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震災後記

喜田貞吉

『震災後記』は青空文庫で公開されている喜田貞吉の中編作品。22,014文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
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60分以内
22,014文字
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書出

九月一日来の関東の大震については、自分の親しく見聞関知したところをいささか書きとめて、その混乱の最も烈しかった六日までの分を「震災日誌」と題して『社会史研究』拾壱月号〔(第一〇巻第三号)〕に掲載したのであったが、七日以後にもかなりひどい余震が繰り返され、世間はそわそわとして震災気分は相変らず濃厚だ。

初出「社会史研究 第一〇巻第四号」1923(大正12)年12月
底本喜田貞吉著作集 第一四巻 六十年の回顧・日誌
表記
新字新仮名
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