青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 魔のひととき | 原民喜 | 5分以内 | |
魔のひととき 尾花の白い幻や たれこめた靄が もう 今にも滴り落ちさうな 冷えた涙のわきかへる わきかへる この魔のひとときよ とぼとぼと坂をくだり径をゆけば 人の世は声をひそめ キラキラとゆらめく泉 笑まひ泣く あえかなる顔 外食食堂のうた 毎日毎日が僕は旅人なのだらうか 驟雨のあがつた明るい窓の外の鋪道を 外食食堂のテーブルに凭れて 僕はうつとりと眺めてゐる 僕を容れてくれる | |||
| マダム貞奴 | 長谷川時雨 | 1時間〜 | |
一 人一代の伝を委しく残そうとすれば誰人を伝しても一部の小冊は得られよう。 | |||
| 曠野 | 堀辰雄 | 30分以内 | |
忘れぬる君はなかなかつらからで いままで生ける身をぞ恨むる 拾遺集 一 そのころ西の京の六条のほとりに中務大輔なにがしという人が住まっていた。 | |||
| 姨捨 | 堀辰雄 | 30分以内 | |
わが心なぐさめかねつさらしなや をばすて山にてる月をみて よみ人しらず 一 上総の守だった父に伴なわれて、姉や継母などと一しょに東に下っていた少女が、京に帰って来たのは、まだ十三の秋だった。 | |||
| 雪の上の足跡 | 堀辰雄 | 30分以内 | |
主 やあ、どこへ行ったかと思ったら、雪だらけになって帰って来たね。 | |||
| 三つの挿話 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
墓畔の家 これは私が小学三四年のころの話である。 | |||
| 花を持てる女 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
一 私はその日はじめて妻をつれて亡き母の墓まいりに往った。 | |||
| 朴の咲く頃 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
一 あたりはしいんとしていて、ときおり谷のもっと奥から山椒喰のかすかな啼き声が絶え絶えに聞えて来るばかりだった。 | |||
| 恢復期 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
第一部 彼はすやすやと眠っているように見えた。 | |||
| ルウベンスの偽画 | 堀辰雄 | 30分以内 | |
それは漆黒の自動車であった。 | |||
| 旅の絵 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
……なんだかごたごたした苦しい夢を見たあとで、やっと目がさめた。 | |||
| 鳥料理 | 堀辰雄 | 30分以内 | |
前口上 昔タルティーニと云う作曲家が Trillo del Diavolo[#「Trillo del Diavolo」は斜体]と云うソナータを 夢の中で作曲したと云う話は 大層有名な話である故、 読者諸君も大方御存知だろうが、 一寸私の手許にある音楽辞典から引用してみると、 何でもタルティーニは或晩の事、 自分の霊魂を悪魔に売った夢を見たそうな。 | |||
| 幼年時代 | 堀辰雄 | 1時間〜 | |
無花果のある家 私は自分の幼年時代の思い出の中から、これまで何度も何度もそれを思い出したおかげで、いつか自分の現在の気もちと綯い交ぜになってしまっているようなものばかりを主として、書いてゆくつもりだ。 | |||
| 不器用な天使 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
1 カフエ・シヤノアルは客で一ぱいだ。 | |||
| 霊訓 | ウィリアム・ステイントン・モーゼス | 1時間〜 | |
目次 解説 第一章 幽明の交通[#「幽明の交通」は底本では「幽明交通」(本文は「幽明の交通」)]とその目途 第二章 健全な生活 第三章 幽明間の交渉 第四章 各種の霊媒能力 第五章 幽明交通と環境 第六章 夫婦関係 第七章 真の宗教 第八章 神霊主義 第九章 啓示の真意義 第十章 進歩的啓示 第十一章 審神の要訣 [#改ページ] 解説 近代の霊媒中、嶄然一頭地を抽いて居るのは、 | |||
| 日記 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
七月二十一日 晴 木の葉のしげみや花ずいの奥にまだ夜の香りがうせない頃に目が覚めた。 | |||
| 桜さく島 | 竹久夢二 | 5分以内 | |
[#ここから手書き文字] 暮れゆく春のかなしさは 歌ふをきけや爪弾の 「おもひきれとは死ねとの謎か 死ぬりや野山の土となる」 [#ここで手書き文字終わり] [#改ページ] 隅田川 「春信」の 女の髪をすべりたる 黄楊の小櫛か 月の影。 | |||
| 窓 | 堀辰雄 | 10分以内 | |
或る秋の午後、私は、小さな沼がそれを町から完全に隔離している、O夫人の別荘を訪れたのであった。 | |||
| 雉子日記 | 堀辰雄 | 30分以内 | |
雉子日記 一 去年の暮にすこし本なんぞを買込みに二三日上京したが、すぐ元日にこちらに引っ返して来た。 | |||
| 卜居 | 堀辰雄 | 10分以内 | |
この家のすぐ裏がやや深い谿谷になっていて――この頃など夜の明け切らないうちから其処で雉子がけたたましく啼き立てるので、いつも私達はまだ眠いのに目を覚ましてしまう程だが、――それでも私はその谿谷が悪くなく、よく小さな焚木を拾いがてらずんずん下の方まで降りていったりする。 | |||
| 「美しかれ、悲しかれ」 | 堀辰雄 | 30分以内 | |
1 十月六日、鎌倉にて お手紙うれしく拝読いたしました。 | |||
| 木の十字架 | 堀辰雄 | 30分以内 | |
「こちらで冬を過すのは、この土地のものではない私共には、なかなか難儀ですが、この御堂が本当に好きですので、こうして雪の深いなかに一人でそのお守りをしているのもなかなか愉しい気もちがいたします。……」 この雪に埋まった高原にある小さな教会の管理をしている、童顔の、律儀そうなHさんはそんな事を私に言ったが、こういうごく普通の信者に過ぎないような人にとっても、こちらで他所者として冬を過しているうちには | |||
| 楡の家 | 堀辰雄 | 1時間〜 | |
第一部 一九二六年九月七日、O村にて 菜穂子、 私はこの日記をお前にいつか読んで貰うために書いておこうと思う。 | |||
| 幼き日 | 島崎藤村 | 1時間〜 | |
一 私の子供が初めて小學校へ通ふやうに成つた其翌日から、私は斯の手紙を書き始めます。 | |||
| 気質と文章 | 南部修太郎 | 10分以内 | |
1 「文は人なり。」 これは高山樗牛の有名な詞である。 | |||
| ラジュウムの雁 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
青ざめた薄明穹の水底に少しばかりの星がまたたき出し、胡桃や桑の木は薄くらがりにそっと手をあげごく曖昧に祈ってゐる。 | |||
| 字で書いた漫画 | 谷譲次 | 30分以内 | |
1 あめりか街上風景。 | |||
| 認識論 | 三木清 | 1時間〜 | |
一 存在と眞理 眞理の概念は知識の問題の中心概念である。 | |||
| 怨霊借用 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 婦人は、座の傍に人気のまるでない時、ひとりでは按摩を取らないが可いと、昔気質の誰でもそう云う。 | |||
| 虚弱 | 三島霜川 | 10分以内 | |
友と二人でブラリと家を出た。 | |||
| 昔の女 | 三島霜川 | 60分以内 | |
埃深い北向の家である。 | |||
| 瓢作り | 杉田久女 | 5分以内 | |
今年私は瓢作りを楽しみに、毎朝起きるとすぐ畠へ出てゆく。 | |||
| 夾竹桃の家の女 | 中島敦 | 10分以内 | |
午後。 | |||
| 「別居」について | 伊藤野枝 | 30分以内 | |
一 私と、辻との間に「別居」という話が持ち出されたのは、この頃の事ではないのです。 | |||
| 新感覚論 | 横光利一 | 30分以内 | |
独断 芸術的効果の感得と云うものは、われわれがより個性を尊重するとき明瞭に独断的なものである。 | |||
| 非常歎願書 | 田中正造 | 30分以内 | |
栃木県下都賀郡谷中村民 吾等の現住せる谷中村ハ今や奸悪なる買収の毒手ニ罹りて瀕死の境に彷徨しつゝあり。 | |||
| 土地兼併の罪悪 | 田中正造 | 1時間〜 | |
△切迫して居る境遇 私は皆樣、昨年十月一寸東京へ參つて、一夜島田三郎君の所に往きまして、夫から歸りまして、又直ぐ出て來て堺さんの由分社へ一晩御厄介になつた切り東京へ出て參りませぬ、是非東京へ出て來なければならぬ問題がありまするのでございますけれども、それは出て參れない、出て參れない計りでなく、早や書面に書いて御心配下さる御方々へ御知らせ申すことも出來ない、何でいけないかと申しますと、先づ一口に | |||
| 茶立虫 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
静かな秋の一日、午後三時頃の事でした。 | |||
| 価 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
大阪に大国柏斎といふ釜師の老人が居る。 | |||
| 茸の香 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
私は今上醍醐の山坊で、非時の饗応をうけてゐる。 | |||
| 無学なお月様 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
野尻精一氏は奈良女子高等師範の校長である。 | |||
| 春菜 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
一 郷里にゐる弟のところから、粗末な竹籠の小荷物が、押潰されたやうになつたまま送りとどけられて来た。 | |||
| 桜の花 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
桜こそは、春の花のうちで表現の最もすぐれたものの一つであります。 | |||
| 器用な言葉の洒落 | 薄田泣菫 | 10分以内 | |
前号に細川護立侯のことを書いたから、今日はその御先祖細川幽斎のことを少しく書いてみよう。 | |||
| 石を愛するもの | 薄田泣菫 | 10分以内 | |
一 いろんなものを愛撫し尽した果が、石に来るといふことをよく聞いた。 | |||
| 質屋の通帳 | 薄田泣菫 | 10分以内 | |
京都に住んでゐた頃、たしか花時の事だつたと思ひます。 | |||
| 名文句 | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
米国のボストンにペン先の製造業者がある。 | |||
| まんりやう | 薄田泣菫 | 5分以内 | |
夕方ふと見ると、植込の湿つぼい木かげで、真赤なまんりやうの実が、かすかに揺れてゐる。 | |||
| 武州喜多院 | 中里介山 | 10分以内 | |
これも五月のはじめ、郊外の新緑にひたろうと、ブラリ寓を出でて、西武線の下井草までバス、あれから今日の半日を伸せるだけのして見ようと駅で掲示を見る、この線の終点は川越駅になっている、発駅は高田馬場である、そこで六十何銭かを投じて川越駅までの切符を求めた。 | |||
| 明治十年前後 | 淡島寒月 | 30分以内 | |
明治十年前後の小説界について、思い出すままをお話してみるが、震災のため蔵書も何も焼き払ってしまったので、詳しいことや特に年代の如きは、あまり自信をもって言うことが出来ない。 | |||