二・二六事件に就て
河合栄治郎
『二・二六事件に就て』は青空文庫で公開されている河合栄治郎の短編作品。3,010文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 3,010文字 |
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書き出し書出 | 二月二十日の総選挙に於(おい)て、国民の多数が、ファッシズムへの反対と、ファッシズムに対する防波堤としての岡田内閣の擁護とを主張し、更にその意志を最も印象的に無産党の進出に於て表示したる後僅かに数日にして起こった二・二六事件は、重要の地位にある数名の人物を襲撃し、遂に政変を惹起するに至った。 |
初出 | 「帝国大学新聞」1936(昭和11)年3月9日 |
底本 | 近代の文章 |
表記 | 新字新仮名 |
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