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1時間〜で読める青空文庫の長編作品

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間人気
白くれない夢野久作
1時間〜
残怨白紅花盛余多人切支丹寺「ふうん読めんなあ。
近世快人伝夢野久作
1時間〜
まえがき筆者の記憶に残っている変った人物を挙げよ……という当代一流の尖端雑誌新青年子の註文である。
梅津只円翁伝夢野久作
1時間〜
梅津只圓翁の生涯故梅津只圓翁の名前を記憶している人が現在、全国に何人居るであろうか。
鼻の表現夢野久作
1時間〜
はしがき「鼻の表現」なぞいう標題を掲げますと、人を馬鹿にしている――大方おしまいにお化粧品の効能書きでも出て来るのじゃないかと、初めから鼻であしらってしまわれる方が無いとも限りません。
微笑横光利一
1時間〜
次の日曜には甲斐へ行こう。
厨房日記横光利一
1時間〜
厨房(ちゅうぼう)日記横光利こういう事があったと梶(かじ)は妻の芳江に話した。
巴里より与謝野寛
1時間〜
「巴里より」の初めに予等は日夜欧羅巴に憬れて居る。
夢鬼蘭郁二郎
1時間〜
辺鄙な、村はずれの丘には、いつの間にか、華やかな幕を沢山吊るした急拵(ごしら)えの小屋掛が出来て、極東曲馬団の名がかけられ、狂燥なジンタと、ヒョロヒョロと空気を伝わるフリュートの音に、村人は、老も若きも、しばし、強烈な色彩と音楽とスリルを享楽し、又、いつの間にか曲馬団が他へ流れて行っても、しばらくは、フト白い流れ雲の中に、少年や少女の縊(くび)れた肢体を思い出すのである。
散文詩・詩的散文萩原朔太郎
1時間〜
SENTIMENTALISMセンチメンタリズムの極致は、ゴーガンだ、ゴツホだ、ビアゼレだ、グリークだ、狂氣だ、ラヂウムだ、螢だ、太陽だ、奇蹟だ、耶蘇だ、死だ。
弘法大師の文芸内藤湖南
1時間〜
弘法大師の事に就きましては、年々こちらで講演がありまして、殊に今日見えて居ります谷本博士の講演は、私も拜聽も致し、又其の後小册子として印刷せられましたものも拜見いたしました。
春昼泉鏡花
1時間〜
「お爺(じい)さん、お爺さん。
ルクレチウスと科学寺田寅彦
1時間〜
緒言今からもう十余年も前のことである。
科学と文学寺田寅彦
1時間〜
緒言子供の時分に、学校の読本以外に最初に家庭で授けられ、読むことを許されたものは、いわゆる「軍記」ものであった。
小熊秀雄全集-15小熊秀雄
1時間〜
●小説総目次土の中の馬賊の歌味瓜畑塩を撒く殴る裸婦憂鬱な家泥鰌雨中記諷刺短篇七種盗む男の才能に関する話暗黒中のインテリゲンチャ虫の趨光性に就いて深海に於ける蛸の神経衰弱症状芸妓聯隊の敵前渡河村会の議題『旦那の湯加減並に蝋燭製造の件』一婦人の籐椅子との正式結婚を認めるや否や『飛つチョ』の名人に就いて監房ホテル遙か彼方を眺むれば...
小熊秀雄全集-19小熊秀雄
1時間〜
●目次1.モヂリアニ論2.松林桂月論3.松林桂月論(二)4.堅山南風論5.郷倉千靱論6.伊東深水論7.奥村土牛論8.上村松園論9.大智勝観論10.小倉遊亀論11.菊池契月論12.金島桂華論13.徳岡神泉論14.石崎光瑤論15.山口華楊論16.小杉放庵論17.福田平八郎論18.川村曼舟論19.児玉希望論20.大森桃太郎氏の芸術...
白峰山脈縦断記小島烏水
1時間〜
緒言前年雨のために失敗した白峰山登りを、再びするために、今年(四十一年)は七月下旬高頭式、田村政七両氏と共に鰍沢へ入った、宿屋は粉屋であった、夕飯の終るころ、向い合った室から、一人の青年が入って来た、私たちが、先刻から頻に白峰、白峰と話すのを聞いて、もしやそれかと思って、宿帳で、姓名を見てそれと知った、というので同行を申し込まれたのである、大阪高等工業学校の生徒、倉橋藤次郎氏である、一人でも同行者を増した心強さは、言うまでもない。
谷より峰へ峰より谷へ小島烏水
1時間〜
穂高岳より槍ヶ岳まで岩壁伝いの日誌(明治四十四年七月)二十日松本市より島々まで馬車、島々谷を溯り、徳本峠を踰(こ)え、上高地温泉に一泊。
不尽の高根小島烏水
1時間〜
江戸と東京の富士帰朝したのは、本年三月であった。
連句雑俎寺田寅彦
1時間〜
連句の独自性日本アジア協会学報第二集第三巻にエー・ネヴィル・ホワイマント氏の「日本語および国民の南洋起原説」という論文が出ている。
映画雑感(Ⅰ)寺田寅彦
1時間〜
「バード南極探険」は近ごろ見た映画の内でおもしろいものの一つであった。
映画芸術寺田寅彦
1時間〜
緒言映画はその制作使用の目的によっていろいろに分類される。
自由画稿寺田寅彦
1時間〜
はしがきこれからしばらく続けて筆を執ろうとする随筆断片の一集団に前もって総括的な題をつけようとすると存外むつかしい。
大阪を歩く直木三十五
1時間〜
大大阪小唄直木三十五作歌一、大君の船着けましき、難波碕「ダム」は粋よ、伊達姿、君に似たかよ、冷たさは、黄昏時の水の色、大阪よいとこ、水の都市二、高き屋に登りて、見れば、煙立つ、都市の心臓か、熔鉱炉燃ゆる焔は、吾が想い君の手匙で、御意のまま大阪よいとこ、富の都市三、近松の...
花守横瀬夜雨
1時間〜
我が夜雨の詩を讀みたるは、七八年前某雜誌に載せられたる『神も佛も』といふ一長篇を以て初めとなす、當時彼の年齒猶少、その詩想、亦今より見れば穉簡を免れざる如しと雖も、我は未だ曾てかくばかり文字によりて哀苦を愬へられたることあらず、我が彼と交を訂したるは、爾後兩三年の間にあり、彼生れて羸弱、脊髓に不治の病を獲て、人生の所謂幸福、快樂なるもの、幾んど彼が身邊より遠ざかる、彼に慈母ありて愛撫※(ふなまど)[#「にんべん+充」の「儿」に代えて「冉」、147-下-8]さに至り、家庭の清寧平温は、世稀...
帰つてから与謝野晶子
1時間〜
浜松とか静岡とか、此方へ来ては山北とか、国府津とか、停車する度に呼ばれるのを聞いても、疲労し切つた身体を持つた鏡子の鈍い神経には格別の感じも与へなかつたのであつたが、平沼と聞いた時にはほのかに心のときめくのを覚えた。
晶子詩篇全集拾遺与謝野晶子
1時間〜
明治三十二年春月別れてながき君とわれ今宵あひみし嬉しさを汲てもつきぬうま酒に薄くれなゐの染いでし君が片頬にびんの毛の春風ゆるくそよぐかな。
怪談牡丹灯籠三遊亭円朝
1時間〜
寛宝三年の四月十一日、まだ東京を江戸と申しました頃、湯島天神の社にて聖徳太子の御祭礼を致しまして、その時大層参詣の人が出て群集雑沓を極めました。
日本脱出記大杉栄
1時間〜
去年の十一月二十日だった。
獄中記大杉栄
1時間〜
市ヶ谷の巻前科割り東京監獄の未決監に「前科割り」というあだ名の老看守がいる。
続獄中記大杉栄
1時間〜
畜生恋僕はいつも独房にばかりいて、雑房の方のことはよく知らない。
大師の入唐桑原隲蔵
1時間〜
(一)緒言毎年この六月に、弘法大師降誕會が主催となり、東西の碩學を聘して講演會を開き、大師の遺風餘徳を偲ぶといふことは、極めて結構な企と思ふ。
鞄らしくない鞄海野十三
1時間〜
事件引継簿或る冬の朝のことであった。
ロンドン一九二九年宮本百合子
1時間〜
手提鞄の右肩に赤白の円い飛行会社のレベルがはられた。
安藤昌益狩野亨吉
1時間〜
安藤昌益と其著書自然眞營道今から二百年前、安藤昌益なる人があつて、萬物悉く相對的に成立する事實を根本の理由とし、苟くも絶對性を帶びたる獨尊不易の教法及び政法は皆之を否定し、依て此等の法に由る現在の世の中即ち法世を、自然の道に由る世の中即ち自然世に向はしむるため、其中間道程として民族的農本組織を建設し、此組織を萬國に普及せしむることに由つて、全人類社會の改造を達成せしめようとしたのである。
一坪館海野十三
1時間〜
銀座の焼跡すばらしき一坪館!一坪館て何だろうか。
霊魂第十号の秘密海野十三
1時間〜
電波小屋「波動館」みなさんと同じように、一畑少年も熱心な電波アマチュアだった。
風流仏幸田露伴
1時間〜
発端如是我聞上一向専念の修業幾年三尊四天王十二童子十六羅漢さては五百羅漢、までを胸中に蔵めて鉈(なた)小刀に彫り浮かべる腕前に、運慶も知らぬ人は讃歎(さんだん)すれども鳥仏師知る身の心耻(はず)かしく、其道に志す事深きにつけておのが業の足らざるを恨み、爰(ここ)日本美術国に生れながら今の世に飛騨の工匠なしと云(い)わせん事残念なり、珠運命の有らん限りは及ばぬ力の及ぶ丈ケを尽してせめては我が好の心に満足さすべく、且は石膏細工の鼻高き唐人めに下目で見られし鬱憤...
スモーリヌイに翻る赤旗宮本百合子
1時間〜
レーニングラードへ夜十一時。
ソヴェトの芝居宮本百合子
1時間〜
――この頃は、ぼつぼつソヴェト映画が入って来るようだね。
ソヴェト文壇の現状宮本百合子
1時間〜
――目に見える変化――ソヴェト文壇の空気はこの一二年に、ひどくかわった。
五ヵ年計画とソヴェトの芸術宮本百合子
1時間〜
短い前書ソヴェト同盟の生産面における五ヵ年計画というものは、今度はじめて試みられたものではなかった。
今日の文学の展望宮本百合子
1時間〜
過去への瞥見今日の日本文学のありようは、極めて複雑である。
詩の原理萩原朔太郎
1時間〜
本書を書き出してから、自分は寝食を忘れて兼行し、三カ月にして脱稿した。
バルザックに対する評価宮本百合子
1時間〜
偉大な作家の生涯の記録とその作品とによって今日までのこされている社会的又芸術的な具体的内容は、常に我々にとって尽きぬ興味の源泉であるが、中でも卓越した少数の世界的作家の制作的生涯というものは、後代、文学運動の上に何かの意味で動揺・新たな方向への模索が生じた時期に、必ず改めて究明・再評価の対象として広汎な読者大衆の手にとりあげられるものであると思う。
マクシム・ゴーリキイの伝記宮本百合子
1時間〜
前書一九三六年六月十八日。
昭和の十四年間宮本百合子
1時間〜
大正年代は、日本の文学界にもヨーロッパ大戦後の世界を洗いはじめたさまざまの文学的動きを、日本独特の土壤の上に成育させながら、極めて複雑な形で昭和に歩み進んだ。
婦人と文学宮本百合子
1時間〜
婦人と文学一、藪の鶯一八八六―九六(明治初期一)二、「清風徐ろに吹来つて」(明治初期二)三、短い翼一八九七―一九〇六(明治三十年代)四、入り乱れた羽搏き一九〇七―一七(明治四十年代から大正初頭へ)五、分流(大正前期)六、この岸辺には一九一八―二三(大正中期)七、ひろい飛沫一九二三―二六(大正末期から昭和へ)八、合わせ鏡一九二六―三三(昭和初頭)九、人間の像一九三四―三七(...
天馬金史良
1時間〜
ある重苦しい雲の垂れこめた日の朝、京城での有名な廓(くるわ)、新町裏小路のとある娼家から、みすぼらしい風采の小説家玄竜がごみごみした路地へ、投げ出されるように出て来た。
大菩薩峠中里介山
1時間〜
この巻は安房の国から始めます。
支那目録学内藤湖南
1時間〜
目録學は支那には古くからあるが、日本には今もつて無い。
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