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1時間〜で読める青空文庫の長編作品

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

201-250件 / 全1,721件
作品名著者読了時間人気
殺意(ストリップショウ)三好十郎
1時間〜
打楽器だけのダンス曲。
白蟻小栗虫太郎
1時間〜
かようなことを、作者として、口にすべきではないであろうが、自分が書いた幾つかのなかでも、やはり好きなものと、嫌いなものとの別が、あるのは否まれぬと思う。
肝臓先生坂口安吾
1時間〜
終戦後二年目の八月十五日のことであるが、伊豆の伊東温泉に三浦按針祭というものが行われて、当日に限って伊東市は一切の禁令を解除し、旅館や飲食店はお酒をジャン/\のませてもよいし、スシでもドンブリでも何を売ってもよろしい、という地区司令官の布告がでたという。
源氏物語紫式部
1時間〜
こひしさも悲しきことも知らぬなり真木の柱にならまほしけれ(晶子)「帝のお耳にはいって、御不快に思召すようなことがあってもおそれおおい。
源氏物語紫式部
1時間〜
二ごころたれ先づもちてさびしくも悲しき世をば作り初めけん(晶子)小侍従が書いて来たことは道理に違いないがまた露骨なひどい言葉だとも衛門督には思われた。
わが町織田作之助
1時間〜
わが町織田作之助第一章明治マニラをバギオに結ぶベンゲット道路のうち、ダグバン・バギオ山頂間八十キロの開鑿(さく)は、工事監督のケノン少佐が開通式と同時に将軍になったというくらいの難工事であった。
源氏物語紫式部
1時間〜
死ぬる日を罪むくいなど言ふきはの涙に似ざる火のしづくおつ(晶子)右衛門督の病気は快方に向くことなしに春が来た。
源氏物語紫式部
1時間〜
つま戸より清き男の出づるころ後夜の律師のまう上るころ(晶子)一人の夫人の忠実な良人という評判があって、品行方正を標榜していた源左大将であったが、今は女二の宮に心を惹(ひ)かれる人になって、世間体は故人への友情を忘れないふうに作りながら、引き続いて一条第をお訪ねすることをしていた。
源氏物語紫式部
1時間〜
何よりも危ふきものとかねて見し小舟の中にみづからを置く(晶子)兵部卿の宮は美しい人をほのかに御覧になったあの秋の夕べのことをどうしてもお忘れになることができなかった。
十二支考南方熊楠
1時間〜
南洋ニュウブリツン土人の説に、犬はもと直立して歩み甚だ速やかに走って多くの人を殺した。
ニコライ・ゴーゴリ
1時間〜
三月の二十五日にペテルブルグで奇妙きてれつな事件がもちあがった。
源氏物語紫式部
1時間〜
ほど近き法の御山をたのみたる女郎花かと見ゆるなりけれ(晶子)そのころ比叡の横川に某僧都といって人格の高い僧があった。
源氏物語紫式部
1時間〜
ひと時は目に見しものをかげろふのあるかなきかを知らぬはかなき(晶子)宇治の山荘では浮舟の姫君の姿のなくなったことに驚き、いろいろと捜し求めるのに努めたが、何のかいもなかった。
源氏物語紫式部
1時間〜
朝の月涙のごとくましろけれ御寺の鐘の水渡る時(晶子)二月の二十日過ぎに兵部卿の宮は大和の初瀬寺へ参詣をあそばされることになった。
源氏物語紫式部
1時間〜
ありし世の霧来て袖を濡(ぬ)らしけりわりなけれども宇治近づけば(晶子)源右大将は常陸守の養女に興味は覚えながらも、しいて筑波の葉山繁山を分け入るのは軽々しいことと人の批議するのが思われ、自身でも恥ずかしい気のされる家であるために、はばかって手紙すら送りえずにいた。
源氏物語紫式部
1時間〜
姫たちは常少女にて春ごとに花あらそひをくり返せかし(晶子)ここに書くのは源氏の君一族とも離れた、最近に亡くなった関白太政大臣の家の話である。
源氏物語紫式部
1時間〜
心をば火の思ひもて焼かましと願ひき身をば煙にぞする(晶子)長い年月馴(な)れた河風の音も、今年の秋は耳騒がしく、悲しみを加重するものとばかり宇治の姫君たちは聞きながら、父宮の御一周忌の仏事の用意をしていた。
源氏物語紫式部
1時間〜
あふけなく大御むすめをいにしへの人に似よとも思ひけるかな(晶子)そのころ後宮で藤壺と言われていたのは亡き左大臣の女の女御であった。
かのように森鴎外
1時間〜
朝小間使の雪が火鉢に火を入れに来た時、奥さんが不安らしい顔をして、「秀麿の部屋にはゆうべも又電気が附いていたね」と云った。
十二支考南方熊楠
1時間〜
晋の宗懍の『荊楚歳時記』註に魏の董※(とうくん)の『問礼俗』に曰く、正月一日を鶏と為し、二日を狗(いぬ)と為し、三日を羊、四日を猪(い)、五日を牛、六日を馬、七日を人と為す。
ろまん灯籠太宰治
1時間〜
その八年まえに亡くなった、あの有名な洋画の大家、入江新之助氏の遺家族は皆すこし変っているようである。
十二支考南方熊楠
1時間〜
『古今要覧稿』巻五三一に「およそ十二辰に生物を配当せしは王充の『論衡』に初めて見たれども、『淮南子』に山中未の日主人と称うるは羊なり、『荘子』に〈いまだかつて牧を為さず、而して※(みは)奥に生ず〉といえるを『釈文』に西南隅の未地といいしは羊を以て未に配当せしもその由来古し」と論じた。
海神別荘泉鏡花
1時間〜
時。
滝口入道高山樗牛
1時間〜
第やがて來(こ)む壽永の秋の哀れ、治承の春の樂みに知る由もなく、六歳の後に昔の夢を辿(たど)りて、直衣の袖を絞りし人々には、今宵の歡曾も中々に忘られぬ思寢の涙なるべし。
菜穂子堀辰雄
1時間〜
楡の家第一部一九二六年九月七日、O村にて菜穂子、私はこの日記をお前にいつか読んで貰うために書いておこうと思う。
二重心臓夢野久作
1時間〜
不明の兇漢に探偵劇王刺殺さる孤児となった女優天川呉羽哭(な)いて復讐を誓う秘密を孕む怪悲劇市内大森区山王×××番地轟(とどろき)九蔵氏(四四)は帝都呉服橋電車通、目貫の十字路に聳立する分離派式五層モダン建築、呉服橋劇場の所有主、兼、日本最初の探偵恐怖劇興行者、兼、現代稀有の邪妖劇名女優、天川呉羽嬢の保護者として有名であったが、昨三日(昭和×年八月)諾威公使館に於ける同国皇帝誕辰の祝賀莚(えん)に個人の資格を以て列席後、...
現代忍術伝坂口安吾
1時間〜
その正宗菊松先生就職発奮のこと戦乱破壊のあとゝいうものは、若い者の天下なのである。
思い出の記小泉節子
1時間〜
ヘルンが日本に参りましたのは、明治二十三年の春でございました。
世界怪談名作集エドワード・ジョージ・アール・ブルワー・リットン
1時間〜
わたしの友達――著述家で哲学者である男が、ある日、冗談と真面目と半分まじりな調子で、わたしに話した。
獄中への手紙宮本百合子
1時間〜
一月二日〔巣鴨拘置所の顕治宛駒込林町より(封書)〕初春景物笹の根に霜の柱をきらめかせうらら冬日は空にあまねしこういう奇妙なものをお目にかけます。
ジャン・クリストフロマン・ロラン
1時間〜
いずれの国の人たるを問わず、苦しみ、闘い、ついには勝つべき、あらゆる自由なる魂に、捧(ささ)ぐ。
薄紅梅泉鏡花
1時間〜
麹町九段――中坂は、武蔵鐙、江戸砂子、惣鹿子等によれば、いや、そんな事はどうでもいい。
法窓夜話穂積陳重
1時間〜
父は話好きであります。
忠直卿行状記菊池寛
1時間〜
家康の本陣へ呼び付けられた忠直卿の家老たちは、家康から一たまりもなく叱り飛ばされて散々の首尾であった。
押絵の奇蹟夢野久作
1時間〜
看護婦さんの眠っております隙を見ましては、拙ない女文字を走らせるので御座いますから、さぞかしお読みづらい、おわかりにくい事ばかりと存じますが、取り急ぎますままに幾重にもおゆるし下さいませ。
夢殿殺人事件小栗虫太郎
1時間〜
一、密室の孔雀明王――(前文略)違法とは存じましたけれども、貴方様がお越しになるまで、所轄署への報告を差控える事に致しました。
二つの庭宮本百合子
1時間〜
隣の家の篠竹が根をはって、こちらの通路へほそい筍(たけのこ)を生やしている。
国語音韻の変遷橋本進吉
1時間〜
音韻組織と連音上の法則言語は、すべて一定の音に一定の意味が結合して成立つものであって、音が言語の外形をなし、意味がその内容を成しているのである。
世界怪談名作集ラデャード・キプリング
1時間〜
悪夢よ、私の安息を乱さないでくれ。
十二支考南方熊楠
1時間〜
十二月(大正十一年)初め博文館から「イノシシノゲンコハヤクオクレ」と電信あり、何の事か判らず左思右考するに、上総で蕨(わらび)を念じ、奥州では野猪の歌を唱えて蝮蛇の害を防ぐとか。
空間概念の分析戸坂潤
1時間〜
準備的考察――概念の分析に就いて吾々の問題を正当に提出し得るためには、提出に先立って、次の準備が是非とも必要である。
博物館浜田青陵
1時間〜
[#「朝鮮慶州金冠塚發見の王冠」のキャプション付きの図(fig18371_01.png、横×縦)入る]朝鮮慶州金冠塚發見の王冠[#改丁]はしがき私は『博物館』といふ題で書くことになりましたが、何分博物館といつても、美術考古博物館もあり、科學博物館もあり、そのほかいろ/\の博物館があるので、それを一々説明すれば百科の學(がく)を講釋することになり、それは私には出來ない藝當(げいとう)であるのみならず、一册の本にはとうてい收(をさ)め切れません。
十二支考南方熊楠
1時間〜
話の本文この話は予の知るところでは、『太平記』十五巻に出たのが最も古い完全な物らしい、馬琴の『昔語質屋庫』二に、ある書にいわくと冒頭して引いた文も多分それから抄出したと見える。
狼疾記中島敦
1時間〜
養其一指、而失其肩背、而不知也、則為狼疾人也。
能とは何か夢野久作
1時間〜
二三年前の事、或る若いエスペランチストが私の処へ遊びに来ました序に、瑞西とかのエスペラントの雑誌へ「能」の事を投稿したいから、話してくれないかと頼みました。
冬の花火太宰治
1時間〜
人物。
国語と民俗学折口信夫
1時間〜
国語と民俗学私の題は非常に面白さうな題目ですが、私にはまだこの話を完全に申上げる事が出来ません。
キャラコさん久生十蘭
1時間〜
雲ひとつない紺碧の空。
古代国語の音韻に就いて橋本進吉
1時間〜
我が国の古典を読むについて何かその基礎になるようなことについて話してもらいたいという御依頼でございました。
人狼岡本綺堂
1時間〜
登場人物田原弥三郎弥三郎の妻おいよ弥三郎の妹お妙猟師源五郎ホルトガルの宣教師モウロモウロの弟子正吉村の男善助小坊主昭全村の娘おあさ、おつぎ[#改ページ]第一幕桃山時代の末期、慶長初年の頃。
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