30分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
101-150件 / 全3,902件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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長篠合戦 | 菊池寛 | 30分以内 | |
元亀三年十二月二十二日、三方ヶ原の戦に於て、信玄は浜松の徳川家康を大敗させ、殆ど家康を獲んとした。 | |||
恋愛論 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
恋愛とはいかなるものか、私はよく知らない。 | |||
おしゃれ童子 | 太宰治 | 30分以内 | |
子供のころから、お洒落のようでありました。 | |||
源氏物語 | 紫式部 | 30分以内 | |
あひがたきいつきのみことおもひてきさらに遥(はる)かになりゆくものを(晶子)前斎宮の入内を女院は熱心に促しておいでになった。 | |||
兄たち | 太宰治 | 30分以内 | |
父がなくなったときは、長兄は大学を出たばかりの二十五歳、次兄は二十三歳、三男は二十歳、私が十四歳でありました。 | |||
パンパンガール | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私は先ごろパンパンガールと会談した。 | |||
殺人狂の話 | 浜尾四郎 | 30分以内 | |
殺人という大罪を犯すには種々な動機がある。 | |||
猿ヶ島 | 太宰治 | 30分以内 | |
はるばると海を越えて、この島に着いたときの私の憂愁を思い給え。 | |||
戦争責任者の問題 | 伊丹万作 | 30分以内 | |
最近、自由映画人連盟の人たちが映画界の戦争責任者を指摘し、その追放を主張しており、主唱者の中には私の名前もまじつているということを聞いた。 | |||
源氏物語 | 紫式部 | 30分以内 | |
若やかにうぐひすぞ啼(な)く初春の衣くばられし一人のやうに(晶子)新春第一日の空の完全にうららかな光のもとには、どんな家の庭にも雪間の草が緑のけはいを示すし、春らしい霞(かすみ)の中では、芽を含んだ木の枝が生気を見せて煙っているし、それに引かれて人の心ものびやかになっていく。 | |||
万葉集を読む | 正岡子規 | 30分以内 | |
四月十五日草廬に於いて萬葉集輪講會を開く。 | |||
山椒魚 | 岡本綺堂 | 30分以内 | |
K君は語る。 | |||
源氏物語 | 紫式部 | 30分以内 | |
身にしみて物を思へと夏の夜の蛍ほのかに青引きてとぶ(晶子)源氏の現在の地位はきわめて重いがもう廷臣としての繁忙もここまでは押し寄せて来ず、のどかな余裕のある生活ができるのであったから、源氏を信頼して来た恋人たちにもそれぞれ安定を与えることができた。 | |||
源氏物語 | 紫式部 | 30分以内 | |
けざやかにめでたき人ぞ在ましたる野分が開くる絵巻のおくに(晶子)中宮のお住居の庭へ植えられた秋草は、今年はことさら種類が多くて、その中へ風流な黒木、赤木のませ垣が所々に結われ、朝露夕露の置き渡すころの優美な野の景色を見ては、春の山も忘れるほどにおもしろかった。 | |||
源氏物語 | 紫式部 | 30分以内 | |
むらさきのふぢばかまをば見よといふ二人泣きたきここち覚えて(晶子)尚侍になって御所へお勤めするようにと、源氏はもとより実父の内大臣のほうからも勧めてくることで玉鬘は煩悶をしていた。 | |||
チャンス | 太宰治 | 30分以内 | |
人生はチャンスだ。 | |||
世界怪談名作集 | アンブローズ・ビアス | 30分以内 | |
粗木のテーブルの片隅に置かれてあるあぶら蝋燭の光りを頼りに、一人の男が書物に何か書いてあるのを読んでいた。 | |||
桜 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
桜ばないのち一ぱいに咲くからに生命をかけてわが眺めたりさくら花咲きに咲きたり諸立ちの棕梠(しゆろ)春光にかがやくかたへこの山の樹樹のことごと芽ぐみたり桜のつぼみ稍(やや)ややにゆるむひつそりと欅(けやき)大門とざしありひつそりと桜咲きてあるかも丘の上の桜さく家の日あたりに啼(な)きむつみ居る親豚子豚ひともとの桜の幹につながれし若駒の瞳のうるめる愛し淋しげに今年の春も咲くものか一樹は枯れしその傍の桜春さればさ... | |||
源氏物語 | 紫式部 | 30分以内 | |
天地に春新しく来たりけり光源氏のみむすめのため(晶子)源氏が十一歳の姫君の裳着の式をあげるために設けていたことは並み並みの仕度でなかった。 | |||
厳島合戦 | 菊池寛 | 30分以内 | |
陶晴賢が主君大内義隆を殺した遠因は、義隆が相良遠江守武任を寵遇したからである。 | |||
春の鳥 | 国木田独歩 | 30分以内 | |
今より六七年前、私はある地方に英語と数学の教師をしていたことがございます。 | |||
ばけものばなし | 岸田劉生 | 30分以内 | |
*これは怪談をするのではない、ばけものについて、いろいろと考えた事や感じたこと等、思い出すままに描いてみようと思うのである。 | |||
メリイクリスマス | 太宰治 | 30分以内 | |
東京は、哀しい活気を呈していた、とさいしょの書き出しの一行に書きしるすというような事になるのではあるまいか、と思って東京に舞い戻って来たのに、私の眼には、何の事も無い相変らずの「東京生活」のごとくに映った。 | |||
源氏物語 | 紫式部 | 30分以内 | |
すずむしは釈迦牟尼仏のおん弟子の君のためにと秋を浄むる(晶子)夏の蓮(はす)の花の盛りに、でき上がった入道の姫宮の御持仏の供養が催されることになった。 | |||
源氏物語 | 紫式部 | 30分以内 | |
亡き人の手なれの笛に寄りもこし夢のゆくへの寒き夜半かな(晶子)権大納言の死を惜しむ者が多く、月日がたっても依然として恋しく思う人ばかりであった。 | |||
釣り師の心境 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私は妙に魚釣りに縁のあるあたりに住んできたが、小田原で三日間ぐらい鮎釣りをした以外は魚を釣ったことがない。 | |||
世界怪談名作集 | ギ・ド・モーパッサン | 30分以内 | |
私たちは最近の訴訟事件から談話に枝が咲いて、差押えということについて話し合っていた。 | |||
源氏物語 | 紫式部 | 30分以内 | |
春の日の光の名残花ぞのに匂ひ薫ると思ほゆるかな(晶子)光君がおかくれになったあとに、そのすぐれた美貌を継ぐと見える人は多くの遺族の中にも求めることが困難であった。 | |||
源氏物語 | 紫式部 | 30分以内 | |
うぐひすも問はば問へかし紅梅の花のあるじはのどやかに待つ(晶子)今按察使大納言といわれている人は、故人になった太政大臣の次男であった。 | |||
源氏物語 | 紫式部 | 30分以内 | |
早蕨の歌を法師す君に似ずよき言葉をば知らぬめでたさ(晶子)「日の光林藪しわかねばいそのかみ古りにし里も花は咲きけり」と言われる春であったから、山荘のほとりのにおいやかになった光を見ても、宇治の中の君は、どうして自分は今まで生きていられたのであろうと、現在を夢のようにばかり思われた。 | |||
志賀直哉氏の作品 | 菊池寛 | 30分以内 | |
自分は現代の作家の中で、一番志賀氏を尊敬している。 | |||
雨の上高地 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
山好きの友人から上高地行を勧められる度に、自動車が通じるようになったら行くつもりだといって遁(に)げていた。 | |||
ランボオ詩集≪学校時代の詩≫ | ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー | 30分以内 | |
Ver erat春であつた、オルビリウスは羅馬で病ひに苦しんでゐた彼は身動きも出来なかつた、無情な教師、彼の剣術は中止されてゐたその打合ひの音は、我が耳を聾((ろう))さなかつた木刀は、打続く痛みを以つて我が四肢をいためることをやめてゐた。 | |||
変った話 | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
電車で老子に会った話中学で孔子や孟子のことは飽きるほど教わったが、老子のことはちっとも教わらなかった。 | |||
さまよえる猶太人 | 芥川竜之介 | 30分以内 | |
基督教国にはどこにでも、「さまよえる猶太人」の伝説が残っている。 | |||
生と歌 | 中原中也 | 30分以内 | |
古へにあつて、人が先づ最初に表現したかつたものは自分自身の叫びであつたに相違ない。 | |||
アカシヤの花 | 田山花袋 | 30分以内 | |
たしか長春ホテルであつたと思ふ。 | |||
どんぐり | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
もう何年前になるか思い出せぬが日は覚えている。 | |||
電車の混雑について | 寺田寅彦 | 30分以内 | |
満員電車のつり皮にすがって、押され突かれ、もまれ、踏まれるのは、多少でも亀裂の入った肉体と、そのために薄弱になっている神経との所有者にとっては、ほとんど堪え難い苛責である。 | |||
歩くこと | 三好十郎 | 30分以内 | |
自分の頭が混乱したり[#「混乱したり」は底本では「混乱たしり」]、気持がよわくなったり、心が疲れたりしたときには、私はよく歩きに出かけます。 | |||
吉原百人斬り | 正岡容 | 30分以内 | |
序章随分久しい馴染だつた神田伯龍がポツクリ死んで、もう三年になる。 | |||
推理小説論 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
日本の探偵作家の間に、探偵小説芸術論という一風潮があって、ドストエフスキーは探偵小説だというような説があるが、こういうのを暴論と称する。 | |||
人生三つの愉しみ | 坂口安吾 | 30分以内 | |
アンタブスという酒が嫌いになる薬の実験者の話が週刊朝日に収録されていたが、効果テキメンというわけにはいかないらしい。 | |||
首が落ちた話 | 芥川竜之介 | 30分以内 | |
上何小二は軍刀を抛(ほう)り出すと、夢中で馬の頸(くび)にしがみついた。 | |||
中津留別の書 | 福沢諭吉 | 30分以内 | |
中津留別の書人は万物の霊なりとは、ただ耳目鼻口手足をそなえ言語・眠食するをいうにあらず。 | |||
Kの昇天 | 梶井基次郎 | 30分以内 | |
お手紙によりますと、あなたはK君の溺死について、それが過失だったろうか、自殺だったろうか、自殺ならば、それが何に原因しているのだろう、あるいは不治の病をはかなんで死んだのではなかろうかと様さまに思い悩んでいられるようであります。 | |||
スポーツ・文学・政治 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
スポーツ談議いま僕の書いている『スキヤキから一つの歴史がはじまる』は、はじめにスポーツマンが主人公になっているせいか、スポーツ精神といったものを書いているせいか、とにかくスポーツマンに評判がいゝ。 | |||
おさん | 太宰治 | 30分以内 | |
たましいの、抜けたひとのように、足音も無く玄関から出て行きます。 | |||
私は誰? | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私はこゝ一ヶ月間に五回も座談会にひっぱりだされて困った。 | |||
田原坂合戦 | 菊池寛 | 30分以内 | |
西郷降盛が兵を率いて鹿児島を発したときの軍容は次の通りである。 |
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