青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 北朗来庵 | 尾崎放哉 | 10分以内 | |
その昔し、豊臣家が亡びかけてからの事、和寇と云ふものがあつて支那の東南の海岸を荒す、其の勢すさまじく、支那人大に恐れをなして、南清のある孤島に高い/\見張所をこしらへて、いつもその見張所の上に番人が居て、和奴来るや否やと眼を皿大にして見て居る。 | |||
| 入庵雑記 | 尾崎放哉 | 60分以内 | |
島に来るまで この度、仏恩によりまして、此庵の留守番に坐らせてもらふ事になりました。 | |||
| 科学的新聞記者 | 桐生悠々 | 10分以内 | |
人はこの語の意味する明瞭なる理念を知るものは稀であるが、屡宇宙という語を口にする。 | |||
| 煎じ詰めれば | 桐生悠々 | 5分以内 | |
煎じ詰めれば、理想と現実との衝突である。 | |||
| けむりを吐かぬ煙突 | 夢野久作 | 60分以内 | |
外はスゴイ月夜であった。 | |||
| 山の秋 | 高村光太郎 | 30分以内 | |
山の秋は旧盆のころからはじまる。 | |||
| 山の春 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
ほんとうは、三月にはまだ山の春は来ない。 | |||
| 次郎物語 | 下村湖人 | 1時間〜 | |
一 それから 母に死別してからの次郎の生活は、見ちがえるほどしっとりと落ちついていた。 | |||
| 次郎物語 | 下村湖人 | 1時間〜 | |
一 血書 「次郎さん、いらっしゃる?」 階段のすぐ下から、道江の声がした。 | |||
| 次郎物語 | 下村湖人 | 1時間〜 | |
一 友愛塾・空林庵 ちゅんと雀が鳴いた。 | |||
| 「有明集」前後 | 蒲原有明 | 10分以内 | |
明治三十八年に「春鳥集」を出したときには、多少の自信もあり自負もあつた。 | |||
| 仙人掌と花火の鑑賞 | 蒲原有明 | 10分以内 | |
わたくしはいつもの瞑想をはじめる。 | |||
| 枕上浮雲 | 河上肇 | 30分以内 | |
暖くなりしためか、静養の結果か、営養の補給十分なりしためか、痩せゐることは変りなきも、この数日総体に体力のやや恢復せるを覚ゆ。 | |||
| 祭原教授文 | 狩野直喜 | 5分以内 | |
維大正十三年三月丁亥、故原教授の僚友門人等相謀り、席を妙滿の精舍に設け、僧に請ひ經を誦し、敬みて君の靈を祭る。 | |||
| 競漕 | 久米正雄 | 60分以内 | |
一 毎年春季に開かれる大学の競漕会がもう一月と差し迫った時になって、文科の短艇部選手に急な欠員が生じた。 | |||
| 石塀幽霊 | 大阪圭吉 | 60分以内 | |
一 秋森家というのは、吉田雄太郎君のいるN町のアパートのすぐ西隣にある相当に宏い南向きの屋敷であるが、それは随分と古めかしいもので処まんだらにウメノキゴケの生えた灰色の甍は、アパートのどの窓からも殆んど覗う事の出来ない程に鬱蒼たる櫟や赤樫の雑木林にむっちりと包まれ、そしてその古屋敷の周囲は、ここばかりは今年の冬に新しく改修されたたっぷり一丈はあろうと思われる高い頑丈な石塀にケバケバしくとりまか | |||
| 死者の書 | 折口信夫 | 1時間〜 | |
死者の書 戊寅、天子東狃二于沢中一。 | |||
| 馬鈴薯からトマト迄 | 石川三四郎 | 30分以内 | |
自然ほど良い教育者はない。 | |||
| 農民自治の理論と実際 | 石川三四郎 | 60分以内 | |
一 私の今から申し上げやうとすることは政談演説や労働運動の講演会といふ様なものではなくて、ごくじみな話であります。 | |||
| 百姓日記 | 石川三四郎 | 10分以内 | |
私の農事実験所 欧羅巴に漂浪のみぎり、私は五六年の間、仏蘭西で百姓生活を営んで来た。 | |||
| 河馬 | 中島敦 | 10分以内 | |
河馬の歌 うす紅くおほに開ける河馬の口にキャベツ落ち込み行方知らずも ぽつかりと水に浮きゐる河馬の顏郷愁も知らぬげに見ゆ この河馬にも機嫌・不機嫌ありといへばをかしけれどもなにか笑へず 赤黒きタンクの如く並びゐる河馬の牝牡われは知らずも 水の上に耳と目とのみ覗きゐていぢらしと見つその小さきを × × わが前に巨き河馬の尻むくつけく泰然として動かざりけり 無禮げにも我が眼の前にひろ | |||
| 「壇」の解体 | 中井正一 | 30分以内 | |
文壇、画壇、楽壇、歌壇、俳壇、乃至学壇、評壇等々、それはそれぞれ犯すべからざる神聖なるにわである。 | |||
| 生きている空間 | 中井正一 | 10分以内 | |
ヘーゲルの弁証法が生れる周囲には、その頃の青年ドイツ派ロマン的皮肉があると考える人々がある。 | |||
| レンズとフィルム | 中井正一 | 30分以内 | |
1 引金を引くような心持ちで指でふれる時、フィルムはすでに回転している。 | |||
| 脱出と回帰 | 中井正一 | 30分以内 | |
一つの神話 日本の伝説の中で、光の美しさを描いているものでは、何といっても、手力男の命が、あの巌壁を開く時、さしはじめる光の、あの強烈な感じの右に出るものはあるまい。 | |||
| 探偵小説の芸術性 | 中井正一 | 10分以内 | |
ラテン語で書かれたすべての哲学書がいつでもイヴの犯した罪なしには書きはじめられなかったように、ドイツ語のあらゆる哲学書も歴史の末にあるという最後の審判なしにはその本を書き終ることができない。 | |||
| 大衆の知恵 | 中井正一 | 10分以内 | |
私はこの雑誌の五号で「カットの文法」という文章を書いたが、あの中で私は次のように書いた。 | |||
| 映画と季感 | 中井正一 | 10分以内 | |
これまで映画は、夏興行のものを、冬撮ることになり、ブルブル慄えながら裸かものを撮り、夏の真中に着物をいっぱい着込んで、塩をいっぱいまいて雪のつもりにしたものであった。 | |||
| 過剰の意識 | 中井正一 | 10分以内 | |
何年前であったか、親不知子不知のトンネルをでたころであった。 | |||
| リズムの構造 | 中井正一 | 30分以内 | |
1 『レ・ミゼラブル』の中に次のような一節がある。 | |||
| カットの文法 | 中井正一 | 10分以内 | |
『詩経』は中国での万葉集ともいうべき、まことに可憐な詩句と自由な愛がうたわれている。 | |||
| 現代美学の危機と映画理論 | 中井正一 | 30分以内 | |
1 個人主義文化が、封建主義文化を引きはなすために、戦った歴史の跡は決して容易なものではなかった。 | |||
| 色彩映画のシナリオ | 中井正一 | 10分以内 | |
私はフィルムが色彩を駆使するにあたって、それを「天然色映画」と名づけているのに、反対である。 | |||
| 日本国見在書目録に就いて | 狩野直喜 | 30分以内 | |
古典の研究で尤大切なものは、或時代に編纂された書籍目録である。 | |||
| 三重宙返りの記 | 海野十三 | 10分以内 | |
僕は、このところ二三ヶ月、からだの工合がよくない。 | |||
| 光り合ういのち | 倉田百三 | 1時間〜 | |
幼きころ 1 幼きいのちは他者の手にある。 | |||
| 貝殻追放 | 水上滝太郎 | 5分以内 | |
大正七年一月 新聞記者を憎むの記 三田文學 一月 先生 大阪毎日新聞 二月 汽車の旅 三田文學 三月 ベルフアストの一日 三田文學 五月 「八千代集」を讀む 三田文學 六月 汽車の旅 三田文學 七月 愚者の鼻息 三田文學 八月 「その春 | |||
| 火の扉 | 岸田国士 | 1時間〜 | |
冬を待つ山河 一 もう、その年の秋も暮れようとしていた。 | |||
| この握りめし | 岸田国士 | 60分以内 | |
一 増田健次は復員すると間もなく警察官を志願し、今ではもう制服も身についた一人前の駐在さんになつていた。 | |||
| 緑の星 | 岸田国士 | 60分以内 | |
ヨーロッパ通ひの船が印度洋をすぎて、例の紅海にさしかかると、そこではもう、太古以来の沙漠の風が吹き、日が沈む頃には、駱駝の背越しに、モーヴ色の空がはてしなくつづくのが見える。 | |||
| 放浪者 | 岸田国士 | 30分以内 | |
二十年ぶりでヨーロッパから帰つて来た旧友のFは、相も変らず話好きで、訪ねて来るたびに、なにかしら突拍子もない話題をひつさげて来る。 | |||
| 記憶のいたづら | 岸田国士 | 30分以内 | |
一 妻の順子が急に、 「どうも、怪しいわ。こんなに痛いはずないんですもの」 と、顔をしかめながら言ふのをきいて、鈴村博志は、今更のやうにギクリとした。 | |||
| 光は影を | 岸田国士 | 1時間〜 | |
彼を待つもの 一 長い戦争をはさんで、まる七年目に、京野等志は、変りはてた祖国の土を踏み、漠然と父母兄弟がそのまゝ以前のところに住んでいるなら、という期待だけで、自然に東京へ向つて二昼夜の汽車の旅をつづけて来たのである。 | |||
| 秋の雲 | 岸田国士 | 60分以内 | |
一 熊川忠範の名前は、今や、全村はおろか、県下に知れ渡らうとしてゐる、といつても言ひ過ぎではない。 | |||
| 菜の花は赤い | 岸田国士 | 30分以内 | |
一 かうと思つたらどうしてもそのことをやり遂げないと承知できない人物がゐる。 | |||
| それができたら | 岸田国士 | 60分以内 | |
一 吾妻養狐場には、もう狐は牡牝二頭しか残つてゐない。 | |||
| 山形屋の青春 | 岸田国士 | 30分以内 | |
一 山形屋の若主人宇部東吉は東京へ商品の買ひ出しに出たきり、もう二週間も帰つて来ない。 | |||
| 髪の毛と花びら | 岸田国士 | 60分以内 | |
一 「もつと早く読んでいゝよ」 机の上におつかぶさるやうな姿勢で、夫は点字機を叩いてゐた。 | |||
| 足利時代を論ず | 原勝郎 | 30分以内 | |
足利時代が多くの歴史家からして極めて冷淡な待遇を受け、單に王室の式微なりし時代、將た倫常壞頽の時代とのみ目せられて、甚無造作に片付けられて居つたのは、由來久いことである。 | |||
| 初雪 | ギ・ド・モーパッサン | 30分以内 | |
長いクロワゼットの散歩路が、あおあおとした海に沿うて、ゆるやかな弧を描いている。 | |||