ブンゴウサーチ

小山祐士君の『瀬戸内海の子供ら』

岸田国士

『小山祐士君の『瀬戸内海の子供ら』』は青空文庫で公開されている岸田国士の短編作品。662文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
662文字
人気
0PV
書出

小山君の戯曲家としての成長は、その階梯が極めて劃然とし、『翻るリボン』から、『十二月』、それからこの『瀬戸内海の子供ら』に至る最近の三作を通じて、見事な飛躍をなし、遂に、同君の今日の境地に於て、恐らく完璧ともいふべき表現に到達し得たといふことは、芸術修業の道にあるものが、等しく羨望に堪へぬところである。

初出「築地座 第二十八号」1935(昭和10)年4月26日
底本岸田國士全集22
表記
新字旧仮名
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。