源氏物語52 東屋

紫式部

『源氏物語』は青空文庫で公開されている紫式部の長編作品。41,081文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。

文字数
1時間〜41,081文字
人気
17,374PV
書き出し

ありし世の霧来て袖を濡らしけりわり なけれども宇治近づけば  (晶子)  源右大将は常陸守の養女に興味は覚えながらも、しいて筑波の葉山繁山を分け入るのは軽々しいことと人の批議するのが思われ、自身でも恥ずかしい気のされる家であるために、はばかって手紙すら送りえずにいた。

初出
底本全訳源氏物語 下巻
表記
新字新仮名