青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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科学と文学 | 寺田寅彦 | 1時間〜 | |
緒言子供の時分に、学校の読本以外に最初に家庭で授けられ、読むことを許されたものは、いわゆる「軍記」ものであった。 | |||
人魂の一つの場合 | 寺田寅彦 | 10分以内 | |
ことしの夏、信州のある温泉宿の離れに泊まっていたある夜の事である。 | |||
疑問と空想 | 寺田寅彦 | 10分以内 | |
ほととぎすの鳴き声信州沓掛駅近くの星野温泉に七月中旬から下旬へかけて滞在していた間に毎日うるさいほどほととぎすの声を聞いた。 | |||
時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
時の観念に関しては、哲学者の側でいろいろ昔からむつかしい議論があったようである。 | |||
山を讃する文 | 小島烏水 | 5分以内 | |
近来邦人が、いたづらなる夏期講習会、もしくは無意義なるいはゆる「湯治」「海水浴」以外に、種々なる登山の集会を計画し、これに附和するもの漸く多きを致す傾向あるは頗(すこぶ)る吾人の意を獲たり、しかも邦人のやや山岳を識るといふ人も、富士、立山、白山、御嶽など、三、四登りやすきを上下したるに過ぎず、その他に至りては、これを睹(み)ること、宛ら外国の山岳の如くなるは、遺憾にあらずや。 | |||
機関車を見ながら | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
……わたしの子供たちは、機関車の真似をしてゐる。 | |||
春の夜は | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
僕はコンクリイトの建物の並んだ丸の内の裏通りを歩いてゐた。 | |||
僕は | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
誰でもわたしのやうだらうか?――ジュウル・ルナアル僕は屈辱を受けた時、なぜか急には不快にはならぬ。 | |||
東洋の秋 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
おれは日比谷公園を歩いてゐた。 | |||
田山花袋君に答う | 夏目漱石 | 5分以内 | |
本月の「趣味」に田山花袋君が小生に関してこんな事を云われた。 | |||
文壇の趨勢 | 夏目漱石 | 10分以内 | |
近頃は大分方々の雑誌から談話をしろしろと責められて、頭ががらん胴になったから、当分品切れの看板でも懸けたいくらいに思っています。 | |||
明治座の所感を虚子君に問れて | 夏目漱石 | 10分以内 | |
○虚子に誘われて珍らしく明治座を見に行った。 | |||
虚子君へ | 夏目漱石 | 10分以内 | |
昨日は失敬。 | |||
足袋 | 島崎藤村 | 5分以内 | |
「比佐さんも好いけれど、アスが太過ぎる……」仙台名影町の吉田屋という旅人宿兼下宿の奥二階で、そこからある学校へ通っている年の若い教師の客をつかまえて、頬辺の紅い宿の娘がそんなことを言って笑った。 | |||
マードック先生の『日本歴史』 | 夏目漱石 | 10分以内 | |
上先生は約の如く横浜総領事を通じてケリー・エンド・ウォルシから自著の『日本歴史』を余に送るべく取り計われたと見えて、約七百頁の重い書物がその後日ならずして余の手に落ちた。 | |||
博士問題の成行 | 夏目漱石 | 5分以内 | |
二月二十一日に学位を辞退してから、二カ月近くの今日に至るまで、当局者と余とは何らの交渉もなく打過ぎた。 | |||
月蝕 | 夢野久作 | 5分以内 | |
★鋼のように澄みわたる大空のまん中で月がすすり泣いている。 | |||
微笑 | 夢野久作 | 5分以内 | |
それは可愛らしい、お河童さんの人形であった。 | |||
海 | 梶井基次郎 | 10分以内 | |
……らすほどそのなかから赤や青や朽葉の色が湧いて来る。 | |||
温泉 | 梶井基次郎 | 30分以内 | |
断片夜になるとその谷間は真黒な闇に呑まれてしまう。 | |||
梁上の足 | 若杉鳥子 | 30分以内 | |
梁上の足若杉鳥子晝間、街から持つて來た昂奮が、夜中私を睡らせなかつた。 | |||
烈日 | 若杉鳥子 | 10分以内 | |
急坂私が坂を下りやうとした時、下の方から急激な怒號が起つた。 | |||
彼女こゝに眠る | 若杉鳥子 | 30分以内 | |
その夜の月は、紺碧の空の幕からくり拔(ぬ)いたやうに鮮やかだつた。 | |||
灰燼十万巻 | 内田魯庵 | 60分以内 | |
十二月十日、珍らしいポカ/\した散歩日和で、暢気に郊外でも※※(ぶらつ)きたくなる天気だったが、忌でも応でも約束した原稿期日が迫ってるので、朝飯も匆々に机に対った処へ、電報!丸善から来た。 | |||
文明国には必ず智識ある高等遊民あり | 内田魯庵 | 5分以内 | |
遊民は如何なる国、何れの時代にもある。 | |||
駆逐されんとする文人 | 内田魯庵 | 30分以内 | |
▲余の住ってる町は以前は組屋敷らしい狭い通りで、多くは小さい月給取の所謂勤人ばかりの軒並であった。 | |||
二十五年間の文人の社会的地位の進歩 | 内田魯庵 | 30分以内 | |
二十五年という歳月は一世紀の四分の一である。 | |||
文芸の主義 | 森鴎外 | 5分以内 | |
芸術に主義というものは本来ないと思う。 | |||
趣味としての読書 | 平田禿木 | 10分以内 | |
最近某大学の卒業論文口頭試問の席へ立会つて、英文学専攻の卒業生がそれぞれ皆立派な研究を発表してゐるのに感服した。 | |||
私の書斎 | 土田杏村 | 10分以内 | |
標題だけは書いたが、さて何を書いて見ようといふ案もない。 | |||
書斎 | 辻潤 | 10分以内 | |
私は長い間、書斎らしい書斎も本箱も何も持たないことをさも自慢らしく吹聴してくらしている人間のひとりなのです。 | |||
家庭の読書室 | 内田魯庵 | 30分以内 | |
近ごろは一般に大分本を読むやうになつた。 | |||
画学校時代 | 上村松園 | 10分以内 | |
十三年の年に小学校を卒業し、翌年十四歳の春、京都府立画学校へ入学しました。 | |||
明治二十四、五年頃の東京文科大学選科 | 西田幾多郎 | 10分以内 | |
私共が故郷の金沢から始めて東京に出た頃は、水道橋から砲兵工廠辺はまだ淋しい所であった。 | |||
新橋 | 北原白秋 | 10分以内 | |
私が東京に着いて一番に鋭く感じたのは新橋停車場の匂でした。 | |||
筆のしづく | 幸徳秋水 | 30分以内 | |
近日何ぞ傷心の事多きや、緑雨は窮死し、枯川は絏紲の人となる、風日暖にして木々の梢緑なる此頃の景色にも、我は中心転た寂寞の情に堪へず、意強き人は女々しと笑はん、我は到底情を矯むるの力なし。 | |||
人造人間 | 平林初之輔 | 60分以内 | |
村木博士は、いろいろな動物試験で、人工生殖の実験が成功したことを報告してから、たった今小使がもって来た二匹のモルモットを入れた檻を卓の上へとり出した。 | |||
月 | 上田敏 | 10分以内 | |
むかしより月をめづる人多し。 | |||
母親 | 若杉鳥子 | 30分以内 | |
母親若杉鳥子みを子が会社を馘(くび)になってから、時々、母親の全く知らない青年が訪ねて来た。 | |||
小熊秀雄全集-15 | 小熊秀雄 | 1時間〜 | |
●小説総目次土の中の馬賊の歌味瓜畑塩を撒く殴る裸婦憂鬱な家泥鰌雨中記諷刺短篇七種盗む男の才能に関する話暗黒中のインテリゲンチャ虫の趨光性に就いて深海に於ける蛸の神経衰弱症状芸妓聯隊の敵前渡河村会の議題『旦那の湯加減並に蝋燭製造の件』一婦人の籐椅子との正式結婚を認めるや否や『飛つチョ』の名人に就いて監房ホテル遙か彼方を眺むれば... | |||
小熊秀雄全集-19 | 小熊秀雄 | 1時間〜 | |
●目次1.モヂリアニ論2.松林桂月論3.松林桂月論(二)4.堅山南風論5.郷倉千靱論6.伊東深水論7.奥村土牛論8.上村松園論9.大智勝観論10.小倉遊亀論11.菊池契月論12.金島桂華論13.徳岡神泉論14.石崎光瑤論15.山口華楊論16.小杉放庵論17.福田平八郎論18.川村曼舟論19.児玉希望論20.大森桃太郎氏の芸術... | |||
夏の月 | 川端茅舎 | 5分以内 | |
水天宮様の真上の方に月があつて、甘酒屋から蛎浜橋までゆく横丁の片側を照らしてゐた。 | |||
書斎と星 | 北原白秋 | 5分以内 | |
『東京にはお星さんがないよ。 | |||
北村透谷詩集 | 北村透谷 | 30分以内 | |
夢中の夢嗚呼かく弱き人ごゝろ、嗚呼かく強き戀の情、[#改ページ]朝靄の歌もらすなよあだうつくしの花、消ゆる汝共に散るものを、うつくしとても幾日經ぬべき、盛りと見しははやすたり[#改ページ]春駒第門出北風に窓閉されて朝夕の伴となるもの書と爐火、軒下の垂氷と共に心凍り眺めて學ぶ雪達摩、けふまでこそは梅櫻、... | |||
霧の不二、月の不二 | 小島烏水 | 30分以内 | |
不二より瞰(み)るに、眼下に飜展せられたる凸版地図の如き平原の中白面の甲府を匝(め)ぐりて、毛ばだちたる皺(しわ)の波を畳み、その波頭に鋭峻の尖(とが)りを起てたるは、是れ言ふまでもなく金峰山、駒ヶ嶽、八ヶ嶽等の大嶽にして、高度いづれも一万尺に迫り、必ずしも我不二に下らざるが如し、不二は自らその高さを意識せざる謙徳の大君なり、裾野より近く不二を仰ぐに愈(いよい)よ低し、偉人と共に家庭居するものは、その那辺が大なるかを解する能はざるが如し。 | |||
白峰山脈縦断記 | 小島烏水 | 1時間〜 | |
緒言前年雨のために失敗した白峰山登りを、再びするために、今年(四十一年)は七月下旬高頭式、田村政七両氏と共に鰍沢へ入った、宿屋は粉屋であった、夕飯の終るころ、向い合った室から、一人の青年が入って来た、私たちが、先刻から頻に白峰、白峰と話すのを聞いて、もしやそれかと思って、宿帳で、姓名を見てそれと知った、というので同行を申し込まれたのである、大阪高等工業学校の生徒、倉橋藤次郎氏である、一人でも同行者を増した心強さは、言うまでもない。 | |||
谷より峰へ峰より谷へ | 小島烏水 | 1時間〜 | |
穂高岳より槍ヶ岳まで岩壁伝いの日誌(明治四十四年七月)二十日松本市より島々まで馬車、島々谷を溯り、徳本峠を踰(こ)え、上高地温泉に一泊。 | |||
不尽の高根 | 小島烏水 | 1時間〜 | |
江戸と東京の富士帰朝したのは、本年三月であった。 | |||
先生への通信 | 寺田寅彦 | 60分以内 | |
ヴェニスからお寺の鳩(はと)に豆を買ってやることは日本に限ることと思っていましたがここのサンマルコのお寺の前でも同じことをやっています。 | |||
病院の夜明けの物音 | 寺田寅彦 | 10分以内 | |
朝早く目がさめるともうなかなか二度とは寝つかれない。 |