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肝臓先生

坂口安吾

『肝臓先生』は青空文庫で公開されている坂口安吾の長編作品。25,388文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜
25,388文字
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書出

終戦後二年目の八月十五日のことであるが、伊豆の伊東温泉に三浦按針祭というものが行われて、当日に限って伊東市は一切の禁令を解除し、旅館や飲食店はお酒をジャン/\のませてもよいし、スシでもドンブリでも何を売ってもよろしい、という地区司令官の布告がでたという。

初出「文学界 第四巻第一号」1950(昭和25)年1月1日
底本坂口安吾全集 08
表記
新字新仮名
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