | 尾上梅幸 | 5分以内 | |
▲幽霊の家柄でいて、幽霊種がないというのはちと妙なものですが、実際私の経験という方からいっては、幽霊談皆無といっても可いのです、尤もこれは幽霊でない、夢の事ですが、私を育ててくれた乳母が名古屋に居まして、私が子供の内に銀杏が好で仕様がないものだから、東京へ来ても、わざわざ心にかけて贈ってくれる。 | |||
| 鬼無菊 | 北村四海 | 5分以内 | |
信州の戸隠山麓なる鬼無村という僻村は、避暑地として中々佳い土地である、自分は数年前の夏のこと脚気の為め、保養がてらに、数週間、此地に逗留していた事があった。 | |||
| 頭上の響 | 北村四海 | 5分以内 | |
「君、如何だ、近頃は不思議が無いか」 私の友人は、よく私にこういうて笑うが、私には如何してもそれが冗談として打消されない、矢張何か一種の神秘作用としか思われないのである、如何いうものか吉兆の方は無い――尤も私の今日までの境遇上からでもあろうが――が奇妙に凶事に関しては、事件の大小を論せず、必ず自分には前報がある、遅いのは三四日前、早いのは一年も二年も以前にちゃんと解る、如何して知れるというと、即 | |||
| 千ヶ寺詣 | 北村四海 | 5分以内 | |
現今私の家に居る門弟の実見談だが、所は越後国西頸城郡市振村というところ、その男がまだ十二三の頃だそうだ、自分の家の直き近所に、勘太郎という樵夫の老爺が住んでいたが、倅は漁夫で、十七ばかりになる娘との親子三人暮であった、ところがこの家というのは、世にも哀れむべき、癩病の血統なので、娘は既に年頃になっても、何処からも貰手がない、娘もそれを覚ったが、偶然、或時父兄の前に言出でて、自分は一代法華をして、諸 | |||
| 闥の響 | 北村四海 | 5分以内 | |
私が巴里に居た時、一時、リャンコルン街の五十番に家を借りていた事がある、この家屋は四階建で、私の居たのもこの四階の上であった、すると隣家に十二ばかりの女の子を上に八歳ばかりと五歳ばかりの男の子が居た。 | |||
| 「言語の起原」附記 | 森鴎外 | 10分以内 | |
此言語起原の一篇は江村學人の草する所なり。 | |||