10分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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居酒屋の聖人 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
我孫子から利根川をひとつ越すと、こゝはもう茨城県で、上野から五十六分しかかゝらぬのだが、取手といふ町がある。 | |||
剣術の極意を語る | 坂口安吾 | 10分以内 | |
僕は剣術を全然知らない。 | |||
五月の詩 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
昔、武士が三四人集つた話の席で、首をはねられて、首が胴を放れてから歩くことが出来るかどうか、といふ話がでた。 | |||
新春・日本の空を飛ぶ | 坂口安吾 | 10分以内 | |
元旦正午、DC四型四発機は滑走路を走りだした。 | |||
水色情緒 | 長谷川時雨 | 10分以内 | |
鏡花先生の御作を私が好きだつた理由は、魂を無何有の郷へ拔いていつて貰へることでした。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
これから火事の話をします。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
江戸のいわゆる、八百八街には、火消しが、いろは四十八組ありました。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
明治八、九年頃は私も既に師匠の手を離れて仏師として一人前とはなっておりましたが、さて、一人前とは申しながら、まだ立派に世に立つに到ったとはいえない。 | |||
粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ | 北村透谷 | 10分以内 | |
心して我文学史を読む者、必らず徳川氏文学中に粋なる者の勢力おろそかならざりしを見む。 | |||
深憂大患 | 竹越三叉 | 10分以内 | |
今や我國家、朝鮮の爲めに師を出し、清國の勢力を朝鮮より一掃し、我公使をして其改革顧問たらしめ、我政治家をして、其の參贊たらしむ。 | |||
子どもの世界 | 村山俊太郎 | 10分以内 | |
ゆるやかな傾斜が、午後になると西南の陽をいっぱいに受けていた。 | |||
琵琶湖 | 横光利一 | 10分以内 | |
思ひ出といふものは、誰しも一番夏の思ひ出が多いであらうと思ふ。 | |||
狂馬 | 佐左木俊郎 | 10分以内 | |
炭坑の坑は二つに区別されている。 | |||
土の中の馬賊の歌 | 小熊秀雄 | 10分以内 | |
私はこゝにひとつの思想を盛つた食餌を捧げるそれは悪いことかもしらないまた善いことかもしらない、たゞ私が信じてゐるだけのことである。 | |||
塩を撒く | 小熊秀雄 | 10分以内 | |
彼は木製玩具の様に、何事も考へずに帰途に着いた。 | |||
二・二六事件に就て | 河合栄治郎 | 10分以内 | |
二月二十日の総選挙に於(おい)て、国民の多数が、ファッシズムへの反対と、ファッシズムに対する防波堤としての岡田内閣の擁護とを主張し、更にその意志を最も印象的に無産党の進出に於て表示したる後僅かに数日にして起こった二・二六事件は、重要の地位にある数名の人物を襲撃し、遂に政変を惹起するに至った。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
今の猫と鼠の話のあった前後の頃おい(確か十五の年)は徳川氏の世の末で、時勢の変動激しく、何かと騒擾が引き続く。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
上野の戦争が終んで後私が十八、九のことであったか。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
さて、今日から考えて見ても、当時私の身に取って、いろいろな意味において幸福であったと思うことは、師匠東雲師が、まことに良い華客場を持っていられたということであります。 | |||
幕末維新懐古談 | 高村光雲 | 10分以内 | |
とかくする中、ここに降って湧いたような事件が起りました。 | |||
政治の論理と人間の論理 | 三木清 | 10分以内 | |
トハチェフスキー元帥らの銃殺および最近ソヴェートにおける清党工作は世界を驚かせた。 | |||
わが青春 | 三木清 | 10分以内 | |
去年の暮、ふと思い付いて昔の詩稿を探していたら「語られざる哲学」と題するふるい原稿が見付かった。 | |||
日記 | 宮本百合子 | 10分以内 | |
十二月四日嵐のあとを追って、船が進むためか、噂に聞いた程船はあれない。 | |||
日記 | 宮本百合子 | 10分以内 | |
八月十一日国府津の海岸。 | |||
日記 | 宮本百合子 | 10分以内 | |
五月あわれアンポンの密輸出。 | |||
「見ること」の意味 | 中井正一 | 10分以内 | |
見るということは、光の物理作用と、眼の知覚作用の総合作用だと誰でも考えているし、またそれにちがいはない。 | |||
うつす | 中井正一 | 10分以内 | |
インドの王様が――たいていの物語はこれで始まる――二人の画家に壁画を描かしめた。 | |||
映画のもつ文法 | 中井正一 | 10分以内 | |
すべての民族の言語が、文法をそれぞれもっているのをみて、私はいつも考えさせられるのである。 | |||
壁 | 中井正一 | 10分以内 | |
群青のところどころ剥げて、木目の寂びてあらわなる上に、僅かに仏像が残っている。 | |||
機構への挑戦 | 中井正一 | 10分以内 | |
私はこの半年間にこんな経験をした。 | |||
巨像を彫るもの | 中井正一 | 10分以内 | |
これまで、誰でも図書館とは、寂かな、がらんとした庫のようなシーンとした、け押されるような感じのところとなっていたのである。 | |||
国立国会図書館 | 中井正一 | 10分以内 | |
戦後の春、こんなところにと思われる爆撃の跡に、一杯に青草が生えて来た。 | |||
色彩映画の思い出 | 中井正一 | 10分以内 | |
バンジャマン・クレミュウは『不安と再建』の中で、一九三〇年は、すべての領域で決定的な年であったといっている。 | |||
集団文化と読書 | 中井正一 | 10分以内 | |
「金沢文庫」「足利文庫」などといっていたものが、「図書館」となるには、なんといっても、時代の流れを感ぜずにいられない。 | |||
実践について | 中井正一 | 10分以内 | |
山口県の「光」に鉄道の講演会に行った帰途であった。 | |||
組織としての図書館へ | 中井正一 | 10分以内 | |
一九三九年、アーチボルド・マックリーシュ氏がアメリカ国会図書館長に任命されたときは、全米図書館人は、彼がこの道のズブの素人であるという理由をもって反対したものであった。 | |||
地方の青年についての報告 | 中井正一 | 10分以内 | |
十万の労働者が月十銭の会費で、労働文化協会を組織しているんだというと、誰でもほんとか、といって驚く。 | |||
図書館法と出版界 | 中井正一 | 10分以内 | |
終戦後、アメリカが図書館界に示した関心はまことに深いものがあった。 | |||
アラメダより | 沖野岩三郎 | 10分以内 | |
アラメダの飛行場へ行った。 | |||
服部先生の思出 | 狩野直喜 | 10分以内 | |
先生と私は年齡の上では一歳しか違はないが、大學の年次は先生の方が五年も先輩で在學中から御盛名は承つて居た。 | |||
鸚鵡小町 | 折口信夫 | 10分以内 | |
謡曲小町物の一で、卒都婆小町などゝ共に、小町の末路を伝へたものである。 | |||
雨中記 | 小熊秀雄 | 10分以内 | |
電車を降りて××橋から、雨の中を私と彼とは銀座の方面に向つて歩るきだした、私と彼とは一本の洋傘の中にぴつたりと身を寄せて、黒い太い洋傘の柄を二つの掌で握り合つてゐる。 | |||
稲むらの蔭にて | 折口信夫 | 10分以内 | |
河内瓢箪山へ辻占問ひに往く人は、堤の下や稲むらの蔭に潜んで、道行く人の言ひ棄てる言草に籠る、百千の言霊を読まうとする。 | |||
能久親王年譜 | 森鴎外 | 10分以内 | |
弘化四年丁未、二月十六日能久親王京都伏見宮第に生れさせ給ひ、満宮と名のらせ給ふ。 | |||
誤まれる姓名の逆列 | 伊東忠太 | 10分以内 | |
姓名の由來と順位わが輩はかつて『國語尊重』と題して、わが國(くに)固有の言語殊に固有名の尊重せらるべきゆゑんをのべた。 | |||
建築の本義 | 伊東忠太 | 10分以内 | |
近頃時々我輩に建築の本義は何であるかなどゝ云(い)ふ六ヶ敷い質問を提出して我輩を困らせる人がある。 | |||
終戦前後 | 織田作之助 | 10分以内 | |
小は大道易者から大はイエスキリストに到るまで予言者の数はまことに多いが、稀代の予言狂乃至予言魔といえば、そうざらにいるわけではない。 | |||
武田麟太郎追悼 | 織田作之助 | 10分以内 | |
武田さんは大阪の出身という点で、私の先輩であるが、更に京都の第三高等学校出身という点でもまた私の先輩である。 | |||
東京文壇に与う | 織田作之助 | 10分以内 | |
豪放かつ不逞な棋風と、不死身にしてかつあくまで不敵な面だましいを日頃もっていた神田八段であったが、こんどの名人位挑戦試合では、折柄大患後の衰弱はげしく、紙のように蒼白な顔色で、薬瓶を携えて盤にのぞむといった状態では、すでに勝負も決したといってもよく、果して無惨な敗北を喫した。 | |||
猫と杓子について | 織田作之助 | 10分以内 | |
「エロチシズムと文学」というテエマが僕に与えられた課題であります。 |
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