5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 子供の霊 | 岡崎雪声 | 5分以内 | |
私が十三歳の時だから、丁度慶応三年の頃だ、当時私は京都寺町通の或る書房に居たのであるが、その頃に其頃の主人夫婦の間に、男の子が生れた。 | |||
| 死神 | 岡崎雪声 | 5分以内 | |
往来で放歌をすることは、近頃大分厳ましくなったが、或意味からいうと許してもよさそうなものだ、というのは、淋しい所などを夜遅く一人などで通る時には、黙って行くと、自然下らぬ考事などが起って、遂には何かに襲われるといったような事がある、もしこの場合に、謡曲の好きな人なら、それを唸るとか、詩吟を口吟むとか、清元をやるとか、何か気を紛らして、そんな満らぬ考を打消すと、結局夢中にそんな所も過ぎるので、これ等 | |||
| 白い蝶 | 岡田三郎助 | 5分以内 | |
友の家を出たのは、最早夕暮であった、秋の初旬のことで、まだ浴衣を着ていたが、海の方から吹いて来る風は、さすがに肌寒い、少し雨催の日で、空には一面に灰色の雲が覆い拡って、星の光も見えない何となく憂鬱な夕だ、四隣に燈がポツリポツリと見え初めて、人の顔などが、最早明白とは解らず、物の色が凡て黄ろくなる頃であった。 | |||
| 薄どろどろ | 尾上梅幸 | 5分以内 | |
▲幽霊の家柄でいて、幽霊種がないというのはちと妙なものですが、実際私の経験という方からいっては、幽霊談皆無といっても可いのです、尤もこれは幽霊でない、夢の事ですが、私を育ててくれた乳母が名古屋に居まして、私が子供の内に銀杏が好で仕様がないものだから、東京へ来ても、わざわざ心にかけて贈ってくれる。 | |||
| 鬼無菊 | 北村四海 | 5分以内 | |
信州の戸隠山麓なる鬼無村という僻村は、避暑地として中々佳い土地である、自分は数年前の夏のこと脚気の為め、保養がてらに、数週間、此地に逗留していた事があった。 | |||
| 頭上の響 | 北村四海 | 5分以内 | |
「君、如何だ、近頃は不思議が無いか」 私の友人は、よく私にこういうて笑うが、私には如何してもそれが冗談として打消されない、矢張何か一種の神秘作用としか思われないのである、如何いうものか吉兆の方は無い――尤も私の今日までの境遇上からでもあろうが――が奇妙に凶事に関しては、事件の大小を論せず、必ず自分には前報がある、遅いのは三四日前、早いのは一年も二年も以前にちゃんと解る、如何して知れるというと、即 | |||
| 千ヶ寺詣 | 北村四海 | 5分以内 | |
現今私の家に居る門弟の実見談だが、所は越後国西頸城郡市振村というところ、その男がまだ十二三の頃だそうだ、自分の家の直き近所に、勘太郎という樵夫の老爺が住んでいたが、倅は漁夫で、十七ばかりになる娘との親子三人暮であった、ところがこの家というのは、世にも哀れむべき、癩病の血統なので、娘は既に年頃になっても、何処からも貰手がない、娘もそれを覚ったが、偶然、或時父兄の前に言出でて、自分は一代法華をして、諸 | |||
| 闥の響 | 北村四海 | 5分以内 | |
私が巴里に居た時、一時、リャンコルン街の五十番に家を借りていた事がある、この家屋は四階建で、私の居たのもこの四階の上であった、すると隣家に十二ばかりの女の子を上に八歳ばかりと五歳ばかりの男の子が居た。 | |||
| 大きな怪物 | 平井金三 | 5分以内 | |
妖怪とか変化とか、生霊とか死霊とか種々な怪物に就ては度々前に話をしたり書いたりしたから改めて申すまでも無かろうから今度は少し変った筋の話をする事にする。 | |||
| □本居士 | 本田親二 | 5分以内 | |
時代はよく解りませんが、僕の祖父の若い時ですから、七十年ばかり前でしょう。 | |||
| トヨタ電気自動車試作 | 豊田喜一郎 | 5分以内 | |
愛知縣擧母トヨタ自動車工業株式會社では我國の燃料資源に適合した最も經濟的な自動車を製作して好評を博してゐるが同社研究所に於ては益々國策に順應した自動車を製作せんとデイゼル・エンヂンを完成し中型乘用車を試作し、我國自動車界に一大センセーシヨンを捲起してゐる矢先に今又蓄電池自動車の製作が發表された。 | |||
| 蒼馬を見たり | 石川三四郎 | 5分以内 | |
芙美子さん 大空を飛んで行く鳥に足跡などはありません。 | |||
| 蒼馬を見たり | 辻潤 | 5分以内 | |
芙美子さん―― しばらく留守にしてゐたので返事が遅れてすみません。 | |||
| 地山謙 | 片山広子 | 5分以内 | |
Tが私のために筮竹や※木を買つて来て、自分で易を立てる稽古をするやうすすめてくれたのは、もうずゐぶん古い話であつた。 | |||
| まどはしの四月 | 片山広子 | 5分以内 | |
その小説はエンチヤンテッド・エプリル(まどはしの四月)といふ題であつたとおぼえてゐる。 | |||
| 私の机 | 岡本綺堂 | 5分以内 | |
ある雑誌社から「あなたの机は」という問合せが来たので、こんな返事をかいて送る。 | |||
| 目黒の寺 | 岡本綺堂 | 5分以内 | |
住み馴れた麹町を去って、目黒に移住してから足かけ六年になる。 | |||
| 亡びゆく花 | 岡本綺堂 | 5分以内 | |
からたちは普通に枳殻と書くが、大槻博士の『言海』によるとそれは誤りで、唐橘と書くべきだそうである。 | |||
| 当今の劇壇をこのままに | 岡本綺堂 | 5分以内 | |
今の劇壇、それはこのままでいいと思う。 | |||
| 修禅寺物語 | 岡本綺堂 | 5分以内 | |
この脚本は『文芸倶楽部』の一月号に掲載せられたもので、相変らず甘いお芝居。 | |||
| 銀座の朝 | 岡本綺堂 | 5分以内 | |
夏の日の朝まだきに、瓜の皮、竹の皮、巻烟草の吸殻さては紙屑なんどの狼籍たるを踏みて、眠れる銀座の大通にたたずめば、ここが首府の中央かと疑わるるばかりに、一種荒凉の感を覚うれど、夜の衣の次第にうすくかつ剥げて、曙の光の東より開くと共に、万物皆生きて動き出ずるを見ん。 | |||
| 我楽多玩具 | 岡本綺堂 | 5分以内 | |
私は玩具が好です、幾歳になっても稚気を脱しない故かも知れませんが、今でも玩具屋の前を真直には通り切れません、ともかくも立停って一目ずらりと見渡さなければ気が済まない位です。 | |||
| 鐘の声 | 永井荷風 | 5分以内 | |
住みふるした麻布の家の二階には、どうかすると、鐘の声の聞えてくることがある。 | |||
| 葡萄棚 | 永井荷風 | 5分以内 | |
浅草公園の矢場銘酒屋のたぐひ近頃に至りて大方取払はれし由聞きつたへて誰なりしか好事の人の仔細らしく言ひけるは、かかるいぶせき処のさまこそ忘れやらぬ中絵にも文にもなして写し置くべきなれ。 | |||
| 将来の日本 | 田口卯吉 | 5分以内 | |
徳富猪一郎君は肥後熊本の人なり。 | |||
| 「焚書時代」を脱却 | 中井正一 | 5分以内 | |
これまで書店と図書館は、あたかも商売仇のような感じをお互いにもっていたときもあった。 | |||
| 国会図書館の窓から | 中井正一 | 5分以内 | |
日射しの暖かい南向きの窓に、開くともなしに、美しい装釘の本をひもどく、といった、読書のよろこび、「閑」というこころもちの深い厳しさ、こんな世界から、だんだん遠ざかりつつある。 | |||
| 支部図書館三周年に寄せて | 中井正一 | 5分以内 | |
三年前、第一回の支部図書館準備会の会合に出席した人々の何人が、この三年目の今日、かかるかたちで三周年を迎えることができると想像しえたであろう。 | |||
| 真理を求めて | 中井正一 | 5分以内 | |
ロマン・ロランは第一次大戦にあたって彼の「戦いを超えて」の中で次のようにいっている。 | |||
| 大会を終りて | 中井正一 | 5分以内 | |
今度の大会を顧みて、私たちは図書館なるものの概念が、一九五〇年にふさわしく、新たなる意味を、日本においてもおのずから新たにつくられつつあることを、確然と見ずにいられない。 | |||
| 蓄音器の針 | 中井正一 | 5分以内 | |
何の針をとって見てもヴィクターのソフトはヴィクターのソフトだ。 | |||
| 図書館法を地方の万人の手に | 中井正一 | 5分以内 | |
三年前のことであった。 | |||
| 新しい神話を追い求めつつ | 中井正一 | 5分以内 | |
夜の家庭の雑談の中で、十歳の女の子が、「神様はほんとにあるの、地球の外は宇宙でしょう。神様は何処に棲むの?」と問うた。 | |||
| 霧の中のヨードル | 中井正一 | 5分以内 | |
一九二二年頃の事である。 | |||
| 松園女史の思い出 | 金子薫園 | 5分以内 | |
窓の外で春の形見の鶯が頻りに啼いている。 | |||
| 私の仕事 松篁の仕事 | 上村松園 | 5分以内 | |
二十年来の画債整理と、皇后陛下よりの御用命に依り、双幅藤原時代美人数名の揮亳完成を期するために、今度は是非に謹製致したいと思いながら、遂に三年許りの歳月が過ぎて了いました。 | |||
| 古い記憶を辿って | 上村松園 | 5分以内 | |
その頃の絵は今日のように濃彩のものがなくて、いずれもうすいものでした。 | |||
| 芙蓉の花にも似た美しい楊貴妃を | 上村松園 | 5分以内 | |
帝展の方も大分出品しなかったので今年は思い立って……それも近頃取りかかったばかりで明日辺りから墨を当てようかというところなのです。 | |||
| 土田さんの芸術 | 上村松園 | 5分以内 | |
昨年の夏だったか、京都の関係者が寄り合って友禅祭を催し、その所蔵品を持ち寄って一堂に陳列した事があった。 | |||
| 随想 | 上村松園 | 5分以内 | |
時代の移り変わりは妙なものである。 | |||
| 三味線の胴 | 上村松園 | 5分以内 | |
うちの松篁は、私の顔を三味線だと言う。 | |||
| 北穂天狗の思い出 | 上村松園 | 5分以内 | |
懐しまれるのは去年の六月信州北穂の天狗の湯へ旅をしたときの思い出である。 | |||
| 女の顔 | 上村松園 | 5分以内 | |
顔の時代変遷 美人絵の顔も時代に依って変遷しますようで、昔の美人は何だか顔の道具が総体伸びやかで少し間の抜けたところもあるようです。 | |||
| 帯の巾が広すぎる | 上村松園 | 5分以内 | |
只今では帯といっておりますが、慶長時代では巻物と申しておったようでございます。 | |||
| 大田垣蓮月尼のこと | 上村松園 | 5分以内 | |
毅然たる中に、つつましやかさ、優しさ、女らしさを備えていることは、日本女性の持つ美徳でありこれあってはじめて、いざという場合真の強さが発揮される。 | |||
| 時勢と道徳観念 | 喜田貞吉 | 5分以内 | |
虎関の作と云い、玄慧の作とも言われる異制庭訓往来に、 賊に大小あり、小罪既に大罪よりも軽し。 | |||
| 「孔雀船」解説 | 中山省三郎 | 5分以内 | |
先づ最初に、「孔雀船」の詩人伊良子清白氏の自傳を再録して置かうと思ふ。 | |||
| 「廃墟」について | 三好十郎 | 5分以内 | |
敗戦後一年ぐらいたってから書いたもので、この巻の三作品の中では最も古い。 | |||
| 『青丘雑記』を読む | 和辻哲郎 | 5分以内 | |
『青丘雑記』は安倍能成氏が最近六年間に書いた随筆の集である。 | |||
| 岡倉先生の思い出 | 和辻哲郎 | 5分以内 | |
今度岡倉一雄氏の編輯で『岡倉天心全集』が出始めた。 | |||