1時間〜で読める中里介山の長編作品

青空文庫で公開されている中里介山の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1–44件 / 全44件

青空文庫の作品を人気順に表示
作品名著者読了時間文字数人気書き出し
大菩薩峠中里介山1時間〜63,402

[#ページの天地左右中央に] この小説「大菩薩峠」全篇の主意とする処は、人間界の諸相を曲尽して、大乗遊戯の境に参入するカルマ曼陀羅の面影を大凡下の筆にうつし見んとするにあり。

[#ページの天地左右中央に] この小説「大菩薩峠」全篇の主意とする処は、人間界の諸相を曲尽して、大乗遊戯の境に参入するカルマ曼陀羅の面影を大凡下の筆にうつし見んとするにあり。

大菩薩峠中里介山1時間〜38,103

一  天誅組がいよいよ勃発したのは、その年の八月のことでありました。

一  天誅組がいよいよ勃発したのは、その年の八月のことでありました。

法然行伝中里介山1時間〜67,089

一  法然上人は美作の国、久米の南条稲岡庄の人である。

一  法然上人は美作の国、久米の南条稲岡庄の人である。

大菩薩峠中里介山1時間〜148,603

一  清澄の茂太郎は、ハイランドの月見寺の三重の塔の九輪の上で、しきりに大空をながめているのは、この子は、月の出づるに先立って、高いところへのぼりたがる癖がある。

一  清澄の茂太郎は、ハイランドの月見寺の三重の塔の九輪の上で、しきりに大空をながめているのは、この子は、月の出づるに先立って、高いところへのぼりたがる癖がある。

大菩薩峠中里介山1時間〜38,512

一 「浜、雪は積ったか」  炬燵に仮睡していた机竜之助は、ふと眼をあいてだるそうな声。

一 「浜、雪は積ったか」  炬燵に仮睡していた机竜之助は、ふと眼をあいてだるそうな声。

大菩薩峠中里介山1時間〜52,569

一  昨日も、今日も、竜之助は大津の宿屋を動かない。

一  昨日も、今日も、竜之助は大津の宿屋を動かない。

大菩薩峠中里介山1時間〜88,033

一  お君は、やがて駒井能登守の居間へ通されました。

一  お君は、やがて駒井能登守の居間へ通されました。

大菩薩峠中里介山1時間〜85,318

一  お銀様は今、竜之助のために甲陽軍鑑の一冊を読みはじめました。

一  お銀様は今、竜之助のために甲陽軍鑑の一冊を読みはじめました。

大菩薩峠中里介山1時間〜94,350

一  この巻は安房の国から始めます。

一  この巻は安房の国から始めます。

大菩薩峠中里介山1時間〜116,040

一  温かい酒、温かい飯、温かい女の情味も畢竟、夢でありました。

一  温かい酒、温かい飯、温かい女の情味も畢竟、夢でありました。

大菩薩峠中里介山1時間〜51,074

一  大和の国、三輪の町の大鳥居の向って右の方の、日の光を嫌って蔭をのみ選って歩いた一人の女が、それから一町ほど行って「薬屋」という看板をかけた大きな宿屋の路地口を、物に追われたように駈けこんで姿をかくします。

一  大和の国、三輪の町の大鳥居の向って右の方の、日の光を嫌って蔭をのみ選って歩いた一人の女が、それから一町ほど行って「薬屋」という看板をかけた大きな宿屋の路地口を、物に追われたように駈けこんで姿をかくします。

大菩薩峠中里介山1時間〜66,090

一  内宮と外宮の間にあるから間の山というのであって、その山を切り拓いて道を作ったのは天正年間のことだそうであります。

一  内宮と外宮の間にあるから間の山というのであって、その山を切り拓いて道を作ったのは天正年間のことだそうであります。

大菩薩峠中里介山1時間〜51,107

一  これらの連中がみんな東を指して去ってから後、十日ほどして、一人の虚無僧が大湊を朝の早立ちにして、やがて東を指して歩いて行きます。

一  これらの連中がみんな東を指して去ってから後、十日ほどして、一人の虚無僧が大湊を朝の早立ちにして、やがて東を指して歩いて行きます。

大菩薩峠中里介山1時間〜44,782

一  机竜之助は昨夜、お絹の口から島田虎之助の最期を聞いた時に、 「ああ、惜しいことをした」 という一語を、思わず口の端から洩らしました。

一  机竜之助は昨夜、お絹の口から島田虎之助の最期を聞いた時に、 「ああ、惜しいことをした」 という一語を、思わず口の端から洩らしました。

大菩薩峠中里介山1時間〜52,182

一  伊勢から帰った後の道庵先生は別に変ったこともなく、道庵流に暮らしておりました。

一  伊勢から帰った後の道庵先生は別に変ったこともなく、道庵流に暮らしておりました。

大菩薩峠中里介山1時間〜61,516

一  白根入りをした宇津木兵馬は例の奈良田の湯本まで来て、そこへ泊ってその翌日、奈良王の宮の址と言われる辻で物凄い物を見ました。

一  白根入りをした宇津木兵馬は例の奈良田の湯本まで来て、そこへ泊ってその翌日、奈良王の宮の址と言われる辻で物凄い物を見ました。

大菩薩峠中里介山1時間〜56,418

一  甲府の神尾主膳の邸へ来客があって或る夜の話、 「神尾殿、江戸からお客が見えるそうだがまだ到着しませぬか」 「女連のことだから、まだ四五日はかかるだろう」 「なにしろ有名な難路でござるから、上野原あたりまで迎えの者をやってはいかがでござるな」 「それには及ぶまい、関所の方へ会釈のあるように話をしておいたから、まあ道中の心配はあるまいと思う」 「関所の役人が心得ていることなら大丈夫であろうが、

一  甲府の神尾主膳の邸へ来客があって或る夜の話、 「神尾殿、江戸からお客が見えるそうだがまだ到着しませぬか」 「女連のことだから、まだ四五日はかかるだろう」 「なにしろ有名な難路でござるから、上野原あたりまで迎えの者をやってはいかがでござるな」 「それには及ぶまい、関所の方へ会釈のあるように話をしておいたから、まあ道中の心配はあるまいと思う」 「関所の役人が心得ていることなら大丈夫であろうが、

大菩薩峠中里介山1時間〜47,917

一  これよりさき、竜王の鼻から宇津木兵馬に助けられたお君は、兵馬恋しさの思いで物につかれたように、病み上りの身さえ忘れて、兵馬の後を追うて行きました。

一  これよりさき、竜王の鼻から宇津木兵馬に助けられたお君は、兵馬恋しさの思いで物につかれたように、病み上りの身さえ忘れて、兵馬の後を追うて行きました。

大菩薩峠中里介山1時間〜117,879

一  武州沢井の机竜之助の道場に、おばけが出るという噂は、かなり遠いところまで響いておりました。

一  武州沢井の机竜之助の道場に、おばけが出るという噂は、かなり遠いところまで響いておりました。

大菩薩峠中里介山1時間〜72,829

一  天井の高い、ガランとした田舎家の、大きな炉の傍に、寂然として座を占めているのが弁信法師であります。

一  天井の高い、ガランとした田舎家の、大きな炉の傍に、寂然として座を占めているのが弁信法師であります。

大菩薩峠中里介山1時間〜243,195

年魚市は今の「愛知」の古名なり、本篇は頼朝、信長、秀吉を起せし尾張国より筆を起せしを以てこの名あり。

年魚市は今の「愛知」の古名なり、本篇は頼朝、信長、秀吉を起せし尾張国より筆を起せしを以てこの名あり。

大菩薩峠中里介山1時間〜151,440

一  駒井甚三郎は清澄の茂太郎の天才を、科学的に導いてやろうとの意図は持っていませんけれど、その教育法は、おのずからそうなって行くのです。

一  駒井甚三郎は清澄の茂太郎の天才を、科学的に導いてやろうとの意図は持っていませんけれど、その教育法は、おのずからそうなって行くのです。

大菩薩峠中里介山1時間〜203,910

一 「おや、まあ、お前は弁信さんじゃありませんか……」 と、草鞋を取る前に、まず呆気にとられたのは久助です。

一 「おや、まあ、お前は弁信さんじゃありませんか……」 と、草鞋を取る前に、まず呆気にとられたのは久助です。

大菩薩峠中里介山1時間〜130,422

一  この際、両国橋の橋向うに、穏かならぬ一道の雲行きが湧き上った――といえば、スワヤと市中警衛の酒井左衛門の手も、新徴組のくずれも、新たに募られた歩兵隊も、筒先を揃えて、その火元を洗いに来るにきまっているが、事実は、半鐘も鳴らず、抜身の槍も走らず、ただ橋手前にあった広小路の人気が、暫く橋向うまで移動をしたのにとどまるのは、時節柄、お膝元の市民にとっての幸いです。

一  この際、両国橋の橋向うに、穏かならぬ一道の雲行きが湧き上った――といえば、スワヤと市中警衛の酒井左衛門の手も、新徴組のくずれも、新たに募られた歩兵隊も、筒先を揃えて、その火元を洗いに来るにきまっているが、事実は、半鐘も鳴らず、抜身の槍も走らず、ただ橋手前にあった広小路の人気が、暫く橋向うまで移動をしたのにとどまるのは、時節柄、お膝元の市民にとっての幸いです。

大菩薩峠中里介山1時間〜161,994

一  宇治山田の米友は、碓氷峠の頂、熊野権現の御前の風車に凭れて、遥かに東国の方を眺めている。

一  宇治山田の米友は、碓氷峠の頂、熊野権現の御前の風車に凭れて、遥かに東国の方を眺めている。

大菩薩峠中里介山1時間〜87,815

一  経済学と科学が、少しく働いて多く得ることを教えると、人間の慾望はそれに拍車を加えて、ついには最も少しく働くか、或いは全く働かないで、最も多くをせしめるように増長して行こうとするのに、最も多くを働いて、最も少なく得ることに満足し、それを楽しんで生きて行くものがあるならば、それは奇特というよりは、馬鹿という部類のものに属すべきものの仕事でしょう。

一  経済学と科学が、少しく働いて多く得ることを教えると、人間の慾望はそれに拍車を加えて、ついには最も少しく働くか、或いは全く働かないで、最も多くをせしめるように増長して行こうとするのに、最も多くを働いて、最も少なく得ることに満足し、それを楽しんで生きて行くものがあるならば、それは奇特というよりは、馬鹿という部類のものに属すべきものの仕事でしょう。

大菩薩峠中里介山1時間〜206,719

一  とめどもなく走る馬のあとを追うて、宇治山田の米友は、野と、山と、村と、森と、田の中を、かなり向う見ずに走りました。

一  とめどもなく走る馬のあとを追うて、宇治山田の米友は、野と、山と、村と、森と、田の中を、かなり向う見ずに走りました。

大菩薩峠中里介山1時間〜258,295

一  田山白雲は北上川の渡頭に立って、渡し舟の出るのを待兼ねている。

一  田山白雲は北上川の渡頭に立って、渡し舟の出るのを待兼ねている。

大菩薩峠中里介山1時間〜30,860

一  近江の国、草津の宿の矢倉の辻の前に、一ツの「晒し者」がある。

一  近江の国、草津の宿の矢倉の辻の前に、一ツの「晒し者」がある。

大菩薩峠中里介山1時間〜135,523

一  同じその宵のこと、大津の浜から八十石の丸船をよそおいして、こっそりと湖中へ向って船出をした甲板の上に、毛氈を敷いて酒肴を置き、上座に構えているその人は、有野村の藤原の伊太夫で、その傍に寄り添うようにして、 「御前様、光悦屋敷とやらのことは、もう一ぺんよくお考えあそばしませ、大谷風呂の方は、どちらへ転びましても結構でございますがねえ」  それは女軽業の親方のお角でした。

一  同じその宵のこと、大津の浜から八十石の丸船をよそおいして、こっそりと湖中へ向って船出をした甲板の上に、毛氈を敷いて酒肴を置き、上座に構えているその人は、有野村の藤原の伊太夫で、その傍に寄り添うようにして、 「御前様、光悦屋敷とやらのことは、もう一ぺんよくお考えあそばしませ、大谷風呂の方は、どちらへ転びましても結構でございますがねえ」  それは女軽業の親方のお角でした。

大菩薩峠中里介山1時間〜188,414

一  過ぐる夜のこと、机竜之助が、透き通るような姿をして現われて来た逢坂の関の清水の蝉丸神社の鳥居から、今晩、またしても夢のように現われて来た物影があります。

一  過ぐる夜のこと、机竜之助が、透き通るような姿をして現われて来た逢坂の関の清水の蝉丸神社の鳥居から、今晩、またしても夢のように現われて来た物影があります。

大菩薩峠中里介山1時間〜95,385

一  夜が明けると共に靄も霽れてしまいました。

一  夜が明けると共に靄も霽れてしまいました。

大菩薩峠中里介山1時間〜79,251

一  下谷の長者町の道庵先生がこの頃、何か気に入らないことがあってプンプン怒っています。

一  下谷の長者町の道庵先生がこの頃、何か気に入らないことがあってプンプン怒っています。

大菩薩峠中里介山1時間〜92,810

一  八幡村の小泉の家に隠れていた机竜之助は、ひとりで仰向けに寝ころんで雨の音を聞いていました。

一  八幡村の小泉の家に隠れていた机竜之助は、ひとりで仰向けに寝ころんで雨の音を聞いていました。

大菩薩峠中里介山1時間〜101,619

一  その晩のこと、宇治山田の米友が夢を見ました。

一  その晩のこと、宇治山田の米友が夢を見ました。

大菩薩峠中里介山1時間〜85,764

一  宇治山田の米友は、あれから毎日のように夢を見ます。

一  宇治山田の米友は、あれから毎日のように夢を見ます。

大菩薩峠中里介山1時間〜172,680

一  信濃の国、白骨の温泉――これをハッコツと読ませたのは、いつの頃、誰にはじまったものか知らん。

一  信濃の国、白骨の温泉――これをハッコツと読ませたのは、いつの頃、誰にはじまったものか知らん。

大菩薩峠中里介山1時間〜59,057

今日から「Ocean の巻」と改めることに致しました。

今日から「Ocean の巻」と改めることに致しました。

大菩薩峠中里介山1時間〜76,092

一  今、お雪は、自分の身を、藍色をした夕暮の空の下、涯しを知らぬ大きな湖の傍で見出しました。

一  今、お雪は、自分の身を、藍色をした夕暮の空の下、涯しを知らぬ大きな湖の傍で見出しました。

大菩薩峠中里介山1時間〜106,442

一  秋風ぞ吹く白河の関の一夜、駒井甚三郎に宛てて手紙を書いた田山白雲は、その翌日、更に北へ向っての旅に出で立ちました。

一  秋風ぞ吹く白河の関の一夜、駒井甚三郎に宛てて手紙を書いた田山白雲は、その翌日、更に北へ向っての旅に出で立ちました。

大菩薩峠中里介山1時間〜66,207

一  宇治山田の米友は、山形雄偉なる胆吹山を後ろにして、しきりに木の株根を掘っています。

一  宇治山田の米友は、山形雄偉なる胆吹山を後ろにして、しきりに木の株根を掘っています。

大菩薩峠中里介山1時間〜180,930

一  今日の小春日和、山科の光仙林から、逆三位一体が宇治醍醐の方に向って、わたましがありました。

一  今日の小春日和、山科の光仙林から、逆三位一体が宇治醍醐の方に向って、わたましがありました。

百姓弥之助の話中里介山1時間〜52,181

第一冊の序文  人間世界第一の長篇小説「大菩薩峠」の著者は今回また新たなる長篇小説「百姓弥之助の話」を人間世界に出す。

第一冊の序文  人間世界第一の長篇小説「大菩薩峠」の著者は今回また新たなる長篇小説「百姓弥之助の話」を人間世界に出す。

生前身後の事中里介山1時間〜40,619

小生も本年数え年五十になった、少年時代には四十五十といえばもうとてもおじいさんのように思われたが、自分が経来って見るとその時分の子供心と大した変らない、ちっとも年をとった気にはなれない、故人の詩などを見ると四十五十になってそろそろ悲観しかけた調子が随分現われて来るけれども、余はちっとも自分では老いたりという気がしないのみならず、それからそれへと仕事が出て来てどうしてどうしてこれからが本当の仕事では

小生も本年数え年五十になった、少年時代には四十五十といえばもうとてもおじいさんのように思われたが、自分が経来って見るとその時分の子供心と大した変らない、ちっとも年をとった気にはなれない、故人の詩などを見ると四十五十になってそろそろ悲観しかけた調子が随分現われて来るけれども、余はちっとも自分では老いたりという気がしないのみならず、それからそれへと仕事が出て来てどうしてどうしてこれからが本当の仕事では