釣好隠居の懺悔
石井研堂
『釣好隠居の懺悔』は青空文庫で公開されている石井研堂の短編作品。3,245文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 3,245文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 中川の鱸(すずき)に誘き出され、八月二十日の早天に、独り出で、小舟を浮べて終日釣りけるが、思はしき獲物も無く、潮加減さへ面白からざりければ、残り惜しくは思へども、早く見切りをつけ、蒸し暑き斜陽に照り付けられながら、悄々として帰り途に就けり。 |
初出 | |
底本 | 集成 日本の釣り文学 第二巻 夢に釣る |
表記 | 新字旧仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。