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紫式部の全作品

青空文庫で公開されている紫式部の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1-50件 / 全56件
作品名著者読了時間人気
源氏物語紫式部
60分以内
紫のかがやく花と日の光思ひあはざる ことわりもなし      (晶子)  どの天皇様の御代であったか、女御とか更衣とかいわれる後宮がおおぜいいた中に、最上の貴族出身ではないが深い御愛寵を得ている人があった。
源氏物語紫式部
1時間〜
うき夜半の悪夢と共になつかしきゆめ もあとなく消えにけるかな (晶子)  源氏が六条に恋人を持っていたころ、御所からそこへ通う途中で、だいぶ重い病気をし尼になった大弐の乳母を訪ねようとして、五条辺のその家へ来た。
源氏物語紫式部
1時間〜
春の野のうらわか草に親しみていとお ほどかに恋もなりぬる   (晶子)  源氏は瘧病にかかっていた。
源氏物語紫式部
1時間〜
中川の皐月の水に人似たりかたればむ せびよればわななく    (晶子)  光源氏、すばらしい名で、青春を盛り上げてできたような人が思われる。
源氏物語紫式部
30分以内
うつせみのわがうすごろも風流男に馴 れてぬるやとあぢきなきころ(晶子)  眠れない源氏は、 「私はこんなにまで人から冷淡にされたことはこれまでないのだから、今晩はじめて人生は悲しいものだと教えられた。恥ずかしくて生きていられない気がする」  などと言うのを小君は聞いて涙さえもこぼしていた。
源氏物語紫式部
1時間〜
恨めしと人を目におくこともこそ身の おとろへにほかならぬかな (晶子)  天子が新しくお立ちになり、時代の空気が変わってから、源氏は何にも興味が持てなくなっていた。
源氏物語紫式部
60分以内
皮ごろも上に着たれば我妹子は聞くこ とのみな身に沁まぬらし  (晶子)  源氏の君の夕顔を失った悲しみは、月がたち年が変わっても忘れることができなかった。
源氏物語紫式部
60分以内
青海の波しづかなるさまを舞ふ若き心 は下に鳴れども      (晶子)  朱雀院の行幸は十月の十幾日ということになっていた。
源氏物語紫式部
30分以内
春の夜のもやにそひたる月ならん手枕 かしぬ我が仮ぶしに    (晶子)  二月の二十幾日に紫宸殿の桜の宴があった。
源氏物語紫式部
1時間〜
人恋ふる涙をわすれ大海へ引かれ行く べき身かと思ひぬ     (晶子)  当帝の外戚の大臣一派が極端な圧迫をして源氏に不愉快な目を見せることが多くなって行く。
源氏物語紫式部
1時間〜
五十鈴川神のさかひへのがれきぬおも ひあがりしひとの身のはて (晶子)  斎宮の伊勢へ下向される日が近づけば近づくほど御息所は心細くなるのであった。
源氏物語紫式部
30分以内
なほ春のましろき花と見ゆれどもとも に死ぬまで悲しかりけり  (晶子)  紫夫人はあの大病以後病身になって、どこということもなく始終煩っていた。
源氏物語紫式部
10分以内
橘も恋のうれひも散りかへば香をなつ かしみほととぎす鳴く   (晶子)  みずから求めてしている恋愛の苦は昔もこのごろも変わらない源氏であるが、ほかから受ける忍びがたい圧迫が近ごろになってますます加わるばかりであったから、心細くて、人間の生活というものからのがれたい欲求も起こるが、さてそうもならない絆は幾つもあった。
源氏物語紫式部
60分以内
わりなくもわかれがたしとしら玉の涙 をながす琴のいとかな   (晶子)  まだ雨風はやまないし、雷鳴が始終することも同じで幾日かたった。
源氏物語紫式部
60分以内
みをつくし逢はんと祈るみてぐらもわ れのみ神にたてまつるらん (晶子)  須磨の夜の源氏の夢にまざまざとお姿をお現わしになって以来、父帝のことで痛心していた源氏は、帰京ができた今日になってその御菩提を早く弔いたいと仕度をしていた。
源氏物語紫式部
60分以内
道もなき蓬をわけて君ぞこし誰にもま さる身のここちする    (晶子)  源氏が須磨、明石に漂泊っていたころは、京のほうにも悲しく思い暮らす人の多数にあった中でも、しかとした立場を持っている人は、苦しい一面はあっても、たとえば二条の夫人などは、源氏が旅での生活の様子もかなりくわしく通信されていたし、便宜が多くて手紙を書いて出すこともよくできたし、当時無官になっていた源氏の無紋の衣裳も季節に従って
源氏物語紫式部
10分以内
逢坂は関の清水も恋人のあつき涙もな がるるところ       (晶子)  以前の伊予介は院がお崩れになった翌年常陸介になって任地へ下ったので、昔の帚木もつれて行った。
源氏物語紫式部
30分以内
明けくれに昔こひしきこころもて生く る世もはたゆめのうきはし (晶子)  薫は山の延暦寺に着いて、常のとおりに経巻と仏像の供養を営んだ。
源氏物語紫式部
30分以内
あひがたきいつきのみことおもひてき さらに遥かになりゆくものを(晶子)  前斎宮の入内を女院は熱心に促しておいでになった。
源氏物語紫式部
60分以内
あぢきなき松の風かな泣けばなき小琴 をとればおなじ音を弾く  (晶子)  東の院が美々しく落成したので、花散里といわれていた夫人を源氏は移らせた。
源氏物語紫式部
60分以内
さくら散る春の夕のうすぐもの涙とな りて落つる心地に     (晶子)  冬になって来て川沿いの家にいる人は心細い思いをすることが多く、気の落ち着くこともない日の続くのを、源氏も見かねて、 「これではたまらないだろう、私の言っている近い家へ引っ越す決心をなさい」  と勧めるのであったが、「宿変へて待つにも見えずなりぬればつらき所の多くもあるかな」という歌のように、恋人の冷淡に思われることも地理的
源氏物語紫式部
60分以内
みづからはあるかなきかのあさがほと 言ひなす人の忘られぬかな (晶子)  斎院は父宮の喪のために職をお辞しになった。
源氏物語紫式部
30分以内
若やかにうぐひすぞ啼く初春の衣くば られし一人のやうに    (晶子)  新春第一日の空の完全にうららかな光のもとには、どんな家の庭にも雪間の草が緑のけはいを示すし、春らしい霞の中では、芽を含んだ木の枝が生気を見せて煙っているし、それに引かれて人の心ものびやかになっていく。
源氏物語紫式部
1時間〜
雁なくやつらをはなれてただ一つ初恋 をする少年のごと     (晶子)  春になって女院の御一周年が過ぎ、官人が喪服を脱いだのに続いて四月の更衣期になったから、はなやかな空気の満ち渡った初夏であったが、前斎院はなお寂しくつれづれな日を送っておいでになった。
源氏物語紫式部
1時間〜
火のくににおひいでたれば言ふことの 皆恥づかしく頬の染まるかな(晶子)  年月はどんなにたっても、源氏は死んだ夕顔のことを少しも忘れずにいた。
源氏物語紫式部
1時間〜
たちまちに知らぬ花さくおぼつかな天 よりこしをうたがはねども (晶子)  あの六条院の行幸のあった直後から朱雀院の帝は御病気になっておいでになった。
源氏物語紫式部
30分以内
盛りなる御代の后に金の蝶しろがねの 鳥花たてまつる      (晶子)  三月の二十日過ぎ、六条院の春の御殿の庭は平生にもまして多くの花が咲き、多くさえずる小鳥が来て、春はここにばかり好意を見せていると思われるほどの自然の美に満たされていた。
源氏物語紫式部
30分以内
身にしみて物を思へと夏の夜の蛍ほの かに青引きてとぶ     (晶子)  源氏の現在の地位はきわめて重いがもう廷臣としての繁忙もここまでは押し寄せて来ず、のどかな余裕のある生活ができるのであったから、源氏を信頼して来た恋人たちにもそれぞれ安定を与えることができた。
源氏物語紫式部
30分以内
けざやかにめでたき人ぞ在ましたる野 分が開くる絵巻のおくに  (晶子)  中宮のお住居の庭へ植えられた秋草は、今年はことさら種類が多くて、その中へ風流な黒木、赤木のませ垣が所々に結われ、朝露夕露の置き渡すころの優美な野の景色を見ては、春の山も忘れるほどにおもしろかった。
源氏物語紫式部
60分以内
露置きてくれなゐいとど深けれどおも ひ悩めるなでしこの花   (晶子)  炎暑の日に源氏は東の釣殿へ出て涼んでいた。
源氏物語紫式部
5分以内
かきくらす涙か雲かしらねどもひかり 見せねばかかぬ一章    (晶子) [#「雲隠れ」の帖は冒頭の晶子詞のみで本文はありません。
源氏物語紫式部
60分以内
雪ちるや日よりかしこくめでたさも上 なき君の玉のおん輿    (晶子)  源氏は玉鬘に対してあらゆる好意を尽くしているのであるが、人知れぬ恋を持つ点で、南の女王の想像したとおりの不幸な結末を生むのでないかと見えた。
源氏物語紫式部
5分以内
大きなるまゆみのもとに美しくかがり 火もえて涼風ぞ吹く    (晶子)  このごろ、世間では内大臣の新令嬢という言葉を何かのことにつけては言うのを源氏の大臣は聞いて、 「ともかくも深窓に置かれる娘を、最初は大騒ぎもして迎えておきながら、今では世間へ笑いの材料に呈供しているような大臣の気持ちが理解できない。自尊心の強い性質から、ほかで育った娘の出来のよしあしも考えずに呼び寄せたあとで、気に入らない
源氏物語紫式部
1時間〜
二ごころたれ先づもちてさびしくも悲 しき世をば作り初めけん  (晶子)  小侍従が書いて来たことは道理に違いないがまた露骨なひどい言葉だとも衛門督には思われた。
源氏物語紫式部
30分以内
むらさきのふぢばかまをば見よといふ 二人泣きたきここち覚えて (晶子)  尚侍になって御所へお勤めするようにと、源氏はもとより実父の内大臣のほうからも勧めてくることで玉鬘は煩悶をしていた。
源氏物語紫式部
1時間〜
つま戸より清き男の出づるころ後夜の 律師のまう上るころ    (晶子)  一人の夫人の忠実な良人という評判があって、品行方正を標榜していた源左大将であったが、今は女二の宮に心を惹かれる人になって、世間体は故人への友情を忘れないふうに作りながら、引き続いて一条第をお訪ねすることをしていた。
源氏物語紫式部
60分以内
こひしさも悲しきことも知らぬなり真 木の柱にならまほしけれ  (晶子) 「帝のお耳にはいって、御不快に思召すようなことがあってもおそれおおい。当分世間へ知らせないようにしたい」  と源氏からの注意はあっても、右大将は、恋の勝利者である誇りをいつまでも蔭のことにはしておかれないふうであった。
源氏物語紫式部
1時間〜
死ぬる日を罪むくいなど言ふきはの涙 に似ざる火のしづくおつ  (晶子)  右衛門督の病気は快方に向くことなしに春が来た。
源氏物語紫式部
30分以内
天地に春新しく来たりけり光源氏の みむすめのため     (晶子)  源氏が十一歳の姫君の裳着の式をあげるために設けていたことは並み並みの仕度でなかった。
源氏物語紫式部
1時間〜
何よりも危ふきものとかねて見し小舟の 中にみづからを置く     (晶子)  兵部卿の宮は美しい人をほのかに御覧になったあの秋の夕べのことをどうしてもお忘れになることができなかった。
源氏物語紫式部
60分以内
ふぢばなのもとの根ざしは知らねども 枝をかはせる白と紫    (晶子)  六条院の姫君が太子の宮へはいる仕度でだれも繁忙をきわめている時にも、兄の宰相中将は物思いにとらわれていて、ぼんやりとしていることに自身で気がついていた。
源氏物語紫式部
60分以内
帰りこし都の家に音無しの滝はおちね ど涙流るる        (晶子)  恋しさのおさえられない大将はまたも小野の山荘に宮をお訪ねしようとした。
源氏物語紫式部
60分以内
大空の日の光さへつくる世のやうやく 近きここちこそすれ    (晶子)  春の光を御覧になっても、六条院の暗いお気持ちが改まるものでもないのに、表へは新年の賀を申し入れる人たちが続いて参入するのを院はお加減が悪いようにお見せになって、御簾の中にばかりおいでになった。
源氏物語紫式部
30分以内
すずむしは釈迦牟尼仏のおん弟子の君 のためにと秋を浄むる   (晶子)  夏の蓮の花の盛りに、でき上がった入道の姫宮の御持仏の供養が催されることになった。
源氏物語紫式部
30分以内
亡き人の手なれの笛に寄りもこし夢の ゆくへの寒き夜半かな   (晶子)  権大納言の死を惜しむ者が多く、月日がたっても依然として恋しく思う人ばかりであった。
源氏物語紫式部
60分以内
しめやかにこころの濡れぬ川霧の立ち まふ家はあはれなるかな  (晶子)  そのころ世間から存在を無視されておいでになる古い親王がおいでになった。
源氏物語紫式部
30分以内
春の日の光の名残花ぞのに匂ひ薫ると 思ほゆるかな       (晶子)  光君がおかくれになったあとに、そのすぐれた美貌を継ぐと見える人は多くの遺族の中にも求めることが困難であった。
源氏物語紫式部
1時間〜
心をば火の思ひもて焼かましと願ひき 身をば煙にぞする     (晶子)  長い年月馴れた河風の音も、今年の秋は耳騒がしく、悲しみを加重するものとばかり宇治の姫君たちは聞きながら、父宮の御一周忌の仏事の用意をしていた。
源氏物語紫式部
1時間〜
ひと時は目に見しものをかげろふのあ るかなきかを知らぬはかなき(晶子)  宇治の山荘では浮舟の姫君の姿のなくなったことに驚き、いろいろと捜し求めるのに努めたが、何のかいもなかった。
源氏物語紫式部
1時間〜
ほど近き法の御山をたのみたる女郎花 かと見ゆるなりけれ    (晶子)  そのころ比叡の横川に某僧都といって人格の高い僧があった。
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