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春の手紙

牧野信一

『春の手紙』は青空文庫で公開されている牧野信一の短編作品。296文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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5分以内
296文字
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書出

冬の朝の日差しが深々とした縁先で、去年のノートを拡げてゐると、不図、書きかけの手紙の一片が滾れ落ちた。

初出「雄辯 第二十四巻第一号(新年特大号)」大日本雄辯会講談社、1933(昭和8)年1月1日
底本牧野信一全集第五巻
表記
新字旧仮名
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