雷談義
斎藤茂吉
『雷談義』は青空文庫で公開されている斎藤茂吉の短編作品。3,567文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 3,567文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 雷のことをイカヅチと云つて、古事記にも大雷、黒雷等とあるが私は嘗(かつ)てイカヅチは厳槌で、巨大な槌といふ語原だらうと思ひ、上代人が、彼の響きを巨大な槌を以て続けさまに物を打つと考へたその心理を想像したのであつたが、それは素人的な理窟で、実は間違つて居た。 |
初出 | 「東京朝日新聞」1937(昭和12)年8月25~27日 |
底本 | 斎藤茂吉選集 第十一巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。