源氏物語50 早蕨
紫式部
『源氏物語』は青空文庫で公開されている紫式部の短編作品。11,556文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
| 文字数 | 30分以内 11,556文字 |
| 人気 | 10,262PV |
| 書き出し書出 | 早蕨の歌を法師す君に似ずよき言葉をば知らぬめでたさ(晶子)「日の光林藪しわかねばいそのかみ古りにし里も花は咲きけり」と言われる春であったから、山荘のほとりのにおいやかになった光を見ても、宇治の中の君は、どうして自分は今まで生きていられたのであろうと、現在を夢のようにばかり思われた。 |
| 初出 | |
| 底本 | 全訳源氏物語 下巻 |
| 表記 | 新字新仮名 |
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