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香魚の讃

佐藤垢石

『香魚の讃』は青空文庫で公開されている佐藤垢石の短編作品。3,451文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
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10分以内
3,451文字
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書出

緑樹のかげに榻(とう)(こしかけ)を寄せて、麥酒の満をひく時、卓上に香魚の塩焙があったなら涼風おのずから涎(よだれ)の舌に湧くを覚えるであろう。

初出「釣趣戯書」三省堂、1942(昭和17)年
底本垢石釣り随筆
表記
新字新仮名
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