土地兼併の罪悪
田中正造
『土地兼併の罪悪』は青空文庫で公開されている田中正造の長編作品。24,817文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数 | 1時間〜 24,817文字 |
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書き出し書出 | △切迫して居る境遇私は皆樣、昨年十月一寸東京へ參つて、一夜島田三郎君の所に往きまして、夫から歸りまして、又直ぐ出て來て堺さんの由分社へ一晩御厄介になつた切り東京へ出て參りませぬ、是非東京へ出て來なければならぬ問題がありまするのでございますけれども、それは出て參れない、出て參れない計りでなく、早や書面に書いて御心配下さる御方々へ御知らせ申すことも出來ない、何でいけないかと申しますと、先づ一口に閑がない、色々、郵便が不便だの書いて呉れる人が少ないと云ふこともございますけ... |
初出 | |
底本 | 田中正造全集 第三巻 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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