冬日抄
牧野信一
『冬日抄』は青空文庫で公開されている牧野信一の短編作品。988文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 988文字 |
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書き出し書出 | (手紙を書く)*空想は自然の隈どりだ、櫟林の奥で捕獲した一個のムラサキ蝶を験めようか!樺色地に薄墨の豹紋を散らして、光りの屈折に随つては、真紫に輝く見るも鮮やかな幻色を呈するのだ。 |
初出 | 「文藝通信 第二巻第二号(二月号)」文藝春秋社、1934(昭和9)年2月1日 |
底本 | 牧野信一全集第五巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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