5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
101-150件 / 全4,139件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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将来の日本 | 中江兆民 | 5分以内 | |
熊本の徳富君猪一郎、さきに一書を著わし、題して『将来の日本』という。 | |||
日本の水を濁らすな | 坂口安吾 | 5分以内 | |
アジア大会に日本の水泳選手が参加しなかったから水泳競技がないのかと思ったら、やっぱり、あるんだね。 | |||
男女川と羽左衛門 | 太宰治 | 5分以内 | |
横綱、男女川が、私の家の近くに住んでいる。 | |||
独断一束 | 岸田国士 | 5分以内 | |
思想芸術としての思想の魅力は、芸術家が、その思想を、軽く掌の上にのせてゐる時にのみ、われわれの心を動かす。 | |||
育児 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
五十ちかい年で初子が生れると、てれたり、とまどったりするばかりで育児については無能である。 | |||
兄貴のような心持 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
自分は菊池寛と一しょにいて、気づまりを感じた事は一度もない。 | |||
仔猫の「トラ」 | 片山広子 | 5分以内 | |
トラ子はもみの頸輪をして、庭のいてふの樹を駈けあがりかけ下りたりしてゐる。 | |||
年始まはり | 三遊亭円朝 | 5分以内 | |
私は昨年の十二月芝愛宕下桜川町へ越しまして、此春は初湯に入りたいと存じ、つい近辺の銭湯にまゐりまして「初湯にも洗ひのこすや臍(へそ)のあか」といふのと、「をしげなくこぼしてはいる初湯かな」と二句やりました。 | |||
冷かされた桃割娘 | 上村松園 | 5分以内 | |
いつも一番なつかしく若い頃を思い出させるのはその頃の縮図帖です。 | |||
女性風俗時評 | 岸田国士 | 5分以内 | |
女の間に「キミ」「ボク」といふ言葉が流行してゐる。 | |||
民主主義 | 織田作之助 | 5分以内 | |
彼は人気者になら誰とでも会いたがった。 | |||
学者と名誉 | 夏目漱石 | 5分以内 | |
木村項の発見者木村博士の名は驚くべき速力を以て旬日を出ないうちに日本全国に広がった。 | |||
戦争について | 黒島伝治 | 5分以内 | |
ここでは、遠くから戦争を見た場合、或は戦争を上から見下した場合は別とする。 | |||
一歩前進二歩退却 | 太宰治 | 5分以内 | |
日本だけではないようである。 | |||
寒山拾得 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
久しぶりに漱石先生の所へ行つたら、先生は書斎のまん中に坐つて、腕組みをしながら、何か考へてゐた。 | |||
(洋)金の勘定を仕ずに来た | 三遊亭円朝 | 5分以内 | |
独逸の名高い作者レツシングと云(い)ふ人は、至つて粗忽しい方で、其上法外に忘れツぽいから、無闇に金子や何かゞ失くなる、「是は何でも下婢か下男が窃取るに相違ない、一番計略を以て試してやらう。 | |||
鬼ごつこ | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
彼は或町の裏に年下の彼女と鬼ごつこをしてゐた。 | |||
芥川竜之介氏を弔ふ | 泉鏡花 | 5分以内 | |
玲瓏(れいろう)、明透、その文、その質、名玉山海を照らせる君よ。 | |||
狂言の買冠 | 三遊亭円朝 | 5分以内 | |
「へい今日は、八百屋でござい。 | |||
寛政時代の娘納涼風俗 | 上村松園 | 5分以内 | |
月蝕は今迄余り多く描かれて居りませんから一度描いてみたいと胸に浮びましたのが動機です。 | |||
蛙 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
自分の今寝ころんでゐる側に、古い池があつて、そこに蛙(かへる)が沢山ゐる。 | |||
日本画と線 | 上村松園 | 5分以内 | |
日本画美人画風俗画それがこれからどうなってゆくかと申すことにつきましては、いろいろと斯道の人達にも議論せられているようでございますが、いずれに致しましても、どうかしてこの日本特有の絵の心を失わずに持ち続けたいものだと存じます。 | |||
子供の言葉 | 片山広子 | 5分以内 | |
五月五日「こどもの日」の新聞に「子供からドロ棒へ」といふ文が出てゐた。 | |||
翻訳に就いて | 森鴎外 | 5分以内 | |
翻譯上の謬見此本に是非翻譯に就いて何か書いてくれと云ふことである。 | |||
自然と人 | 有島武郎 | 5分以内 | |
人は自然を美しいといふ。 | |||
朝に就ての童話的構図 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
苔(こけ)いちめんに、霧がぽしやぽしや降つて、蟻(あり)の歩哨は、鉄の帽子のひさしの下から、するどいひとみであたりをにらみ、青く大きな羊歯の森の前をあちこち行つたり来たりしてゐます。 | |||
報酬 | 織田作之助 | 5分以内 | |
家には一銭の金もなく、母親は肺病だった。 | |||
妻の名 | 織田作之助 | 5分以内 | |
朝から粉雪が舞いはじめて、ひる過ぎからシトシトと牡丹雪だった。 | |||
フランケンシュタイン | 宍戸儀一 | 5分以内 | |
この作品を書いたマリー・ウォルストンクラフト・シェリー(Mary Wallstoncraft Shelley)は、一七九七年に生れた。 | |||
蝙蝠の歴史 | 片山広子 | 5分以内 | |
古いゲエルの伝説に出てくる蝙蝠の話を読むと、昔の昔から彼はきらはれものであつたらしい。 | |||
農民文化といふこと | 有島武郎 | 5分以内 | |
農民文化に就て話せといふことですが、私は文化といふ言葉に就いてさへ、ある疑ひを持つてゐるのでありまして、所謂今日文化と云はれてゐるのは、極く小数の人が享受してゐるに過ぎないのであつて、大多数者には何等及ぼす処の無いものであります。 | |||
ヒント | 織田作之助 | 5分以内 | |
彼は十円持って喫茶店へ行き、一杯十円の珈琲を飲むと、背を焼かれるような後悔に責められた。 | |||
プログラム | 岸田国士 | 5分以内 | |
毎月僕のところへも、各種の劇団からプログラムと切符とを送つてくれる。 | |||
飯田橋駅 | 原民喜 | 5分以内 | |
飯田橋のプラットホームは何と云ふ快い彎曲なのだらう。 | |||
一番気乗のする時 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
僕は一体冬はすきだから十一月十二月皆好きだ。 | |||
分裂的な感想 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
私にとつての文学は、いはゞ私個人だけの宗教であるかも知れない。 | |||
子規の画 | 夏目漱石 | 5分以内 | |
余は子規の描いた画をたった一枚持っている。 | |||
無題 | 石川啄木 | 5分以内 | |
幸徳等所謂無政府共産主義者の公判開始は近く四五日の後に迫り來れり。 | |||
当世らくがき帖 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
会津先生。 | |||
椅子と電車 | 原民喜 | 5分以内 | |
二人は暑い日盛りを用ありげに歩いた。 | |||
神楽坂七不思議 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
世の中何事も不思議なり、「おい、ちよいと煙草屋の娘はアノ眼色が不思議ぢやあないか。 | |||
無題 | 坂口安吾 | 5分以内 | |
K君。 | |||
イズムと云ふ語の意味次第 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
イズムを持つ必要があるかどうか。 | |||
美しき日本語と対話 | 岸田国士 | 5分以内 | |
友田夫妻を中心とする築地座の仕事は、最近目ざましい躍進ぶりを見せてゐる。 | |||
経験派 | 織田作之助 | 5分以内 | |
彼は小説家だった。 | |||
面会 | 織田作之助 | 5分以内 | |
ある朝、一通の軍事郵便が届けられた。 | |||
愛読した本と作家から | 黒島伝治 | 5分以内 | |
いろ/\なものを読んで忘れ、また、読んで忘れ、しょっちゅう、それを繰りかえして、自分の身についたものは、その中の、何十分の一にしかあたらない。 | |||
小豆島 | 黒島伝治 | 5分以内 | |
用事があって、急に小豆島へ帰った。 | |||
栖鳳先生を憶う | 上村松園 | 5分以内 | |
さあ明治二十七、八年頃ですか、楳嶺先生や竹堂さんや吉堂さんなんどの方々がまだ生きていられ、栖鳳先生も三十歳になるやならずでその時分の絵の展覧会を今と比べて見ると、なんとのうのんびりとしていたようどす。 | |||
自伝 | 黒島伝治 | 5分以内 | |
明治三十一年十二月十二日、香川県小豆郡苗羽村に生れた。 |
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