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樹木とその葉01 序文に代へてうたへる歌十首

若山牧水

『樹木とその葉』は青空文庫で公開されている若山牧水の短編作品。299文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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299文字
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書出

著者 書くとなく書きてたまりし文章を一册にする時し到りぬ おほくこれたのまれて書きし文章にほのかに己が心動きをる 眞心のこもらぬにあらず金に代ふる見えぬにあらずわが文章に 幼く且つ拙しとおもふわが文を讀み選みつつ捨てられぬかも 自がこころ寂び古びなばこのごときをさなき文はまた書かざらむ 書きながら肱をちぢめしわがすがたわが文章になしといはなくに ちひさきは小さきままに伸びて張れる木の葉のすがたわ

初出
底本若山牧水全集 第七卷
表記
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