60分以内で読める青空文庫の中編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 細木香以 | 森鴎外 | 60分以内 | |
一 細木香以は津藤である。 | |||
| 諸家の芸術価値理論の批判 | 平林初之輔 | 60分以内 | |
はしがき 私が「新潮」三月号に発表した「政治的価値と芸術的価値」は、私の頭に疑問として残されてゐた一つの問題を、雑然と、無秩序に、しかも甚だ例証的に、従つて、非常に単純化された姿に於いて、そして何よりも率直に、表白して、私自身その問題に対する一つのサジエツシヨンを試みつゝ、大方の示教を乞ふために書かれたものであつた。 | |||
| 文語詩稿 一百篇 | 宮沢賢治 | 60分以内 | |
目次 母 岩手公園 選挙 崖下の床屋 祭日〔一〕 保線工手 〔南風の頬に酸くして〕 種山ヶ原 ポランの広場 巡業隊 夜 医院 〔沃度ノニホヒフルヒ来ス〕 〔みちべの苔にまどろめば〕 〔二山の瓜を運びて〕 〔けむりは時に丘丘の〕 〔遠く琥珀のいろなして〕 心相 肖像 暁眠 旱倹 〔老いては冬の孔雀守る〕 老農 浮世絵 歯科医院 〔かれ草の雪とけたれば〕 退耕 〔白金環の天末を〕 早春 来々軒 林館 | |||
| 遠野へ | 水野葉舟 | 60分以内 | |
一 「いま、これから東の方に向って、この花巻を発つ。目的地の遠野に着くには、今夜、夜が少し更けてからだそうだ。」――この頃は、もう少しずつ雪が解けはじめたので、途中が非常な悪路だと聞いた。 | |||
| 放生津物語 | 田中貢太郎 | 60分以内 | |
一 越中の放生津の町中に在る松や榎の飛び飛びに生えた草原は、町の小供の遊び場所であった。 | |||
| 帰途 | 水野葉舟 | 60分以内 | |
一 三月二十七日――陸中のこの山間の村一帯に雪にまじって雨が降った。 | |||
| 佐渡が島 | 長塚節 | 60分以内 | |
一 濱茄子の花 佐渡は今日で三日共雨である。 | |||
| かの女の朝 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
K雑誌先月号に載ったあなたの小説を見ました。 | |||
| 伊勢之巻 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
昔男と聞く時は、今も床しき道中姿。 | |||
| 露肆 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 寒くなると、山の手大通りの露店に古着屋の数が殖える。 | |||
| 天竜川 | 小島烏水 | 60分以内 | |
一 山又山の上を、何日も偃松の中に寝て、カアキイ色の登山服には、松葉汁をなすり込んだ青い斑染が、消えずに残つてゐる、山を下りてから、飯田の町まで寂しい宿駅を、車の上で揺られて来たが、どこを見ても山が重なり合ひ、顔を出し、肩を寄せて、通せん坊をしてゐる、これから南の国まで歩くとすれば、高い峠、低い峠が、鋭角線を何本も併行させたり、乱れ打つたりして、疲れた足の邪魔をする。 | |||
| 木枯紀行 | 若山牧水 | 60分以内 | |
――ひと年にひとたび逢はむ斯く言ひて 別れきさなり今ぞ逢ひぬる―― 十月二十八日。 | |||
| 伊良湖の旅 | 吉江喬松 | 60分以内 | |
北から吹く風が冷たく湖上を亙つて来た。 | |||
| 放翁鑑賞 | 河上肇 | 60分以内 | |
渭南文集五十巻、老学庵筆記十巻、詩に関する 説話の散見するものを、拾ひ集めて此篇を成す。 | |||
| 華厳滝 | 幸田露伴 | 60分以内 | |
一 昭和二年七月の九日、午後一時過ぐるころ安成子の來車を受け、かねての約に從つて同乘して上野停車場へと向つた。 | |||
| 滑川畔にて | 嘉村礒多 | 60分以内 | |
北鎌倉で下車して、時計を見ると十時であつた。 | |||
| 箱根の山々 | 近松秋江 | 60分以内 | |
夏が來て、また山の地方を懷かしむ感情が自然に私の胸に慘んでくるのを覺える。 | |||
| 海郷風物記 | 木下杢太郎 | 60分以内 | |
夕暮れがた汽船が小さな港に着く。 | |||
| 書簡 | 原民喜 | 60分以内 | |
●昭和十一年四月三十日 千葉市登戸より 村岡敏(末弟・当時明治大学ホッケー部に在籍し、ベルリンオリンピックに代表として派遣された)宛 今朝早くから女房が起すのである それから一日中オリンピツクのことを云つて女房は浮かれ たうたう我慢が出来ないと云ふので速達を出すといふのである 大変芽出度いこととワシも思ふのである この上は身躰に注意し晴れの榮冠を擔つてかへつて來い 原家一同それを望んでやまないので | |||
| チャアリイは何処にいる | 牧逸馬 | 60分以内 | |
1 七月一日だった。 | |||
| 京阪聞見録 | 木下杢太郎 | 60分以内 | |
予も亦明晩立たうと思ふ。 | |||
| 蒲寿庚の事蹟 | 桑原隲蔵 | 60分以内 | |
本論 一 大食人の通商 西暦八世紀の初頃から、十五世紀の末に、ヨーロッパ人が東洋に來航する頃まで、約八百年の間は、アラブ人が世界の通商貿易の舞臺に立つて、尤も活躍した時代で、殊に西暦八世紀の後半に、Abb※s 王朝が縛達 Baghd※d に都を奠めて以來、彼等は海上から印度や支那方面の通商に尤も力を注いだ。 | |||
| 大秦景教流行中国碑に就いて | 桑原隲蔵 | 60分以内 | |
私は明治四十三年四月の『藝文』に、「西安府の大秦景教流行中國碑』といふ論文を發表した。そののち大正十二年の六月に、景教碑の模型の京都帝國大學到着を記念すべく開かれた史學研究會で、「大秦景教流行中國碑に就きて」と題する講演をした。茲に掲ぐる論文は、さきの論文と講演とを一纏めにして、新に作つたものである。 茲に紹介する景教碑、詳しくいへば大秦景教流行中國碑は、唐時代に建設されたもので、その當時支 | |||
| 湖光島影 | 近松秋江 | 60分以内 | |
比叡山延暦寺の、今、私の坐つてゐる宿院の二階の座敷の東の窓の机に凭つて遠く眼を放つてゐると、老杉蓊鬱たる尾峰の彼方に琵琶湖の水が古鏡の表の如く、五月雨霽れの日を受けて白く光つてゐる。 | |||
| 酔ひたる商人 | 水野仙子 | 60分以内 | |
一 東北のある小さな一町民なる綿屋幸吉は、今朝起きぬけに例の郡男爵から迎への手紙を受け取つたのであつた。 | |||
| 関牧塲創業記事 | 関寛 | 60分以内 | |
創業記事端書 世の中をわたりくらべて今ぞ知る 阿波の鳴門は浪風ぞ無き 予は第二の故郷として徳島に住する事殆んど四十年、為に数十回鳴門を渡りたるも、暴風激浪の為めに苦しめらるる事を記憶せざるなり。 | |||
| 氷花 | 原民喜 | 60分以内 | |
三畳足らずの板敷の部屋で、どうかすると息も窒がりさうになるのであつた。 | |||
| 災厄の日 | 原民喜 | 60分以内 | |
自分の部屋でもないその部屋を自分の部屋のやうに、古びた襖や朽ちかかつた柱や雨漏のあとをとどめた壁を、自分の心の内部か何かのやうに安らかな気持で僕は眺めてゐる。 | |||
| 魔のひととき | 原民喜 | 60分以内 | |
ここでは夜明けが僕の瞼の上に直接落ちてくる。 | |||
| チビの魂 | 徳田秋声 | 60分以内 | |
彼女も亦人並みに――或ひはそれ以上に本能的な母性愛をもつてゐた。 | |||
| のらもの | 徳田秋声 | 60分以内 | |
一 「月魄」といふ関西の酒造家の出してゐるカフヱの入口へ来た時、晴代は今更らさうした慣れない職業戦線に立つことに、ちよつと気怯れがした。 | |||
| 三つの挿話 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
墓畔の家 これは私が小学三四年のころの話である。 | |||
| 花を持てる女 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
一 私はその日はじめて妻をつれて亡き母の墓まいりに往った。 | |||
| 朴の咲く頃 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
一 あたりはしいんとしていて、ときおり谷のもっと奥から山椒喰のかすかな啼き声が絶え絶えに聞えて来るばかりだった。 | |||
| 恢復期 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
第一部 彼はすやすやと眠っているように見えた。 | |||
| 旅の絵 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
……なんだかごたごたした苦しい夢を見たあとで、やっと目がさめた。 | |||
| 不器用な天使 | 堀辰雄 | 60分以内 | |
1 カフエ・シヤノアルは客で一ぱいだ。 | |||
| 日記 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
七月二十一日 晴 木の葉のしげみや花ずいの奥にまだ夜の香りがうせない頃に目が覚めた。 | |||
| 怨霊借用 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 婦人は、座の傍に人気のまるでない時、ひとりでは按摩を取らないが可いと、昔気質の誰でもそう云う。 | |||
| 昔の女 | 三島霜川 | 60分以内 | |
埃深い北向の家である。 | |||
| 公益に有害の鉱業を停止せざるの儀に付質問書 | 田中正造 | 60分以内 | |
公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書 (明治三十年二月廿六日、衆議院提出) 一、栃木縣上都賀郡足尾銅山鑛毒の慘酷なる事實は、今尚其被害地なる栃木群馬茨城埼玉の四縣下人民より提出しつゝある鑛業停止請願に依り又群馬縣々會も鑛業停止すべきを内務大臣に建議を爲したるを以て明なり。 | |||
| 落ちてゆく世界 | 久坂葉子 | 60分以内 | |
ある日―― 足音をしのばせて私は玄関から自分の居間にはいり、いそいで洋服をきかえると父の寐ている部屋の襖をあけました。 | |||
| 死の接吻 | 南部修太郎 | 60分以内 | |
猫の唸聲 「ふウん、臺所に電氣がついてる‥‥」 凍りついた雪の道に思はず足を止めて、若い農夫のカアルソンは宵闇の中に黒く浮んでゐる二階建の別荘の方へおびえたやうな視線を投げた。 | |||
| ドナウ源流行 | 斎藤茂吉 | 60分以内 | |
一 この息もつかず流れている大河は、どのへんから出て来ているだろうかと思ったことがある。 | |||
| 悲しめる心 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
我が妹の 亡き御霊の 御前に 只一人の妹に先立たれた姉の心はその両親にも勝るほど悲しいものである。 | |||
| 二十三番地 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
暫く明いて居た裏の家へ到々人が来て仕舞った。 | |||
| 追憶 | 宮本百合子 | 60分以内 | |
二日も降り続いて居た雨が漸う止んで、時候の暑さが又ソロソロと這い出して来た様な日である。 | |||
| 無題(一) | 宮本百合子 | 60分以内 | |
旅人はまだ迷って居ます。 | |||
| ほうとする話 | 折口信夫 | 60分以内 | |
一 ほうとする程長い白浜の先は、また、目も届かぬ海が揺れてゐる。 | |||
| ひな勇はん | 宮本百合子 | 60分以内 | |
いつでも黒い被衣を着て切下げて居た祖母と京都に行って居たのは丁度六月末池の水草に白い豆の様な花のポツリポツリと見え始める頃から紫陽花のあせる頃までで私にはかなり長い旅であった。 | |||