5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
351-400件 / 全4,785件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 深夜の峠にて | 中原中也 | 5分以内 | |
峠の頂上を過ぎると私は十歩も歩まぬうちに、いきなり蹲み込んでしまつた。 | |||
| 豊島さんのこと | 坂口安吾 | 5分以内 | |
芸術家には奇人変人は多いかも知れないが、仙人は少い。 | |||
| 文芸の主義 | 森鴎外 | 5分以内 | |
芸術に主義というものは本来ないと思う。 | |||
| 「万年筆」欄より | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
電話で説教 近頃北米テキサス州のフォートウォースという町で電話を使って説教した牧師がある。 | |||
| 毘沙門の名号に就いて | 南方熊楠 | 5分以内 | |
クベラ、又クピラが毘沙門天の異名なる由は、佛教大辭彙卷一倶肥羅天の條既に述べある。 | |||
| 大阪人と科学精神 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
今のことはよく知らないが、一昔前のいわゆる大阪商人は朝、人に会うと「おはようございます」の代りに「もうかりまっか」と言ったそうである。 | |||
| 女郎買の歌 | 石川啄木 | 5分以内 | |
『惡少年を誇稱す 糜爛せる文明の子』 諸君試みに次に抄録する一節を讀んで見たまへ。 | |||
| 馬鈴薯の花 | 亀井勝一郎 | 5分以内 | |
北海道の花といえば、誰でもまず鈴蘭を思い出すだろう。 | |||
| 浅草哀歌 | 北原白秋 | 5分以内 | |
1 われは思ふ、浅草の青き夜景を、 仲見世の裏に洩るる短夜の葱のむせびを、 公園の便所の瓦斯を、はた、澄めるアルボースの香を。 | |||
| 写真電送の新法 | 寺田寅彦 | 5分以内 | |
電信機が出来てからは、一本の針金に託して書を千里の外に寄せる事が出来る。 | |||
| 迷つてゐます | 中原中也 | 5分以内 | |
筆が折れる それ程足りた心があるか だつて折れない筆がありますか? 聖書の綱が 性慾のコマを廻す 原始人の礼儀は 外界物に目も呉れないで 目前のものだけを見ることでした だがだが 現代文明が筆を生みました 筆は外界物です 現代人は目前のものに対するに その筆を用ひました 発明して出来たものが不可なかつたのです だが好いとも言へますから―― 僕は筆を折りませうか? その儘にしときませうか? | |||
| 海坊主 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
これは小説家泉鏡花氏の話である。 | |||
| 江口渙氏の事 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
江口は決して所謂快男児ではない。 | |||
| 世界記録と私 | 人見絹枝 | 5分以内 | |
年の暮れまでにはまだ一月あるが、神宮の大会が終ると私はなんだか自分の生活の一年が終ったような気がする。 | |||
| O君の新秋 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
僕は膝を抱へながら、洋画家のO君と話してゐた。 | |||
| アトモス | 原民喜 | 5分以内 | |
穏かな海に突き出してゐる丘の一角で、一人の人間が勝手な瞑想をしてゐた。 | |||
| 猟官運動 | 勝海舟 | 5分以内 | |
併し、何にせよ今度の政変は、第二維新だ。 | |||
| 横浜市歌 | 森林太郎 | 5分以内 | |
わが日の本は島国よ 朝日かがよう海に 連りそばだつ島々なれば あらゆる国より舟こそ通え されば港の数多かれど この横浜にまさるあらめや むかし思えば とま屋の煙 ちらりほらりと立てりし処 今はもも舟もも千舟 泊る処ぞ見よや 果なく栄えて行くらんみ代を 飾る宝も入りくる港 | |||
| 雛祭りとお彼岸 | 折口信夫 | 5分以内 | |
明治以後、暦法の変化によって年中行事の日取りが変ったものと、変らないものとがある。 | |||
| 雪夜 一 | 三好達治 | 5分以内 | |
雪はふる 雪はふる 聲もなくふる雪は 私の窗の半ばを埋める 私の胸を波だてた それらの希望はどこへ行つたか ――また今宵 それらの思出もとび去りゆく 夜空のかぎり 雪はふる 雪はふる 雪は思出のやうにふる 雪は思出のやうにふる また忘却のやうにもふる | |||
| 四谷怪談異説 | 岡本綺堂 | 5分以内 | |
四谷怪談といえば何人もおなじみであるが、扨その実録は伝わっていない。 | |||
| 小林多喜二のお母さん | 中野鈴子 | 5分以内 | |
小林多喜二のお母さん あなたの長男である多喜二さんが死なれてから 十九年の日が流れています そして あなたは八十才になられました この十九年の年月は お母さんにとって どのようなものでありましたでしょう 戦争が敗けて 日本共産党の人たちが赤い旗をかかげて 刑務所から出てきた時 あなたの喜びとかなしみはどんなでありましたでしょう その人たちが子供も育っている家庭を形作っているのをながめられたときの | |||
| 着物 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
こんな夢を見た。 | |||
| 初めて鏡花先生に御目にかゝつた時 | 小村雪岱 | 5分以内 | |
明治三十六年の秋であつたと思ひますが、東京美術学校の教室で、古画の模写の時間に机を並べて居たのは、小林波之輔君といふ珍らしい秀才でありました。 | |||
| 美しいだけでは間にあはない | 加藤道夫 | 5分以内 | |
詩と劇とは元來、本質的に切り離せぬ關係にあるが、「思想」が劇に不可缺のものであるとは特に言ひきれない。 | |||
| 広告 | 伊丹万作 | 5分以内 | |
この一文は私の友人の著書の広告であるから、広告のきらいな方はなにとぞ読まないでいただきたい。 | |||
| 妖異むだ言 | 国枝史郎 | 5分以内 | |
幽霊の中で好いものは、牡丹燈籠のお米である。 | |||
| (題を附けるのが無理です) | 中原中也 | 5分以内 | |
トランプの占ひで 日が暮れました―― オランダ時計の罪悪です 喩へ話の上に出来た喩へ話―― 誰です 法律ばかり研究してるのは 林檎の皮に灯が光る そればかりみてゐても 金の時計が真鍮になりますぞ 寺院の壁にトンボがとまつた それは好いが あんまりいたづらは不可ません 法則とともに歩く男 君のステッキは 何といふ緊張しすぎた物笑ひです | |||
| 詩集 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
彼の詩集の本屋に出たのは三年ばかり前のことだつた。 | |||
| 格さんと食慾 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
宇野浩二は聡明の人である。 | |||
| 裸体美に就て | 小倉右一郎 | 5分以内 | |
近時我國婦人の身長が伸びて、プロポーシヨンが非常に能くなり、私共の學生時代に比して實に隔世の感があります。 | |||
| 薄口醤油 | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
今日は簡単に薄口醤油の話をしてみたいと思う。 | |||
| 家長制度 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
火皿は油煙をふりみだし、炉の向ふにはここの主人が、大黒柱を二きれみじかく切って投げたといふふうにどっしりがたりと膝をそろへて座ってゐる。 | |||
| 大植物図鑑 | 松村任三 | 5分以内 | |
近來科學知識が一般に歡迎せられつゝあるは喜ぶ可き現象である。 | |||
| (あなたが生れたその日に) | 中原中也 | 5分以内 | |
あなたが生れたその日に ぼくはまだ生れてゐなかつた 途中下車して 無効になつた切符が 古洋服のカクシから出て来た時 恐らく僕は生れた日といふもの | |||
| 幸福のなかに | 佐藤春夫 | 5分以内 | |
これが第六回目の年男であろうか。 | |||
| 小説の読者 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
僕の経験するところによれば、今の小説の読者といふものは、大抵はその小説の筋を読んでゐる。 | |||
| あけがた | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
おれはその時その青黒く淀んだ室の中の堅い灰色の自分の席にそわそわ立ったり座ったりしてゐた。 | |||
| 島津斉彬公 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
昭和十九年の暮に、岩波文庫の一冊として『島津斉彬言行録』が出版された。 | |||
| 車中も亦愉し | 小津安二郎 | 5分以内 | |
汽車、電車、バスなどの公衆の交通機関は現代世相の風俗画とも言ふべきで、かういふ観点から例へば通勤の往復も極めて興味ありかつ有益な時間になるわけである。 | |||
| 一茶の書 | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
われと来て遊べや親のない雀 痩蛙まけるな一茶是に有り 一茶自身の運命にも、なにかそうしたところがありはしなかっただろうか。 | |||
| 文学に関係のない文学者 | 中原中也 | 5分以内 | |
陽気な文学をといふ声がするが、では陽気とはいつたいどんなことなのだらう。 | |||
| 弓と鉄砲 | 中谷宇吉郎 | 5分以内 | |
弓と鉄砲との戦争では鉄砲が勝つだろう。 | |||
| きもの | 中勘助 | 5分以内 | |
生垣つづきの小路が交叉してるところで私たちはばつたり出逢つた。 | |||
| 社会主義者に非ず | 国枝史郎 | 5分以内 | |
兄は「探偵趣味」第五集で、僕の言論のやり方を社会主義的と云ったが是は少々妥当を欠く。 | |||
| 図書館通い | 知里真志保 | 5分以内 | |
私が当時の室蘭中学校に入学したのは関東大震災の年、つまり大正12年のこと。 | |||
| 夢の国 | 片山広子 | 5分以内 | |
雄心や花ふみにじりわか芽つみほゝゑむすべは知らずあらなむ ふと行きてかへらぬ人よ掌をすべりて消えし玉ならなくに 身の秋にしのぶも悲し日陰草小さく咲きて散りし花はも 天つ世の魂の足音のきこゆらしゆめの国ゆくあかつきの時 思ひなゝあらそひもなき後の世は唯いとまあり眠る人のみ つばさ破れ落ちしはやぶさやけ砂にうなじやかせて遠き空見る うつくしき青葉の岡の殿づくり饑ゑし百人つちはこぶらし 花 | |||
| ピアノ | 三富朽葉 | 5分以内 | |
顫へては何処へか咽び入り 跡かたもないメロデイよ、 淡蒼い影を揺かす おまへの指は絶間なく咽び入り、 しなやかな幻にとり縋る。 | |||
| 古代エジプトの作品 | 高村光太郎 | 5分以内 | |
カ フ ラー王坐像 エジプト彫刻最高期の作であるこの像はさすがに堂々たる大彫刻の美をもつている。 | |||
| 秋の七草に添へて | 岡本かの子 | 5分以内 | |
萩、刈萱、葛、撫子、女郎花、藤袴、朝顔。 | |||
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。

