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10分以内で読める青空文庫の短編作品

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間人気
漂著石神論計画折口信夫
10分以内
柳田先生の民俗学的研究上、一大体系をなす石信仰。
桃の伝説折口信夫
10分以内
「桃・栗三年、柿八年、柚は九年の花盛り」といふ諺唄がある。
盂蘭盆北条民雄
10分以内
一号室ではまた盆踊りの練習が始まつた。
無題Ⅰ北条民雄
10分以内
太陽はもう山の向うに落ちてしまつたが、まだあたりは明るかつた。
キリスト者の告白北条民雄
10分以内
何とて我は胎より死にて出でざりしや、何とて胎より出でし時に気息たえざりしや、如何なれば膝ありてわれをうけしや、如何なれば乳房ありてわれを養ひしや、――ヨブ記――詩話会は夜の六時から始まることになつてゐた。
筑波ねのほとり横瀬夜雨
10分以内
「雲雀の卵を拾らえに行んべや」「うん」「葦剖も巣う懸けたつぺな」「うん」眞ん中に皿を殘(のこ)したかつぱ頭を、柔かな春風になぶられながら、私達は土手を東へ、小貝川の野地を駈け下りた。
人間山中貞雄伊丹万作
10分以内
平安神宮の広場は暑かつた。
日本趣味映画溝口健二
10分以内
今度私が泉鏡花氏の『日本橋』を映画化するに当つて、それが諸々方々から大分問題にされたものであつた。
幕末維新懐古談高村光雲
10分以内
美術学校の教授を拝命したのが三月十二日、奈良京都への出張が同月十九日、拝命早々七日ばかりで旅に出まして、旅から帰ると学校の人となり、私の今日までの私生涯がここで一転化することになったのでありますが、それはそれとして、今日はその翌年の明治二十三年の十月十一日に帝室技芸員を拝命した話をしまして、それから楠公の像を製作した話へ移りましょう。
幕末維新懐古談高村光雲
10分以内
宮城前なる馬場先門の楠公銅像についてお話しましょう。
幕末維新懐古談高村光雲
10分以内
原型の楠公像はすべて檜材を用い、原型全部出来ましたので、明治二十六年三月十六日に学校庭内に組み立て、時の文部大臣並びに学校に関係ある諸氏の一覧に供したのであるが、住友家から学校へ製作を依嘱したのが明治二十三年。
幕末維新懐古談高村光雲
10分以内
学校奉職時代の前に少し遡り、話し残したことを補充して置きたいと思います。
劒の教義マハトマ・ガンジー
10分以内
暴力支配の現代では、暴力の終局の至上權の法則を誰かが拒否し得やうとは、何人も考へることが出來ないであらう。
印度の婦人へマハトマ・ガンジー
10分以内
親愛なる妹※[#「姉」の正字、「女+※のつくり」、225-2]たちよ。
幕末維新懐古談高村光雲
10分以内
そこでまた話がいろいろ転々しますが、平尾賛平氏が、どうしてこうも私のために厚い同情を注いで下すったかということについては、今までお話をしたばかりでは少し腑に落ちかねましょうが、これにはちょっと因縁のあることで、それをついでに話します。
幕末維新懐古談高村光雲
10分以内
その当時、私の友達で京橋桶町に萩原吉兵衛という人がありました。
流行歌曲について萩原朔太郎
10分以内
現代の日本に於ける、唯一の民衆芸術は何かと聞かれたら、僕は即座に町の小唄と答へるだらう。
柿の実林芙美子
10分以内
隣家には子供が七人もあつた。
人形芝居に関するノオト竹内勝太郎
10分以内
「詩は僕の鏡である。
淡島寒月氏幸田露伴
10分以内
寒月氏は今年七十歳を以て二月廿三日に永逝した。
淡島寒月のこと幸田露伴
10分以内
吾が友といつては少し不遜に當るかも知れないが、先づ友達といふことにして、淡島寒月といふ人は實に稀有な人であつた。
『二十五絃』を読む蒲原有明
10分以内
詩はこれを譬ふれば山野の明暗、海波の起伏なり。
都喜姫蒲原有明
10分以内
つき姫とは仮に用ひし名なり、もとの事蹟悽愴むしろきくに忍びず、口碑によれば「やよがき姫」なり、領主が寵をうけしものから、他の嫉みを招くにいたり、事を構へて讒する者あり、姦婬の罪に行はる。
音の世界に生きる宮城道雄
10分以内
幸ありて昨年の暮、一寸風邪をひいて欧氏管を悪くした。
声と性格宮城道雄
10分以内
私は盲人であるので、すべてのことを声で判断する。
五十年をかえりみて宮城道雄
10分以内
この度の音楽生活五十年記念演奏会に際し、皆様に御支援を戴いたことを心から感謝いたします。
耳の日記宮城道雄
10分以内
友情いつであったか、初夏の気候のよい日に内田百間氏がひょっこり私の稽古場を訪ねて来て、今或る新聞社の帰りでウイスキーを貰って来たから※※にお裾分けしようと言われた。
山の声宮城道雄
10分以内
私が失明をするに至った遠因ともいうべきものは、私が生れて二百日程たってから、少し目が悪かったことである。
私の若い頃宮城道雄
10分以内
私は七八歳の頃、まだ眼が少し見えていたが、その頃何よりもつらく感じた事は、春が来て四月になると、親戚の子や、近所の子が小学校へ上ることで、私も行きたいが眼が癒らない。
ディカーニカ近郷夜話 後篇ニコライ・ゴーゴリ
10分以内
さていよいよ二冊目の本を御覧に入れる、いや二冊目といふよりは寧ろ最後の本といつた方がよい!ありやうは、これも公にするのは全く不本意なことなんで。
一老人犬田卯
10分以内
「諸君!我輩は……」突然、悲憤の叫びを上げたのである。
おびとき犬田卯
10分以内
「いつまで足腰のたたねえ達磨様みてえに、そうしてぷかりぷかり煙草ばかりふかしているんだか。
お泊り平山千代子
10分以内
名古屋へ行つた年の夏だから、女学校一年の夏である。
汽車平山千代子
10分以内
小学校を卒業した春休み、おばあ様とお母様と節ちやんと洋ちやんと、湯ヶ原の門川温泉へ行つたことがある。
ハナとタマシヒ平山千代子
10分以内
ハナいつごろだつたのか、誰であつたか、多分、渡辺千代子さんだつたと思ふが、私をそつと手招きして、校庭のすみへつれて行つた。
二笑亭綺譚式場隆三郎
10分以内
私の『二笑亭綺譚』の初版は昭和十四年(一九三九)昭森社から出た。
久野女史をいたむ兼常清佐
10分以内
二年前久野女史が始めてベルリンに来た時私はその最初の下宿の世話をした。
レコード蒐集兼常清佐
10分以内
何だかレコード会社のまわし者のいいそうな事をいうようですが、しかしレコードがこんなに沢山売れて、社会一般に普及したことを私は非常に結構な事だと思います。
ローマ字論者への質疑萩原朔太郎
10分以内
日本語の健全な發育と、その國語の純粹性を害毒するものは、實に生硬な漢語と漢字、特に明治以來濫造される飜譯漢語と漢字である。
語部と叙事詩と折口信夫
10分以内
私は、語部の職掌及び、其伝承した叙事詩の存在した事を、十数年以来主張して来た。
古語復活論折口信夫
10分以内
記紀の死語・万葉の古語を復活させて、其に新なる生命を託しようとする、我々の努力を目して、骨董趣味・憬古癖とよりほかに考へることの出来ない人が、まだ/\随分とあるやうである。
短歌の口語的発想折口信夫
10分以内
短歌に口語をとり入れることは、随分久しい問題である。
道理の前でフランツ・カフカ
10分以内
道理の前でひとりの門番が立っている。
きれぎれの追憶神西清
10分以内
辻野久憲君が亡くなつたのは一九三七年の九月九日である。
ジェイン・グレイ遺文神西清
10分以内
チュドル王朝第三代エドワアド六世の御宇のこと、イングランドのほぼ中央リスタアの町に程遠からぬ、ブラッドゲイト城の前庭を、のちのエリザベス女王の御教育掛、碩学ロウジャ・アスカムが横ぎつて行く。
寒桜の話牧野富太郎
10分以内
カンザクラというサクラの一種があって、学名をプルーヌス・カンザクラ(prunus Kanzakura, Makino)と称する。
若き日の思い出牧野富太郎
10分以内
一、雨の深山で採集私は自分の学問に対してあまり苦労したことはなかった。
アケビ牧野富太郎
10分以内
野山へ行くとあけびというものに出会う。
ムジナモ発見物語り牧野富太郎
10分以内
じつとしていて静かに往時を追懐してみると、次から次に、あの事この事と、いろいろ過去の事件が思い出される、何を言え九十余年の長い歳月のことであれば、そうあるべきである筈なのである。
愚言二十七箇条国枝史郎
10分以内
探偵小説の人生は、日常茶碗の人生とは違う。
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