高村光太郎の全作品
青空文庫で公開されている高村光太郎の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-39件 / 全39件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 智恵子抄 | 高村光太郎 | 1時間〜 | |
人にいやなんですあなたのいつてしまふのが――花よりさきに実のなるやうな種子よりさきに芽の出るやうな夏から春のすぐ来るやうなそんな理窟に合はない不自然をどうかしないでゐて下さい型のやうな旦那さまとまるい字をかくそのあなたとかう考へてさへなぜか私は泣かれます小鳥のやうに臆病で大風のやうにわがままなあなたがお嫁にゆくなんていやなんですあなたのいつてしまふのが――... | |||
| 珈琲店より | 高村光太郎 | 10分以内 | |
例の MONTMARTRE の珈琲店で酒をのんで居る。 | |||
| 山の秋 | 高村光太郎 | 30分以内 | |
山の秋は旧盆のころからはじまる。 | |||
| 山の春 | 高村光太郎 | 30分以内 | |
ほんとうは、三月にはまだ山の春は来ない。 | |||
| 山の雪 | 高村光太郎 | 30分以内 | |
わたしは雪が大好きで、雪がふってくるとおもてにとび出し、あたまから雪を白くかぶるのがおもしろくてたまらない。 | |||
| 回想録 | 高村光太郎 | 1時間〜 | |
私の父は八十三で亡くなった。 | |||
| (私はさきごろ) | 高村光太郎 | 5分以内 | |
私はさきごろミケランジェロの事を調べたり、書いたりして数旬を過ごしたが、まったくその中に没頭していたため、この岩手の山の中にいながらまるで日本に居るような気がせず、朝夕を夢うつつの境に送り、何だか眼の前の見なれた風景さえ不思議な倒錯を起して、小屋つづきの疎林はパリのフォンテンブロオの森かと思われ、坂の上の雪と風とに押しひしがれてそいだような形になっている松の木はあのローマの傘松を聯想させ、見渡すかぎりの清水野のゆるい起伏はローマ郊外のいわゆるカムパーニヤロマーノの展望にさえ見えるのであった。 | |||
| 顔 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
顔は誰でもごまかせない。 | |||
| 九代目団十郎の首 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
九代目市川団十郎は明治三十六年九月、六十六歳で死んだ。 | |||
| 黄山谷について | 高村光太郎 | 5分以内 | |
平凡社の今度の「書道全集」は製版がたいへんいいので見ていてたのしい。 | |||
| 小刀の味 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
飛行家が飛行機を愛し、機械工が機械を愛撫するように、技術家は何によらず自分の使用する道具を酷愛するようになる。 | |||
| 詩について語らず | 高村光太郎 | 5分以内 | |
詩の講座のために詩について書いてくれというかねての依頼でしたが、今詩について一行も書けないような心的状態にあるので書かずに居たところ、編集子の一人が膝づめ談判に来られていささか閉口、なおも固辞したものの、結局その書けないといういわれを書くようにといわれてやむなく筆をとります。 | |||
| 触覚の世界 | 高村光太郎 | 30分以内 | |
私は彫刻家である。 | |||
| 書について | 高村光太郎 | 10分以内 | |
この頃は書道がひどく流行して来て、世の中に悪筆が横行している。 | |||
| 自作肖像漫談 | 高村光太郎 | 30分以内 | |
今度は漫談になるであろう。 | |||
| 自分と詩との関係 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
私は何を措いても彫刻家である。 | |||
| 蝉の美と造型 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
私はよく蝉の木彫をつくる。 | |||
| 啄木と賢治 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
○岩手県というところは一般の人が考えている以上にすばらしい地方だということが、来て住んでみるとだんだんよく分ってきました。 | |||
| 智恵子の半生 | 高村光太郎 | 60分以内 | |
妻智恵子が南品川ゼームス坂病院の十五号室で精神分裂症患者として粟粒性肺結核で死んでから旬日で満二年になる。 | |||
| 人の首 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
私は電車に乗ると異状な興奮を感ずる。 | |||
| 美術学校時代 | 高村光太郎 | 30分以内 | |
僕は江戸時代からの伝統で総領は親父の職業を継ぐというのは昔から極っていたので、子供の時から何を職業とするかということについて迷ったことはなかった。 | |||
| 美の日本的源泉 | 高村光太郎 | 60分以内 | |
民族の持つ美の源泉は実に深く、遠い。 | |||
| ヒウザン会とパンの会 | 高村光太郎 | 30分以内 | |
私が永年の欧洲留学を終えて帰朝したのは、たしか一九一〇年であった。 | |||
| ミケランジェロの彫刻写真に題す | 高村光太郎 | 5分以内 | |
ミケランジェロこそ造型の権化である。 | |||
| 開墾 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
私自身のやつてゐるのは開墾などと口幅つたいことは言はれないほどあはれなものである。 | |||
| 木彫ウソを作った時 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
私は自分で生きものを飼う事が苦手のため、平常は犬一匹、小鳥一羽も飼っていないが、もともと鳥獣虫魚何にてもあれ、その美しさに心を打たれるので、街を歩いていると我知らず小鳥屋の前に足をとめる。 | |||
| 気仙沼 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
女川から気仙沼へ行く気で午後三時の船に乗る。 | |||
| 装幀について | 高村光太郎 | 5分以内 | |
装幀美の極致は比例にあるといふのが私の持論である。 | |||
| 智恵子の紙絵 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
精神病者に簡単な手工をすすめるのはいいときいてゐたので、智恵子が病院に入院して、半年もたち、昂奮がやや鎮静した頃、私は智恵子の平常好きだつた千代紙を持つていつた。 | |||
| 能の彫刻美 | 高村光太郎 | 30分以内 | |
能はいはゆる綜合芸術の一つであるから、あらゆる芸術の分子がその舞台の上で融合し展開せられる。 | |||
| 緑色の太陽 | 高村光太郎 | 30分以内 | |
人は案外下らぬところで行き悩むものである。 | |||
| ぼろぼろな駝鳥 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
何が面白くて駝鳥を飼うのだ。 | |||
| 永遠の感覚 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
芸術上でわれわれが常に思考する永遠という観念は何であろう。 | |||
| 書の深淵 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
書をみるのはたのしい。 | |||
| 書をみるたのしさ | 高村光太郎 | 5分以内 | |
書を見てゐるのは無條件にたのしい。 | |||
| 美 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
私は美術のことに從つてゐる者なので、この世の美について常に心を用ゐざるを得ない。 | |||
| 美 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
いつたん此世にあらわれた以上、美は決してほろびない。 | |||
| 美の影響力 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
非目前的なのが美の持つ影響力の特質である。 | |||
| 本邦肖像彫刻技法の推移 | 高村光太郎 | 30分以内 | |
わが国古来の彫刻といえば殆ど皆仏像である。 | |||
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