60分以内で読める喜田貞吉の中編作品
青空文庫で公開されている喜田貞吉の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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武士を夷ということの考 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
緒言国史地理学上、本邦の種族調査の一部として、さきに「夷俘・俘囚の考」と「東人考」とを発表したる余輩の研究は、ここに中世において武士を夷(えびす)と称したることの理由を説明すべき順序となれり。 | |||
奥州における御館藤原氏 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
緒言余輩は前号において征夷大将軍の名義について管見を披瀝し、平安朝において久しく補任の中絶しておったこの軍職が、源頼朝によって始めて再興せられたものである事情を明かにし、その以前に木曾義仲がすでに征夷大将軍に任ぜられたとの古書の記事があり、それが古来一般に歴史家によって認められているとはいえ、その実義仲の任ぜられたのは頼朝討伐のための征東大将軍であって、征夷ではなく、また内容からも征夷大将軍というべきものではなかった次第を明かにしたのであった。 | |||
八坂瓊之曲玉考 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
緒言昭和三年七月発行関西考古会の機関雑誌『考古』第三号において、余輩は未熟なる「曲玉考」一篇を発表して管見を学界に問うたことがあった。 | |||
くぐつ名義考 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
緒言自分は昨年一月の本誌神祇祭祀号において少彦名命の研究を発表した中に、説たまたま谷蟆の事から、引いてクグツ(傀儡)の名義にまで一寸及んだ事であった。 | |||
国号の由来 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
緒言昭和九年初頭の第六十五回帝国議会において、頭山満氏ほか数氏の名を以て、国号制定に関する請願なるものが提出せられた。 | |||
憑き物系統に関する民族的研究 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
序論――術道の世襲と憑き物系統ここに憑き物系統とは、俗に狐持・犬神筋などと言われる所謂「物持筋」の事である。 | |||
間人考 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
はしがき我が古代の社会組織の上に「間人」という一階級があった。 | |||
本州における蝦夷の末路 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
本編は去る七月十一、十二の両日にわたって、仙台放送局の需めに応じて放送したところであります。 | |||
オシラ神に関する二三の臆説 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
はしがき東北文化の研究については、土俗上、信仰上、見のがすことのできないものの一つにオシラ神がある。 | |||
震災後記 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
九月一日来の関東の大震については、自分の親しく見聞関知したところをいささか書きとめて、その混乱の最も烈しかった六日までの分を「震災日誌」と題して『社会史研究』拾壱月号〔(第一〇巻第三号)〕に掲載したのであったが、七日以後にもかなりひどい余震が繰り返され、世間はそわそわとして震災気分は相変らず濃厚だ。 | |||
震災日誌 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
大正十二年九月一日関東地方に起った大地震は、未曾有の大災害を東京・横浜その他の都邑に及ぼした。 | |||
蝦夷とコロボツクルとの異同を論ず | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
我が群島國の先住種族中、石器を使用して、其遺蹟を後世に遺せるものは何なりやとの疑問に對して解决を與ふる諸説の中、最も多數なるは、之を蝦夷なりとするものと、之を蝦夷とは別種なるコロボツクルなりとするものとの兩説なり。 | |||
春雪の出羽路の三日 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
思いのほかの雪中旅行昨年十一月に始めて出羽の踏査に着手したその続きを、この春の休暇中にやってみたいと思っている折から、山形県史蹟名勝天然記念物調査委員会の開会式が行われるので、やって来ぬかと理事官の有吉君から言って来られた。 | |||
エタに対する圧迫の沿革 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
エタに対する甚だしい圧迫の事実名称廃止以前のエタに対する幕府その他諸藩当路者の発した布告法令の文を見ると、その圧迫の甚だしかった状態は、実に悪寒戦慄を覚えしむるものがある。 | |||
旃陀羅考 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
緒言日蓮宗の宗祖日蓮聖人はエタの子なりという説がある。 | |||
放免考 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
賀茂葵祭の放免本願寺葬儀参列の宝来の事に関連して、前号までに一と通り祇園の犬神人の観察を終った自分は、これに次いでさらに賀茂の葵祭に関連して、「放免」なるものの由来変遷を観察すべき順序となった。 |
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