北村透谷の全作品
青空文庫で公開されている北村透谷の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全50件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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罪と罰(内田不知庵訳) | 北村透谷 | 10分以内 | |
沈痛、悲慘、幽悽なる心理的小説「罪と罰」は彼の奇怪なる一大巨人(露西亞)の暗黒なる社界の側面を暴露して餘(あま)すところなしと言ふべし。 | |||
楚囚之詩 | 北村透谷 | 30分以内 | |
北村透谷楚囚之詩自余は遂に一詩を作り上げました。 | |||
北村透谷詩集 | 北村透谷 | 30分以内 | |
夢中の夢嗚呼かく弱き人ごゝろ、嗚呼かく強き戀の情、[#改ページ]朝靄の歌もらすなよあだうつくしの花、消ゆる汝共に散るものを、うつくしとても幾日經ぬべき、盛りと見しははやすたり[#改ページ]春駒第門出北風に窓閉されて朝夕の伴となるもの書と爐火、軒下の垂氷と共に心凍り眺めて學ぶ雪達摩、けふまでこそは梅櫻、... | |||
国民と思想 | 北村透谷 | 30分以内 | |
(1)[#「(1)」は縦中横]思想上の三勢力一国民の心性上の活動を支配する者三あり、曰く過去の勢力、曰く創造的勢力、曰く交通の勢力。 | |||
実行的道徳 | 北村透谷 | 5分以内 | |
人は地に生れたるものにして、天を家とするものならず、人生は社会周辺の事実に囲まれてあるものなれば、性行を経綸すべき倫理なるもの一日も無かるべからざるなり。 | |||
徳川氏時代の平民的理想 | 北村透谷 | 60分以内 | |
(第一)焉馬、三馬、源内、一九等の著書を読む時に、われは必らず彼等の中に潜める一種の平民的虚無思想の絃(いと)に触るゝ思あり。 | |||
内部生命論 | 北村透谷 | 30分以内 | |
人間は到底枯燥したるものにあらず。 | |||
復讐・戦争・自殺 | 北村透谷 | 10分以内 | |
復讐人間の心界に、頭は神にして脚は鬼なる怪物棲(す)めり。 | |||
明治文学管見 | 北村透谷 | 60分以内 | |
一、快楽と実用明治文学も既に二十六年の壮年となれり、此歳月の間に如何なる進歩ありしか、如何なる退歩ありしか、如何なる原素と如何なる精神が此文学の中に蟠(わだかま)りて、而して如何なる現象を外面に呈出したるか、是等の事を研究するは緊要なるものなり、而して今日まで未だ此範囲に於て史家の技倆を試みたるものはあらず、唯だ「国民新聞」の愛山生ありて、其の鋭利なる観察を此範囲に向けたるあるのみ。 | |||
山庵雑記 | 北村透谷 | 5分以内 | |
其夢見まほしやと思ふ時、あやにくに夢の無き事あり、夢なかれと思ふ時、うとましき夢のもつれ入ることあり。 | |||
人生に相渉るとは何の謂ぞ | 北村透谷 | 30分以内 | |
繊巧細弱なる文学は端なく江湖の嫌厭を招きて、異しきまでに反動の勢力を現はし来りぬ。 | |||
「平和」発行之辞 | 北村透谷 | 5分以内 | |
過ぬる明治二十二年の秋、少数の有志相会して平和会なる者を組織せり。 | |||
想断々(1) | 北村透谷 | 5分以内 | |
労苦界と戦争ヱデンの園にアダム、神の禁を破りし時、ヱホバは彼に告げて言ひけるは「汝は一生の間、労苦して其食を得ん」と。 | |||
想断々(2) | 北村透谷 | 5分以内 | |
兵甲と国家兵甲を以て国威を張るは変なり。 | |||
頑執妄排の弊 | 北村透谷 | 10分以内 | |
宇宙を観察するの途二あり、一は宇宙を「死躰」として観るにあり、他は宇宙を「生躰」として観るにあり、人生を観察するの途二あり、一は人生を今世に限られたるものとして観るにあり、他は人生を未来に亘るものとして観るにあり。 | |||
人生の意義 | 北村透谷 | 10分以内 | |
人間の外に人間を研究すべき者なし、ライフある者の外にライフを研究すべき者なし。 | |||
賤事業弁 | 北村透谷 | 5分以内 | |
事業を賤(いや)しむといふ事は「文学界」が受けたる攻撃の一なり。 | |||
熱意 | 北村透谷 | 10分以内 | |
真贄の隣に熱意なる者あり。 | |||
富嶽の詩神を思ふ | 北村透谷 | 10分以内 | |
空を望んで駿駆する日陽、虚に循つて警立する候節、天地の運流、いつを以て極みとはするならん。 | |||
漫言一則 | 北村透谷 | 5分以内 | |
われかつて徒然草を読みける時、撰みて持つべき友の中に病ひある人を数へたり。 | |||
哀詞序 | 北村透谷 | 10分以内 | |
歓楽は長く留り難く、悲音は尽くる時を知らず。 | |||
我牢獄 | 北村透谷 | 30分以内 | |
もし我にいかなる罪あるかを問はゞ、我は答ふる事を得ざるなり、然れども我は牢獄の中にあり。 | |||
厭世詩家と女性 | 北村透谷 | 30分以内 | |
恋愛は人世の秘鑰なり、恋愛ありて後人世あり、恋愛を抽き去りたらむには人生何の色味かあらむ、然るに尤も多く人世を観じ、尤も多く人世の秘奥を究むるといふ詩人なる怪物の尤も多く恋愛に罪業を作るは、抑も如何なる理ぞ。 | |||
各人心宮内の秘宮 | 北村透谷 | 30分以内 | |
各人は自ら己れの生涯を説明せんとて、行為言動を示すものなり、而(しか)して今日に至るまで真に自己を説明し得たるもの、果して幾個かある。 | |||
秋窓雑記 | 北村透谷 | 10分以内 | |
第かなしきものは秋なれど、また心地好きものも秋なるべし。 | |||
主のつとめ | 北村透谷 | 5分以内 | |
「汝ら只ヱホバをかしこみ心をつくして誠にこれにつかへよ」(撒母耳前書第十二章二十四節)(七月分日課)この月の日課なる馬太伝の中には神の王国に就きて重要なる教へ多くあり。 | |||
処女の純潔を論ず | 北村透谷 | 30分以内 | |
天地愛好すべき者多し、而(しか)して尤も愛好すべきは処女の純潔なるかな。 | |||
心機妙変を論ず | 北村透谷 | 30分以内 | |
哲学必ずしも人生の秘奥を貫徹せず、何ぞ況んや善悪正邪の俗論をや。 | |||
他界に対する観念 | 北村透谷 | 30分以内 | |
悲劇必らずしも悲を以て旨とせず、厭世必らずしも厭を以て趣とせず、別に一種の抜く可からざる他界に対する自然の観念の存するものあり、この観念は以て悲劇を人心の情世界に愬(うつた)へしめ、厭世を高遠なる思想家に迎へしむ、人間ありてよりこの観念なきはあらず、或は遠く或は近く、大なるものあり、小なるものあり、宗教この観念の上に立ち、詩想この観念の糧に活く。 | |||
客居偶録 | 北村透谷 | 10分以内 | |
其旅心暫らく都門熱閙の地を離れて、身を閑寂たる漁村に投ず。 | |||
「罪と罰」の殺人罪 | 北村透谷 | 10分以内 | |
不知庵主人の譯(やく)に成りし罪と罰に對(たい)する批評仲々に盛なりとは聞けるが、病氣其他の事ありて余が今日までに見たるは僅に四五種のみ、而(しか)して其中にも學海先生が國民の友に掲げられし評文は特に見目立ちて見えぬ。 | |||
鬼心非鬼心 | 北村透谷 | 10分以内 | |
悲しき事の、さても世には多きものかな、われは今読者と共に、しばらく空想と虚栄の幻影を離れて、まことにありし一悲劇を語るを聞かむ。 | |||
三日幻境 | 北村透谷 | 30分以内 | |
(上)人生何すれぞ常に忙促たる、半生の過夢算ふるに遑(いとま)なし。 | |||
粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ | 北村透谷 | 10分以内 | |
心して我文学史を読む者、必らず徳川氏文学中に粋なる者の勢力おろそかならざりしを見む。 | |||
「伽羅枕」及び「新葉末集」 | 北村透谷 | 30分以内 | |
一は実を主とし、一は想を旨とする紅葉と露伴。 | |||
「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ | 北村透谷 | 10分以内 | |
まづ祝すべきは市谷の詩人が俗嘲を顧みずして、この新らしき題目を歌ひたることなり。 | |||
一夕観 | 北村透谷 | 5分以内 | |
其ある宵われ※(まど)にあたりて横はる。 | |||
劇詩の前途如何 | 北村透谷 | 30分以内 | |
文界の筮卜者は幾度となく劇詩熱の流行を預言せり、然るに今年までは当れるにもあらず、当らぬにもあらず、これといふ傑作も出ざれば、劇詩の流行とも言ふべき程の事もあらず。 | |||
思想の聖殿 | 北村透谷 | 5分以内 | |
思想の領地は栄光ある天門より暗濛たる深谷に広がれり。 | |||
兆民居士安くにかある | 北村透谷 | 5分以内 | |
多くの仏学者中に於てルーソー、ボルテールの深刻なる思想を咀嚼(そしやく)し、之を我が邦人に伝へたるもの兆民居士を以て最とす。 | |||
万物の声と詩人 | 北村透谷 | 30分以内 | |
万物自から声あり。 | |||
情熱 | 北村透谷 | 10分以内 | |
ミルトンは情熱を以て大詩人の一要素としたり。 | |||
漫罵 | 北村透谷 | 5分以内 | |
一夕友と与に歩して銀街を過ぎ、木挽町に入らんとす、第二橋辺に至れば都城の繁熱漸く薄らぎ、家々の燭影水に落ちて、はじめて詩興生ず。 | |||
「油地獄」を読む | 北村透谷 | 30分以内 | |
刑鞭を揮ふ獄吏として、自著自評の抗難者として、義捐小説の冷罵者として、正直正太夫の名を聞くこと久し。 | |||
「歌念仏」を読みて | 北村透谷 | 30分以内 | |
巣林子の世話戯曲十中の八九は主人公を遊廓内に取れり、其清潔なる境地より取り来りたる者は甚だ少数なる中に「お夏清十郎歌念仏」は傑作として知られたり。 | |||
一種の攘夷思想 | 北村透谷 | 10分以内 | |
三千年を流るゝ長江漫※(も)[#「さんずい+(くさかんむり/奔)」、83-上-3]たり、其始めは神委にして、極めて自然なる悖生にゆだねたり、仲頃、唐宋の学芸を誘引し、印度の幽玄なる哲学的宗教に化育せられたりと雖(いへども)、凡ての羣流、凡ての涓※(も)(けんくわい)[#「さんずい+會」、83-上-5]を合せて、長江は依然として長江なり。 | |||
最後の勝利者は誰ぞ | 北村透谷 | 10分以内 | |
人生は戦争の歴史なり。 | |||
トルストイ伯 | 北村透谷 | 10分以内 | |
「聖くまことなる心、無極の意と相繋がる意、世の雑染を離れて神に達するの眼、是等の三要素を兼有する詩人文客の詞句を聴くは楽しむ可きかな。 | |||
松島に於て芭蕉翁を読む | 北村透谷 | 10分以内 | |
余が松島に入りたるは、四月十日の夜なりき。 | |||
文学史の第一着は出たり | 北村透谷 | 5分以内 | |
關根正直氏の手に成りたる「小説史稿」は兔に角日本文學史の第一着手なり。 |
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