武州喜多院

中里介山

『武州喜多院』は青空文庫で公開されている中里介山の短編作品。3,551文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。

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10分以内3,551文字
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書き出し

これも五月のはじめ、郊外の新緑にひたろうと、ブラリ寓を出でて、西武線の下井草までバス、あれから今日の半日を伸せるだけのして見ようと駅で掲示を見る、この線の終点は川越駅になっている、発駅は高田馬場である、そこで六十何銭かを投じて川越駅までの切符を求めた。

初出
底本日本随筆紀行第五巻 関東 風吹き騒ぐ平原で
表記
新字新仮名