5分以内で読める岸田国士の短編作品
青空文庫で公開されている岸田国士の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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『十二月』 | 岸田国士 | 5分以内 | |
これは本誌(前同)四月号の頁をあらまし占領した小山祐士君の力作だ。 | |||
コクトオの『声』その他を聴く | 岸田国士 | 5分以内 | |
最近、仏蘭西版の新しい舞台のレコオドを幾枚か聴く機会を与へられた。 | |||
空襲ドラマ | 岸田国士 | 5分以内 | |
先般放送局文芸課長久保田万太郎氏から、ラヂオ放送用の「空襲ドラマ」を書いてみないかと勧められ、少々面喰つたが、いろいろ考へた末、ひとつやつてみようといふ気になつた。 | |||
小劇場記念公演 | 岸田国士 | 5分以内 | |
シェイクスピイヤ作、坪内逍遥博士訳「ハムレット」五幕二十場の演出である。 | |||
新劇の自活 | 岸田国士 | 5分以内 | |
新劇といふ言葉も、可なり古くなつた。 | |||
現代劇のない日本 | 岸田国士 | 5分以内 | |
日本中の劇場で、これまで「現代劇」をやつたことがないと云へば、確かにそこ此処から異論が出るだらうと思ひますが、私は、それでも、「日本は現代劇なし」と明言します。 | |||
芝居と見物 | 岸田国士 | 5分以内 | |
現代日本の文化は、いろいろの部門に於て、もつと厳密な批判が加へられなければならぬと思ふが、私は、社会的に観て、最も時代の空気を反映すると考へられる演劇の立場から、この現状の憂ふべき傾向を指摘してみようと思ふ。 | |||
女優リイヌ・ノロのこと | 岸田国士 | 5分以内 | |
最近 L'Assommoir といふ仏蘭西の発声映画を見る機会を得た。 | |||
“にんじん”を観て | 岸田国士 | 5分以内 | |
映画「にんじん」をみて、第一に感じたことは、監督デユヴイヴイエが、単にルナアルの小説及び戯曲からその主題を藉りたといふばかりでなく、ルナアル流の「文章的表現」を、映画のリズムによつて組立てやうと試みてゐることだ。 | |||
伊賀山精三君の『騒音』 | 岸田国士 | 5分以内 | |
伊賀山君の『騒音』を、最初読んで聞かされた時、僕は、いきなり、たうとう伊賀山君も、作家らしい作家になつたといふ気がし、この戯曲のもつ「真実性」が、単なる見せかけのものでないことを信じたのである。 | |||
癇癪批評 | 岸田国士 | 5分以内 | |
僕のところの子供は、父親たる僕に話しかける時は、はじめから癇癪を起してゐる。 | |||
危機を救ふもの | 岸田国士 | 5分以内 | |
無力な新劇団が乱立し、互に仕事の邪魔をし合つてゐるといふ状態も決して悦ぶべき状態ではないが、それが新劇直接の病根だとは、僕は思はぬ。 | |||
映画の演劇性 | 岸田国士 | 5分以内 | |
演劇をどう定義づけるかにもよるが、私の考へる演劇の本質といふものからみれば、現在の発声映画は、その魅力の一半を演劇的なるものに負つてゐるやうに思ふ。 | |||
新劇の拓く道 | 岸田国士 | 5分以内 | |
去年の半ば頃から生れて来た所謂新劇の大同団結運動といふのは、簡単にいふならば、それぞれに少数にすぎない熟練的技術者を擁して、一つの劇団としては十分に客を惹く力に乏しいところから、寧ろ各劇団の優秀な技術者を引抜いて、それで一つの劇団を拵へて、十分職業的に自活し得るものにして行きたいといふのがその趣旨であつた。 | |||
翻訳について | 岸田国士 | 5分以内 | |
翻訳といふ仕事は、いろいろ理窟のつけ方もあるだらうが、大体に於て、翻訳者自身のためにする仕事なのである。 | |||
共同の目標 | 岸田国士 | 5分以内 | |
日本新劇倶楽部が生れた。 | |||
チロルの古城にて | 岸田国士 | 5分以内 | |
ベルサイユの講和条約に、国境劃定委員会が出来て、その一分科である墺伊両国間の国境劃定に日本からも委員を出すことゝなつて服部兵次郎少将(当時中佐)が任命され、私は通訳として随行した。 | |||
シュアレスの「三人」(宮崎嶺雄君訳) | 岸田国士 | 5分以内 | |
私は嘗て、シュアレスを知るために、そして同時に、フランス人の観たイプセンなるものを注意するために、この『Trois Hommes』を読んだ。 | |||
小山祐士君の『瀬戸内海の子供ら』 | 岸田国士 | 5分以内 | |
小山君の戯曲家としての成長は、その階梯が極めて劃然とし、『翻るリボン』から、『十二月』、それからこの『瀬戸内海の子供ら』に至る最近の三作を通じて、見事な飛躍をなし、遂に、同君の今日の境地に於て、恐らく完璧ともいふべき表現に到達し得たといふことは、芸術修業の道にあるものが、等しく羨望に堪へぬところである。 | |||
「思はざる収穫」について | 岸田国士 | 5分以内 | |
私の敬愛する先輩、内藤濯氏の近著「思はざる収穫」について何か書けといふ本紙編輯者の命である。 | |||
「せりふ」について | 岸田国士 | 5分以内 | |
舞台に於ける俳優の「白」については、今いろいろ考へてゐることもあるが、戯曲としての「対話」といふやうなことは、もう自分で意識することも厭になつてゐるので、わざわざ理窟をつける気がしない。 | |||
新築地劇団に望む | 岸田国士 | 5分以内 | |
人各々その畑ありで、僕は自分の仕事を自分に適した範囲でやらうと思つてゐるが、また一方「新劇」といふ一般の立場から、それぞれの偏向を超越して、共通の問題を問題とすることも亦、自分に課せられた役目の一つだと思つてゐる。 | |||
中野重治氏に答ふ | 岸田国士 | 5分以内 | |
一、役者が批評家と公然の舞台で議論するやうになることは、特にいいこととも考へられませんが、自分の主張を、役者なるが故に、堂々と発表できないといふ習慣は、勿論、排撃すべきでありませう。 | |||
『月・水・金』の跋 | 岸田国士 | 5分以内 | |
卒業製作の採点を命ぜられて、一番困つたことは、標準を何処におくべきかといふこと、並にその点数に表はれた数字が、結局何を意味するか第三者に解つて貰へるだらうかといふことであつた。 | |||
『赤鬼』の作者阪中正夫君 | 岸田国士 | 5分以内 | |
新劇を見るほどの人で阪中正夫君の名を知らぬ人はあるまい。 | |||
『紙風船』について | 岸田国士 | 5分以内 | |
この作は、順序としては私の第四作である。 | |||
内村直也君の『秋水嶺』 | 岸田国士 | 5分以内 | |
内村君の処女作『秋水嶺』は、非常に素直な力作である。 | |||
新撰劇作叢書刊行について | 岸田国士 | 5分以内 | |
わが国新劇運動の歴史を通じて、この二三年ぐらゐ、演劇の本質問題が真面目に論議せられ、それが着々実践に遷された期間はないやうに思ふ。 | |||
『断層』の作者久板栄二郎君へ | 岸田国士 | 5分以内 | |
「文芸」所載の貴作『断層』について、「テアトロ」から何か感想を書けといふ註文ですが、僕はあれを草稿の時分に読んで聞かせていただいたきり、まだ活字になつたのを拝見してゐませんから、その後手をお入れになつた部分について――つまりその部分を含めて、全体の意見を述べることはできません。 | |||
車引耕介に答ふ | 岸田国士 | 5分以内 | |
十一月三十日の壁評論「新劇さびれ戯曲栄ゆ」を読んで、小生が徒らに空言を弄するやうに思はれては困るから、「世界的水準に迫るのも遠からぬ各戯曲が何故新劇を興隆させることができぬかその謎をハツキリ解け」といふ車引氏の注文にちよつと挨拶をしておく。 | |||
ポルト・リシュとクウルトリイヌ | 岸田国士 | 5分以内 | |
ジョルジュ・ド・ポルト・リシュは千八百四十九年に生れたのだから、今年七十八歳である。 | |||
世界人情覗眼鏡 | 岸田国士 | 5分以内 | |
七日本語の研究をしてゐるポリテクニツクの学生を紹介された。 | |||
新劇衰微の兆 天才俳優出でよ | 岸田国士 | 5分以内 | |
近頃また新劇団が簇出して、盛に招待券を撒いてゐるといふ噂だが、この事実を以て直に新劇の好況時代と見做すことはできない。 | |||
戯曲時代去る | 岸田国士 | 5分以内 | |
「戯曲時代」といふ言葉の定義は僕が嘗て下したところによると「雑誌の創作欄が、昨日までは小説のみで埋められてゐたのに反し、読み物としての戯曲が、可なりの頁数を占めるやうになつた今日の時勢」に外ならぬのであるが、さういふ時勢も昨年の半頃から、そろ/\また遷りかけてゐるやうに見える。 | |||
問屋種切れ | 岸田国士 | 5分以内 | |
大戦後、欧洲各国の都市に擡頭した新劇運動の余波は、わが国にも及んで、かの表現派、構成派等の新傾向をはじめ、思想的にも技術的にも、様々な流派が一時にわが劇壇の空気を彩つた。 | |||
観て忘れる | 岸田国士 | 5分以内 | |
自分で思ひ立つて映画を観に行つたことはまづないと云つていゝ。 | |||
「悲劇喜劇」発刊について | 岸田国士 | 5分以内 | |
私が雑誌を出すといふ話をすると、友人のあるものは、「そんな必要があるか」と問ひ返す。 | |||
「悲劇喜劇」広告 | 岸田国士 | 5分以内 | |
*悲劇喜劇は、人生の中に舞台を観ようとするものの覘眼鏡である。 | |||
著作権の精神的擁護 | 岸田国士 | 5分以内 | |
誰かの小説にあつたやうに思ふが、ある画家がこれも画家である友人の才能をねたみ、その作品が後世に伝へられることを妨げるため、その友人の作品を全部価格に頓着なく買収して、悉くこれを破棄するといつた話――私は、この話が如何にも作り事らしいのでこれをそのまゝ実際問題の例にはしたくないのだが、それと似た話で――ある女優が若い画家に自分の肖像をかいてもらつたが、どうも気に入らない。 | |||
中村・阪中二君のこと | 岸田国士 | 5分以内 | |
中村正常君は戯曲家として世間の一部に名前を知られてゐる人である。 | |||
焼き林檎を投げる | 岸田国士 | 5分以内 | |
見物のやじり方には、古今東西を通じていろいろあるやうだが、昔、仏蘭西では、舞台の俳優めがけて、腐つた卵や、焼き林檎を投げつけるといふ野蛮な風習があつた。 | |||
左団次一行 | 岸田国士 | 5分以内 | |
歌舞伎劇を欧米の劇壇に紹介することは、たしかに有意義であり、その企てが案外容易に(実際はいろいろ困難もあつたらうが)果されたことは何よりよろこばしいが、露西亜の芸術家が、歌舞伎の実演から何を学び、何を感得したかを知る方法はないだらうか。 | |||
トリスタン・ベルナアルに就いて | 岸田国士 | 5分以内 | |
彼はポルト・リシュやベルンスタンと同じく猶太の血を享けてゐる。 | |||
ファルスの近代性 | 岸田国士 | 5分以内 | |
井汲清治君の説によると、悲劇は貴族的、喜劇は中産階級的、そしてファルスは民衆的であるとのことである。 | |||
偉大なる近代劇場人 | 岸田国士 | 5分以内 | |
小山内薫氏の業蹟について、最も理解あり、同時に、最も詳細な批評を下し得る人は、他に多くあるだらうと思ひます。 | |||
アカデミイの書取 | 岸田国士 | 5分以内 | |
ナポレオン三世の宮中では、皇后ウージェニイを中心に、当時の錚々たる文学者を交へた特色のある集会が行はれたが、その席で、何時からともなく、「秘書役ごつこ」といふ遊戯がはじまつた。 | |||
アンリエツトの転地療養日記 | 岸田国士 | 5分以内 | |
二月三日(水曜)曇いよいよ巴里を離れることになつた。 | |||
「せりふ」としての方言 | 岸田国士 | 5分以内 | |
私は新年号の中央公論に、「牛山ホテル」と題する戯曲を発表した。 | |||
新派劇と新派俳優 | 岸田国士 | 5分以内 | |
自分のことを云つた序に、もう一つ云ひます。 | |||
阿部正雄君のこと | 岸田国士 | 5分以内 | |
阿部正雄君の戯曲『骨牌遊びドミノ』を紹介します。 |
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