青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 人道の正体 | 丘浅次郎 | 30分以内 | |
世の中には便宜上つねに用いる語で、しかも便宜上、その意味を判然と定めずにおく語がいくらもある。 | |||
| 天成の詩人 | 佐藤春夫 | 5分以内 | |
僕に「詩人馬鹿」といふ言葉がある。 | |||
| 講演軍記 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
僕が講演旅行へ出かけたのは今度里見※君と北海道へ行つたのが始めてだ。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 柳原の土手下、ちょうど御郡代屋敷前の滅法淋しいところに生首が一つ転がっておりました。 | |||
| 雪柳 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 小石川白山のあたりに家がある。 | |||
| 忘られぬお国言葉 | 池田亀鑑 | 5分以内 | |
○「大山にや、雪が降つたかしらん、お宮の銀杏の葉がフラフラふる頃になあと大山にや雪がおりるけんなア」△「シェンセイは久古言葉をようおぼえちよんなはあますなア」○「ようおぼえちようわい、大山の麓ほどええとかアないけん。ところでお前パーマをかけたなア、嫁さんに貰ひてががいにああちゆうけんなア、えしこやれよ」△「嫁さんにやいきましェん」○「うそつけ、嫁さんに行きたうて行きたうてどげんならんちゆうて顔に書 | |||
| 三つのなぜ | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
一 なぜファウストは悪魔に出会ったか? ファウストは神に仕えていた。 | |||
| 点 | 小川未明 | 30分以内 | |
その頃この町の端に一つの教会堂があった。 | |||
| 無駄骨 | モーリス・ルヴェル | 30分以内 | |
そのジャン・ゴオテという男は、見たところ、ちっとも危険な犯罪者らしくなかった。 | |||
| 鷺と鴛鴦 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
二三年前の夏である。 | |||
| 入所時感想録 | 槙村浩 | 5分以内 | |
六三五番 氏名 吉田豊道 一 犯罪するに至った筋道を記せ 自分ハ最初世上ノ俗論ニ迷ハサレテ、マルクス主義ハ一箇ノユートピアニ過ギナイト信ジテ居タ。 | |||
| 風 | 壺井栄 | 1時間〜 | |
一 ふたりが世の常の男女らしく動けば、ことは平凡に運んだろうに、おたがいになにかしら少し足りないものがあって、なかなかそこまでゆかなかった。 | |||
| 小詩論 | 中原中也 | 10分以内 | |
此処に家がある。 | |||
| 日本歴史の特性 | 津田左右吉 | 60分以内 | |
日本の歴史の特性ということを話そうとすれば、つまりは日本の歴史そのものを話さねばならぬことになる。 | |||
| ユモレスク | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 出かける時間になったが、やすが来ない。 | |||
| 恐怖の幻兵団員 | 大倉燁子 | 60分以内 | |
私立探偵社の客 遠くの方でベルが鳴ったと思っていると、忽ち寝室のドアがはげしく叩かれ、 「先生、先生お客様ですよ」 せっかちの家政婦に起された。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
一 「あッ、ヒ、人殺しッ」 宵闇を劈く若い女の声は、雑司ヶ谷の静まり返った空気を、一瞬、煮えこぼれるほど掻き立てました。 | |||
| 甘い野辺 | 浜本浩 | 5分以内 | |
子供の頃、私は菓子を食べたことがなかった。 | |||
| 夢 | 中原中也 | 30分以内 | |
人物 男 女 男の友人 貧弱な洋室。 | |||
| 金春会の「隅田川」 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
僕は或早春の夜、富士見町の細川侯の舞台へ金春会の能を見に出かけた。 | |||
| 五百五十句 | 高浜虚子 | 60分以内 | |
序 さきに『ホトトギス』五百号を記念するために改造社から『五百句』という書物を出した。 | |||
| ユダヤ人のブナの木 | アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ | 1時間〜 | |
*2愚かな心の縺れを、誤りなく解きほぐす そんな纎細な手がどこにあろうか。 | |||
| 雪男 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
ヒマラヤの山奥に、人間に似た怪獣が住んでいるという伝説は、ずっと昔からあった。 | |||
| 九年母 | 青木正児 | 10分以内 | |
明治二十五年の春、私は赤間関(今の下関)文関尋常小学校に入学した。 | |||
| 塩原新七不思議 | 大町桂月 | 30分以内 | |
一 夜光命、十口坊、打揃ひて裸男を訪ひ、『鹽原温泉に遊ばずや』といふ。 | |||
| 平凡な女 | 林芙美子 | 10分以内 | |
奥様同士が子供を連れての立話に、 「まア! お久しうございます。皆様おかわりもなくていらっしゃいますか、一番お末の方、もう、こんなにおなりでございますの?」 「ええもう八ツになりまして、一年生でございますのよ」 「あらまア、そうですか、ほんとに早いもので、宅のがもうあなた尋常四年生でございますものね」 以前の私が、道の行きずりにこんな話を聞いたならば、子供が八ツになって小学校へ行くのはあたりまえ | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 60分以内 | |
一 銭形平次はお上の御用で甲府へ行って留守、女房のお静は久し振りに本所の叔母さんを訪ねて、 「しいちゃんのは鬼の留守に洗濯じゃなくて、淋しくなってたまらないから、私のようなものを思い出して来てくれたんだろう」などと、遠慮のないことを言われながら、半日油を売った帰り途、東両国の盛り場に差しかかったのは、かれこれ申刻(四時)に近い時分でした。 | |||
| 卵の形 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
卵形といえば一方が少し尖った長円い形にきまったようなものであるが稀には円形の卵もある、亀、梟などがその例である。 | |||
| 寒中の木の芽 | 内村鑑三 | 5分以内 | |
一、春の枝に花あり 夏の枝に葉あり 秋の枝に果あり 冬の枝に慰あり 二、花散りて後に 葉落ちて後に 果失せて後に 芽は枝に顕はる 三、嗚呼憂に沈むものよ 嗚呼不幸をかこつものよ 嗚呼冀望の失せしものよ 春陽の期近し 四、春の枝に花あり 夏の枝に葉あり 秋の枝に果あり 冬の枝に慰あり | |||
| 海阪 | 北原白秋 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] 道のべの春 [#改ページ] 半島の早春 三浦三崎 大正十二年二月一日午後、何処といふあてもなくアルスの牧野君と小田原駅から汽車に乗つた。 | |||
| 銭形平次打明け話 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
昭和六年のある春の日の午後のことである、かねて顔見知りで、同じ鎌倉に住んでいる菅忠雄君が、その当時報知新聞記者であった私を訪ねて来て、二階の応接間でこう話したのである。 | |||
| ネクタイとステッキ | 佐藤春夫 | 5分以内 | |
ネクタイやステッキ。 | |||
| 大根の葉 | 壺井栄 | 1時間〜 | |
一 健のお母さんは、今夜また赤ん坊の克子をつれて神戸の病院へ行くことになっている。 | |||
| 欲望と理想 | 田山花袋 | 5分以内 | |
深い心理に入つて見ることが第一だ。 | |||
| 早春散歩 | 中原中也 | 5分以内 | |
空は晴れてても、建物には蔭があるよ、 春、早春は心なびかせ、 それがまるで薄絹ででもあるやうに ハンケチででもあるやうに 我等の心を引千切り きれぎれにして風に散らせる 私はもう、まるで過去がなかつたかのやうに 少くとも通つてゐる人達の手前さうであるかの如くに感じ、 風の中を吹き過ぎる 異国人のやうな眼眸をして、 確固たるものの如く、 また隙間風にも消え去るものの如く さうしてこの淋しい心を抱 | |||
| しゃりこうべ | 室生犀星 | 30分以内 | |
電燈の下にいつでも座っているものは誰だろう、――いつだって、どういう時だって、まじまじと瞬きもしないでそれの光を眺めているか、もしくはその光を肩から腰へかけて受けているかして、そうして何時も眼に触れてくるものは、一たい何処の人間だろう、――かれはどういう時でも何か用事ありげな容子で動いているが、しかしその用事がなくなると凝然と座ってそして物を縫うとか、あるいは口をうごかしているとか、または指を折っ | |||
| 赤い鳥居 | 田山花袋 | 30分以内 | |
一 静夫はその高台のどんな細い道をもよく知つてゐた。 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「八、久しく顔を見せなかったな」 銭形の平次は縁側一パイの三文盆栽を片付けて、子分の八五郎のために座を作ってやりながら、煙草盆を引寄せて、甲斐性のない粉煙草をせせるのでした。 | |||
| 木曾御岳の話 | 木暮理太郎 | 30分以内 | |
今日は懐古の夕だそうですから思いきり古い話をすることにしますが、私の古い山旅はただぶらぶら歩いていたのみで日記さえもつけない、ですから忘れてしまった方が多いのは残念ですが、しかし何といっても、見て面白いし、登って面白いし、読んで面白く、聞いても考えても亦おもしろい山のことですから、随分古い思い出はあります。 | |||
| 暁月夜 | 樋口一葉 | 60分以内 | |
第一回 櫻の花に梅が香とめて柳の枝にさく姿と、聞くばかりも床しきを心にくき獨りずみの噂、たつ名みやび男の心を動かして、山の井のみづに浮岩るヽ戀もありけり、花櫻香山家ときこえしは門表の從三位よむまでもなく、同族中に其人ありと知られて、行く水のながれ清き江戸川の西べりに、和洋の家づくり美は極めねど、行く人の足を止むる庭木のさまざま、翠色したヽる松にまじりて紅葉のあるお邸と問へば、中の橋のはし板とヾろく | |||
| 閒花集 | 三好達治 | 30分以内 | |
[#ページの左右中央] この小詩集を梶井基次郎君の墓前に捧ぐ [#改丁] 砂上 海 海よ お前を私の思ひ出と呼ばう 私の思ひ出よ お前の渚に 私は砂の上に臥よう 海 鹹からい水 ……水の音よ お前は遠くからやつてくる 私の思ひ出の縁飾り 波よ 鹹からい水の起き伏しよ さうして渚を噛むがいい さうして渚を走るがいい お前の飛沫で私の睫を濡らすがいい 鶯 「籠の中にも季節は移る 私 | |||
| 銭形平次捕物控 | 野村胡堂 | 30分以内 | |
一 「親分、変なことがあるんだが――」 「お前に言わせると、世の中のことは皆んな変だよ。角の荒物屋のお清坊が、八五郎に渡りをつけずに嫁に行くのも変なら、松永町の尼寺の猫の子にさかりが付くのも変――」 「止して下さいよ、そんな事を、みっともない」 銭形平次と子分の八五郎は、相変らずこんなトボケた調子で話を運ぶのでした。 | |||
| 昼の花火 | 山川方夫 | 30分以内 | |
野球場の暗い階段を上りきると、別世界のような明るい大きなグラウンドが、目の前にひらけた。 | |||
| 埋もれた日本 | 和辻哲郎 | 60分以内 | |
この問題を考えるには、まず応仁の乱(一四六七―一四七七)あたりから始めるべきだと思うが、この乱の時のヨーロッパを考えると、レオナルド・ダ・ヴィンチは二十歳前後の青年であったし、エラスムス、マキアヴェリ、ミケランジェロなどはようやくこの乱の間に生まれたのであるし、ルターはまだ生まれていなかった。 | |||
| 吉田松陰より某へ | 吉田松陰 | 5分以内 | |
今日は亡友重輔が命日なり。 | |||
| 人外魔境 | 小栗虫太郎 | 60分以内 | |
リオの軽口師 折竹孫七が、ブラジル焼酎の“Pinga”というのを引っさげて、私の家へ現われたのが大晦日の午後。 | |||
| 街衢の戦死者 | 折口信夫 | 1時間〜 | |
戦災死と言ふ語は、侘しい語である。 | |||
| 戦争雑記 | 徳永直 | 60分以内 | |
一 日露戦争がどんな理由、如何なる露国の、日本に対する圧迫、凌辱に依って、日本の政府が、あの如く日本国民を憤起させて敢て満洲の草原に幾万の同胞の屍を曝させたかは、当時、七歳にしかならない私に分りようがなかった。 | |||
| くちこ | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
このごろ、酒に適する、また、美食家の気に入る美味いものの第一品はくちこの生であろう。 | |||
| 余震の一夜 | 徳田秋声 | 30分以内 | |
或夜中に私は寝所について、いくらか眠つたと思ふ頃に、又人騒がせな余震があつたとみえて、家中騒ぎだした。 | |||