牧野信一の全作品
青空文庫で公開されている牧野信一の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されている牧野信一の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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初夏通信 | 牧野信一 | 10分以内 | |
(封書――。 | |||
読書と生活 | 牧野信一 | 10分以内 | |
驢馬旅行友達のAが私の部屋に現はれて云つた。 | |||
新興芸術派に就ての雑談 | 牧野信一 | 30分以内 | |
S・S・F倶楽部員の座談会。 | |||
附「歌へる日まで」 | 牧野信一 | 10分以内 | |
R村々長殿御手紙拝見いたしました。 | |||
舞踏学校見物 | 牧野信一 | 10分以内 | |
とても蒸暑い日でした。 | |||
〔小林秀雄氏への公開状〕 | 牧野信一 | 5分以内 | |
この手紙を書くべく考へはぢめて、もう十日あまりも経つのであるが、手紙といふても稍かたちの違ふものであるから、起きあがつてからと思つてゐるうちに、中々風邪が治らず、もう間に合ひさうもなくなつたから、寝たまゝ弁解風のことを書く。 | |||
〔モダン紳士十誡〕 | 牧野信一 | 5分以内 | |
*希ひである――。 | |||
推賞寸言 | 牧野信一 | 5分以内 | |
田舎の明るい竹林のほとりに住んでゐる、私の或る知人の簡素な茶室に、一幄の懸物がかゝつてゐた。 | |||
喜劇考 | 牧野信一 | 30分以内 | |
KATA-KOMASドリアン――彼女は私達の愛馬の名前である。 | |||
昭和五年に発表せる創作・評論に就て | 牧野信一 | 5分以内 | |
「僕は哲学と芸術の分岐点に衝突して自由を欠いた頭を持てあました。 | |||
今年発表した一ばん好きな自作について | 牧野信一 | 5分以内 | |
今年発表した作品のうちでは次の三篇に幾分の好意を感ずる。 | |||
彼に就いての挿話 | 牧野信一 | 10分以内 | |
井伏鱒二の作と人。 | |||
西部劇通信 | 牧野信一 | 5分以内 | |
「西部劇通信」に収めた諸篇――「川を遡りて」から「出発」まで――は、私のこの五年間の、主なる作品である。 | |||
驚いた話 | 牧野信一 | 5分以内 | |
去年の冬であつた。 | |||
なつかしき挿話 | 牧野信一 | 5分以内 | |
震災後、未だ雑誌「新演芸」が花やかであつた頃、作家の見たる芝居の印象――といふやうな欄があつて、僕も二三度此処に登場したことがある。 | |||
卓上演説 | 牧野信一 | 30分以内 | |
おゝ皆さん、今宵、この真夏の夜の夢の、いとも花やかなる私達の円卓子にお集りになつた学識に富み夢に恵まれ、且つまたゲルマン系の「冒険の歌」より他に歌らしい歌も弁へぬ南方の蛮人(私)を指命して一場の演説を所望なさるゝといふ最も趣味拡き紳士よ、淑女よ、私は立ち上りました、私はマルテン・ルーテルの祈りを口吟みながら立ち上りました――。 | |||
真夏の夜の夢 | 牧野信一 | 10分以内 | |
上私は「喜劇考」と題して喜劇の発生に関する物語を、宇宙万物の流転の涯しもない煙りが人々の胸に炎えて怖ろしく佗しい道をたどつて行く原始人の底知れぬ落莫感に起因したといふ話を聞いて、自分達の住んだ村の風景を描写することで叙述したことがあるが、喜劇も悲劇も発生の混沌時代にあつては、断じて笑ひとか涙とかで分類出来ぬ――単に人間の、壮麗な宇宙と卑小な生命に戦く恐怖と憧憬の歌に源くのみであつた。 | |||
南風譜・梗概 | 牧野信一 | 5分以内 | |
滝本守夫が父親を失つた後の家庭上の紛争に取り囲まれながら異母妹のローラのアメリカからの訪れを待つてゐるうちに、友達の妹(森百合子)の家出の事などを中心にして彼方此方に様々な形の低気圧が起らうとしてゐる明るい海辺の村の面貌を写し来つたのです。 | |||
満里子のこと | 牧野信一 | 10分以内 | |
苗字は省きますが満里子君は私の少数の女友達のうちで、数年以来変らぬ親愛と信頼とを惜みなく持ち続けてゐる可憐で快活な人です。 | |||
一九三二年に計画する | 牧野信一 | 5分以内 | |
初歩ラテン・ギリシヤ語及び博物の机上研究を計劃します。 | |||
三田に来て | 牧野信一 | 30分以内 | |
結廬古城下時登古城上古城非疇昔今人自来往坂を登り、また坂を登り――そして、石垣の台上に居並ぶ家々のうちで、一番隅つこの、一番小さい家に居を移した。 | |||
山の見える窓にて | 牧野信一 | 5分以内 | |
私はこの町(芝区三田――)で、はじめての春を迎へた。 | |||
手紙 | 牧野信一 | 5分以内 | |
お手紙拝見。 | |||
大音寺君! | 牧野信一 | 5分以内 | |
いつも僕は野球の期節になると何よりも先に屹度大音寺君のことを思ひ出す。 | |||
文学とは何ぞや | 牧野信一 | 10分以内 | |
上その科目は、何であつたか今私は忘却してしまつたが、その科目の受持教授は、数年前に物故された片上伸先生であつた。 | |||
私の万年筆 | 牧野信一 | 5分以内 | |
西暦一九〇三年の?月――日露の講和会議が米のポーツマスに開催されると決定された数ヶ月前に、一人の日本学生が、急にホワイトハウスの何課かに雇入れられました。 | |||
ひとりごと | 牧野信一 | 10分以内 | |
(十月十六日)*きのふ、おとゝひ、さきおとゝひ――と、あゝ、何といふ浅ましさであらう、嫌はれ、軽蔑され、憎がられて、ウマクもない酒をのんでの気違騒ぎ、あゝ、もう厭だ、断然、酒は御免だ。 | |||
嘆きの谷で拾つた懐疑の花びら | 牧野信一 | 10分以内 | |
日記といふものを、逆に時日を遡つて誌さうとしたら、映画のヒルムを逆に回転するやうな混乱に陥るだらうか――今朝、こんなことを考へながら、墓地に隣る生垣の傍らで書きかけの原稿を焼いてゐた。 | |||
写真に添えて | 牧野信一 | 5分以内 | |
この家の納屋で僕は斯んな奇妙な自転車を発見した。 | |||
春の手紙 | 牧野信一 | 5分以内 | |
冬の朝の日差しが深々とした縁先で、去年のノートを拡げてゐると、不図、書きかけの手紙の一片が滾れ落ちた。 | |||
五月六日 | 牧野信一 | 5分以内 | |
一ぺん朝はやく起きたのであつたが、ゆうべから読みかけてゐた「ライネケの話」といふおとぎばなしを感心しながら読んでゐるうちに、うと/\してしまつて風谷龍吉君に起されると、お午だつた。 | |||
「三田文学」と巌谷夫人 | 牧野信一 | 10分以内 | |
これに出てゐる「十二時」といふ小説は、姉のだよと十郎が僕の机の上にあつた「三田文学」を指さしたので、僕はおどろいてそれをとりあげ、早速その場でその小説を読みはぢめたときのことを僕は今でもはつきりと思ひ出せるのだ。 | |||
私の崇拝する偉人 | 牧野信一 | 5分以内 | |
一、崇拝する偉人一、現存の人の裡世界第一の偉人と思惟する人一、右理由一、プラトー、シェイキスピア、ゲーテ一、アインシュタイン。 | |||
「学生警鐘」と風 | 牧野信一 | 30分以内 | |
氷嚢の下旅まくら熱になやみて風を聴くとり落した手鏡の破片にうつるいくつものわが顔湖はひかりてふるさとは遠い*夜をこめて吹き荒んだ風が、次の日もまたその次の日も絶え間もなく鳴りつづけてゐるといふ――そのやうな風に私はこの町ではぢめて出遇つた。 | |||
魚籃坂にて | 牧野信一 | 10分以内 | |
魚籃坂に住んで二度目の夏を迎へるわけだが、割合にこのあたりは住み心地が佳いのだらうか、何時何処に移つても直ぐその翌日あたりから、さてこの次は何処に住まうかといふやうなことを考へはじめるのが癖なのに、そしてひとりでそつと上眼をつかひながら、放浪といふ言葉などを想ひ描いて切なく寂し気な夢を追ふのが癖なのに、珍らしくもあまり引越しのことなどは考へずに――また夏となつた。 | |||
〔婦人手紙範例文〕 | 牧野信一 | 30分以内 | |
転地してゐる義妹へ何や彼やと毎日のことばかりに追はれて、ついついお手紙さへも書きおくれて居りましたこと、どうぞおゆるし下さい。 | |||
水車小屋の日誌 | 牧野信一 | 10分以内 | |
今度東京へ戻つてからの住むべき部屋を頼む意味の手紙を八代龍太に書くつもりで、炉端で鉛筆を削つた。 | |||
その村を憶ひて | 牧野信一 | 30分以内 | |
怒田村のこと鬼涙、寄生木、夜見、五郎丸、鬼柳、深堀、怒田、竜巻、惣領、赤松、金棒、鍋川――足柄の奥地に、昔ながらのさゝやかな巣を営んでゐるそれらの村々を私は渡り歩いて、昆虫採集に没頭してゐた。 | |||
私が占ひに観て貰つた時 | 牧野信一 | 5分以内 | |
自分からすゝんで占ひを観て貰つたことはないが、十七八歳の頃祖母が突然小生の面上のほくろを気にしはぢめて、占ひ者に謀り、何れと何れとを抹殺すべきかと二三を指摘し、さて占者は小生を静座せしめて、はたとその面を睨めて物凄い声で気合ひをかけた。 | |||
今年の文壇を回顧する | 牧野信一 | 5分以内 | |
一、昭和八年度文壇は貴下に如何なる感想を与へましたか二、本年中で発表された作品で最も印象に残つたものは何ですか二、あらためて振り返つて見ると、小生は今年あちこちと、さ迷ひ回つてゐたゝめに殆ど何も読まなかつたらしいのです。 | |||
僕の酒 | 牧野信一 | 5分以内 | |
悪い酒であります。 | |||
「尾花」を読みて | 牧野信一 | 10分以内 | |
途中で考へるから、ともかく銀座の方へ向つて走つて呉れたまへ――僕は、いつにもそんなことはないのだが、たつたひとりで寂しさうに外へ出ると、車に乗つて、そんな風に呟いた。 | |||
冬日抄 | 牧野信一 | 5分以内 | |
(手紙を書く)*空想は自然の隈どりだ、櫟林の奥で捕獲した一個のムラサキ蝶を験めようか!樺色地に薄墨の豹紋を散らして、光りの屈折に随つては、真紫に輝く見るも鮮やかな幻色を呈するのだ。 | |||
サフランの花 | 牧野信一 | 10分以内 | |
これは私の父親(二十五才)の日記である。 | |||
久保田万太郎 | 牧野信一 | 5分以内 | |
きのふしばらくぶりで東京へ行き「文藝通信」の机でこれを書かうと二時間あまりもぼんやりしてゐたが久保田さんときくといつそ目の前の電話機をとりたくなつて、だがとうとうその決心もつかなかつた。 | |||
「樫の芽生え」を読みて | 牧野信一 | 5分以内 | |
宮城聡氏の「樫の芽生え」なる小説を読んで、私は痛感に堪えられなかつた。 | |||
最近注目した長篇・短篇小説に就て | 牧野信一 | 5分以内 | |
一、最近注目した長篇(中篇)小説二、最近感心した短篇小説二、宮城聡「樫の芽生」、石浜金作「遁走記」。 | |||
わが最も愛する作中人物 | 牧野信一 | 5分以内 | |
一、貴方の最も愛せらるゝ小説・劇・映画の作中人物二、右愛せらるゝ理由一、樋口一葉『たけくらべ』の美登利。 | |||
はがき通信 | 牧野信一 | 5分以内 | |
あちこちと出歩いて居りましたため御返事申おくれました。 | |||
読んだ本 | 牧野信一 | 5分以内 | |
今僕の枕元には、ジイド全集の第四巻と久保田万太郎氏の「月あかり・町中」の二部があるのみ。 |