大菩薩峠11 駒井能登守の巻
中里介山
『大菩薩峠』は青空文庫で公開されている中里介山の長編作品。60,459文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数 | 1時間〜 60,459文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 甲府の神尾主膳の邸へ来客があって或る夜の話、「神尾殿、江戸からお客が見えるそうだがまだ到着しませぬか」「女連のことだから、まだ四五日はかかるだろう」「なにしろ有名な難路でござるから、上野原あたりまで迎えの者をやってはいかがでござるな」「それには及ぶまい、関所の方へ会釈のあるように話をしておいたから、まあ道中の心配はあるまいと思う」「関所の役人が心得ていることなら大丈夫であろうが、貴殿御自身に迎えに行く心があったら、近... |
初出 | |
底本 | 大菩薩峠3 |
表記 | 新字新仮名 |
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