10分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1,301-1,350件 / 全2,294件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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エスペラントの話 | 二葉亭四迷 | 10分以内 | |
エスペラントの話を聴きたい、よろしい、やりませう。 | |||
国枝史郎氏の人物と作品 | 小酒井不木 | 10分以内 | |
最初は国枝史郎氏論という題で書こうと思ったけれど、「論」を書くほど自分の頭は論理的に出来ていないから、「人物と作品」と題して見たものの、自分には他人の人物や作品を批評する資格は少しもなく、ただその人物に接して得た私の感じを述べるに過ぎないことをあらかじめ御断りして置く。 | |||
ヂュパンとカリング | 小酒井不木 | 10分以内 | |
オーギュスト・ヂュパンはポオの三つの探偵小説、「モルグ街の殺人」、「マリー・ロージェー事件」、「盗まれた手紙」にあらわれる探偵であって、いわば、探偵小説にあらわれた探偵の元祖である。 | |||
ポオとルヴェル | 小酒井不木 | 10分以内 | |
私の一番好きな探偵小説は、短篇ではやはりポオとルヴェルである。 | |||
歴史的探偵小説の興味 | 小酒井不木 | 10分以内 | |
森下雨村氏から歴史的探偵小説に就て何か書かないかといわれて、はい、よろしいと易受合いをしたものの、さて書こうと思うと何にも書けない。 | |||
山遊び | 木下利玄 | 10分以内 | |
足守川にかゝつて居る葵橋を渡る頃は秋晴の太陽が豐年の田圃に暗く照つて居た。 | |||
体格検査 | 小酒井不木 | 10分以内 | |
「また入学試験で、若い人達は骨身を削っているようですねえ」客の藤岡さんは、しんみりした口調で言いました。 | |||
変な恋 | 小酒井不木 | 10分以内 | |
変な人間が恋をすると、変な結末に終り易い。 | |||
お茶の湯満腹談 | 夢野久作 | 10分以内 | |
久し振りに上京すると感心する事ばかりである。 | |||
「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能 | 夢野久作 | 10分以内 | |
┏━━━━━━━┓┃「生活」│┃┃+│┃┏━┓┃「戦争」│0┃=┃能┃┃+│┃┗━┛┃「競技」│┃┗━━━━━━━┛この標題は表現派の禁厭札ではない。 | |||
ざんげの塔 | 夢野久作 | 10分以内 | |
「女を見て美しいと思うものは、罪を犯した者だ」という基督の眼から見れば、たいていの人間は犯罪者……だと思う。 | |||
線路 | 夢野久作 | 10分以内 | |
カラリと晴れた冬のまひるであった。 | |||
塵 | 夢野久作 | 10分以内 | |
塵(ちり)だ。 | |||
道成寺不見記 | 夢野久作 | 10分以内 | |
恩師の一世一代という意味ばかりではない。 | |||
呑仙士 | 夢野久作 | 10分以内 | |
筆者は酒が一滴も飲めないのに、友達は皆酒豪ばかりと言っていい。 | |||
ビール会社征伐 | 夢野久作 | 10分以内 | |
毎度、酒のお話で申訳ないが、今思い出しても腹の皮がピクピクして来る左党の傑作として記録して置く必要があると思う。 | |||
烏恵寿毛 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
いよいよ、私は食いつめた。 | |||
猿ヶ京 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
このほど、元代議士生方大吉君の案内で東京火災保険の久米平三郎君と共に、上州と越後の国境にある三国峠の法師温泉の風景を探ったのである。 | |||
支那の狸汁 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
晋の時代である。 | |||
しゃもじ(杓子) | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
二、三日前、隣村の老友が私の病床を訪れて、例の「しゃもじ」がまた出たという。 | |||
飛沙魚 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
この頃は、一盃のむと途方もなく高値な代金を請求されるので、私ら呑ん平にはまことに受難時代である。 | |||
鯰 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
上私は、鯰の屈託のない顔を見ると、まことに心がのんびりとするのである。 | |||
入社試験 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
私は、明治四十三年四月二十三日の午前十時ごろ、新聞記者を志望して、麹町区有樂町にある報知新聞社の応接間に、私の人物試験をやりにくる人を待っていた。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
御徒町に転宅しまして病気も概かた癒りました。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
さて、鏡縁御欄間の仕事が終りますと、今度は以前より、もっと大役を仰せ附かりました。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
合田氏のはなしを聞けば、なるほど耳寄りな話である。 | |||
うむどん | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
物が高くなって、くらしに骨が折れてきたのは私の家ばかりではあるまい。 | |||
季節の味 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
物の味は季節によって違う。 | |||
香魚の讃 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
緑樹のかげに榻(とう)(こしかけ)を寄せて、麥酒の満をひく時、卓上に香魚の塩焙があったなら涼風おのずから涎(よだれ)の舌に湧くを覚えるであろう。 | |||
探巣遅日 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
もうそろそろ、もずが巣を営む季節が近づいてきた。 | |||
父の俤 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
手もとは、まだ暗い。 | |||
蜻蛉返り | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
私は、呑んべえであるから、酒の肴にはいつも苦労する。 | |||
濁酒を恋う | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
遠からず酒の小売値段は、いままでの倍額となるらしい。 | |||
楢の若葉 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
いま、想いだしても、その時のことがはっきりと頭に浮かび、眼にも描かれる。 | |||
美音会 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
十一月二十七日夜六時頃、先輩の生駒君と一緒に有楽座の美音会へ行ってみる。 | |||
水の遍路 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
それからというもの、私は暇さえあれば諸国を釣り歩いた。 | |||
ザザ虫の佃煮 | 佐藤垢石 | 10分以内 | |
秋の蠅(はえ)も、私には想い出の深い餌である。 | |||
泉鏡花先生のこと | 小村雪岱 | 10分以内 | |
私が泉鏡花先生に初めてお眼にかかったのは、今から三十二、三年前の二十一歳の時でした。 | |||
命の鍛錬 | 関寛 | 10分以内 | |
第余明治三十五年春四月、徳島を去り、北海道に移住す。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
狆の製作が終ってから暫くしてふと鶏を彫ることになりました。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
以前狆(ちん)のモデルで苦労した経験がありますから、今度はチャボのモデルは好い上にも好いのを選みたいというのが私の最初の考えであった。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
それから、三月一杯掛かって、四月早々仕上げを終る……その前後にまた一つお話しをして置くことが出て来る……美術協会の展覧会は、毎年四月に開かれることになっている。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
佐竹の原に途方もない大きな大仏が出来て、切舞台で閻魔の踊りがあるという評判で、見物人が来て見ると、果して雲を突くような大仏が立っている。 | |||
愛国百人一首に関連して | 斎藤茂吉 | 10分以内 | |
○選定の結果、數萬といふ資料の歌がただ百首になるのであるから、實に澤山の推薦歌が選に漏れたことになり、殘念至極であるけれども、これは大方君子の海容をねがはねばならない。 | |||
頃日雑記 | 北条民雄 | 10分以内 | |
朝、起き上るたびに私は一種不可解な気持をもつてあたりを見廻さずにはゐられない。 | |||
精神のへど | 北条民雄 | 10分以内 | |
「兄弟よ。 | |||
兄妹 | 岡本かの子 | 10分以内 | |
――二十余年前の春兄は第一高等学校の制帽をかぶっていた。 | |||
健康三題 | 岡本かの子 | 10分以内 | |
はつ湯男の方は、今いう必要も無いから別問題として、一体私は女に好かれる素質を持って居た。 | |||
茶屋知らず物語 | 岡本かの子 | 10分以内 | |
元禄享保の頃、関西に法眼、円通という二禅僧がありました。 | |||
お伽草子の一考察 | 折口信夫 | 10分以内 | |
室町時代の末に出来たと思はれる職人歌合せの中、勧進聖訓職人歌合せといふのがあつて「絵解き」の姿が画かれてゐる。 |
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