10分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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僕の読書法 | 織田作之助 | 10分以内 | |
僕は視力が健全である。 | |||
わが文学修業 | 織田作之助 | 10分以内 | |
本当に小説の勉強をはじめたのは、二十六の時である。 | |||
私の文学 | 織田作之助 | 10分以内 | |
私の文学――編集者のつけた題である。 | |||
九代目団十郎の首 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
九代目市川団十郎は明治三十六年九月、六十六歳で死んだ。 | |||
書について | 高村光太郎 | 10分以内 | |
この頃は書道がひどく流行して来て、世の中に悪筆が横行している。 | |||
蝉の美と造型 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
私はよく蝉の木彫をつくる。 | |||
人の首 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
私は電車に乗ると異状な興奮を感ずる。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
堀田原から従前通り私は相更らず師匠の家へ通っている。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
さて、これから後の始末をつける段となるのでありますが、急に師匠に逝かれては、どうして好いか方角も付きません。 | |||
短夜の頃 | 島崎藤村 | 10分以内 | |
毎日よく降つた。 | |||
歌の口調 | 寺田寅彦 | 10分以内 | |
歌の口調がいいとか悪いとかいう事の標準が普遍的に定め得られるものかどうか、これは六かしい問題である。 | |||
短歌の詩形 | 寺田寅彦 | 10分以内 | |
比較的新しい地質時代に日本とアジア大陸とは陸続きになっていて、象や犀(さい)の先祖が大陸からの徒歩旅行の果に、東端の日本の土地に到着し、現在の吾々の住まっているここらあたりをうろついていたということは地質学者の研究によって明らかになった事実である。 | |||
海 | 尾崎放哉 | 10分以内 | |
庵に帰れば松籟颯々、雑草離々、至つてがらんとしたものであります。 | |||
映画雑感(Ⅶ) | 寺田寅彦 | 10分以内 | |
影なき男一種の探偵映画である。 | |||
農本主義と土民思想 | 石川三四郎 | 10分以内 | |
此ごろ農本主義といふものが唱へられる。 | |||
半農生活者の群に入るまで | 石川三四郎 | 10分以内 | |
私が初めて自然と言ふものに憧憬を持ちはじめたのは、監獄の一室に閉じ込められた時のことである。 | |||
吾等の使命 | 石川三四郎 | 10分以内 | |
清い艶やかな蓮華草は、矢張り野の面に咲き蔽ふてこそ美しいのである。 | |||
秋草 | 島崎藤村 | 10分以内 | |
過日、わたしはもののはじに、ことしの夏のことを書き添えるつもりで、思わずいろいろなことを書き、親戚から送って貰った桃の葉で僅かに汗疹を凌いだこと、遅くまで戸も閉められない眠りがたい夜の多かったこと、覚えて置こうと思うこともかなり多いと書いて見た。 | |||
盆踊り | 田畑修一郎 | 10分以内 | |
東京に住んで十一年になるが、ずつと郊外だつたから私は東京の夏祭がどんなものかまるで知らない。 | |||
雷談義 | 斎藤茂吉 | 10分以内 | |
雷のことをイカヅチと云つて、古事記にも大雷、黒雷等とあるが私は嘗(かつ)てイカヅチは厳槌で、巨大な槌といふ語原だらうと思ひ、上代人が、彼の響きを巨大な槌を以て続けさまに物を打つと考へたその心理を想像したのであつたが、それは素人的な理窟で、実は間違つて居た。 | |||
孫 | 斎藤茂吉 | 10分以内 | |
私のところに只今孫が二人居る。 | |||
青年実業家 | 内田魯庵 | 10分以内 | |
「全でお咄(はなし)にならんサ。 | |||
開墾 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
私自身のやつてゐるのは開墾などと口幅つたいことは言はれないほどあはれなものである。 | |||
木彫ウソを作った時 | 高村光太郎 | 10分以内 | |
私は自分で生きものを飼う事が苦手のため、平常は犬一匹、小鳥一羽も飼っていないが、もともと鳥獣虫魚何にてもあれ、その美しさに心を打たれるので、街を歩いていると我知らず小鳥屋の前に足をとめる。 | |||
八月の星座 | 吉田絃二郎 | 10分以内 | |
白い雲が岫を出る。 | |||
兄の帰朝 | 小金井喜美子 | 10分以内 | |
兄が洋行から帰られたのは、明治二十一年九月八日のことでした。 | |||
河童酒宴 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
私の父親は、近村近郷きつての呑ん平であつた。 | |||
車中有感 | 上村松園 | 10分以内 | |
汽車の旅をして、いちばん愉しいことは、窓にもたれて、ぼんやりと流れてゆく風景を眺めていることである。 | |||
好きな髷のことなど | 上村松園 | 10分以内 | |
茶の袴私が画学校に行っていた時、学校の古顔に前田玉英さんがいました。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
とかくしている中、また一つ私の生活に変化が来ました。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
「いやしくも仏師たるものが、自作を持って道具屋の店に売りに行く位なら、焼き芋でも焼いていろ、団子でもこねていろ」これは高橋鳳雲が時々私の師匠東雲にいって聞かせた言葉だそうであります。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
暫く話を途切らしたんで、少し調子がおかしい……何処まで話したっけ……さよう……この前の話の処でまず一段落附いたことになっていた。 | |||
「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ | 北村透谷 | 10分以内 | |
まづ祝すべきは市谷の詩人が俗嘲を顧みずして、この新らしき題目を歌ひたることなり。 | |||
情熱 | 北村透谷 | 10分以内 | |
ミルトンは情熱を以て大詩人の一要素としたり。 | |||
「婦人解放の悲劇」自序 | 伊藤野枝 | 10分以内 | |
とうに『恋愛と道徳』が単行になつて出る筈であつたが、あれだけでは一冊とするにはあまりに貧弱(量の上に於て)だと云ふ書店の意見から、その後雑誌(青鞜)で発表したエンマ・ゴルドマンの『婦人解放の悲劇』と『少数と多数』になほ新に『結婚と恋愛』とゴルドマンの小伝を加へてやうやく出すことにした。 | |||
東京湾怪物譚 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
観音崎と富津岬とが相抱いた東京湾口は、魚の楽園らしい。 | |||
夜釣 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
これは、大工、大勝のおかみさんから聞いた話である。 | |||
魚美人 | 佐藤惣之助 | 10分以内 | |
もう一般に釣技といふ言葉が通じるなら、やがて釣道といふ言葉もあつてよい訳で、殊にその釣道の真諦、――と訊(たず)ねられると、実技の奥義は暫く措いて、何が人をさういふ風に引つけるか、夢中にするかといふと、どうも釣人の落ちゆくところは、あの得も云はれぬ感覚の反応にあるやうに思ふ。 | |||
釣心魚心 | 佐藤惣之助 | 10分以内 | |
最近の釣界の傾向として、唯釣ればいいといふ濫獲的な傾向が無くなつて、いかにして釣るかどうして釣れるか、といふ研究的な態度が多くなつて来たのは、先づ喜ぶべき傾向であらう。 | |||
釣れない時 | 佐藤惣之助 | 10分以内 | |
フイロソフイストは、「人は考へる為めに生れて来た」といふが、われわれフアンテエジストは、「人は空想する為めに生れて来た」と云つてもよい程、用もない時は空想ばかり駛(はし)らせてゐる。 | |||
釣好隠居の懺悔 | 石井研堂 | 10分以内 | |
中川の鱸(すずき)に誘き出され、八月二十日の早天に、独り出で、小舟を浮べて終日釣りけるが、思はしき獲物も無く、潮加減さへ面白からざりければ、残り惜しくは思へども、早く見切りをつけ、蒸し暑き斜陽に照り付けられながら、悄々として帰り途に就けり。 | |||
東京市騒擾中の釣 | 石井研堂 | 10分以内 | |
騒擾と違警罪明治三十八年九月五日の、国民大会より、「警察焼打」といふ意外の結果を来せしかば、市内は俄(にわか)に無警察の状態に陥り、これ見よといふ風に、態々袒(かたぬ)ぎて大道を濶歩するもの、自慢げに跣足にて横行するもの、無提灯にて車を曳(ひ)くものなど、違警罪者街上に充ち、転た寒心すべきこと多かりし。 | |||
一種の攘夷思想 | 北村透谷 | 10分以内 | |
三千年を流るゝ長江漫※(も)[#「さんずい+(くさかんむり/奔)」、83-上-3]たり、其始めは神委にして、極めて自然なる悖生にゆだねたり、仲頃、唐宋の学芸を誘引し、印度の幽玄なる哲学的宗教に化育せられたりと雖(いへども)、凡ての羣流、凡ての涓※(も)(けんくわい)[#「さんずい+會」、83-上-5]を合せて、長江は依然として長江なり。 | |||
最後の勝利者は誰ぞ | 北村透谷 | 10分以内 | |
人生は戦争の歴史なり。 | |||
トルストイ伯 | 北村透谷 | 10分以内 | |
「聖くまことなる心、無極の意と相繋がる意、世の雑染を離れて神に達するの眼、是等の三要素を兼有する詩人文客の詞句を聴くは楽しむ可きかな。 | |||
松島に於て芭蕉翁を読む | 北村透谷 | 10分以内 | |
余が松島に入りたるは、四月十日の夜なりき。 | |||
骨仏 | 久生十蘭 | 10分以内 | |
床ずれがひどくなって寝がえりもできない。 | |||
小説家の俳句 | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
芥川龍之介氏とは、生前よく俳句の話をし、時には意見の相違から、激論に及んだことさへもある。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
さて、今日までの話は、私の蔭(かげ)の仕事ばかりで何らこの社会とは交渉のないものであったが、これからはようやく私の生活が世間的に芽を出し掛けたことになります。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
ちょうどこの彫工会発会当時前後は私は西町にいました。 |
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