5分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
3,551-3,600件 / 全4,785件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 忘れもの | 原民喜 | 5分以内 | |
ポストのところまで歩いて行くと、彼はポケットから手紙を取出した。 | |||
| 棉の花 | 原民喜 | 5分以内 | |
十歳の時の夏、構造は川端の小母の家で暮した。 | |||
| 真夏日の散歩 | 原民喜 | 5分以内 | |
その男は顔が仮面のやうになってしまって、毀れものを運ぶやうにおづおづと身体を動かしてゐた。 | |||
| 冬晴れ | 原民喜 | 5分以内 | |
上と下に路があって真中に桜の並木が植ってゐるが、上の方の路にはよく日があたった。 | |||
| 街の断片 | 原民喜 | 5分以内 | |
A 相手の声がコックだったので彼女は自分の声に潤ひと弾みとを加へた。 | |||
| 夕凪 | 原民喜 | 5分以内 | |
老婆は台所の隅の火鉢に依掛って肉を焼いた。 | |||
| 酸漿 | 原民喜 | 5分以内 | |
結婚式の二時間前、彼女は畳に落ちてゐた酸漿を拾って鳴らして捨てた。 | |||
| 夢 | 原民喜 | 5分以内 | |
彼はその女を殺してしまはうと決心しながら、夜更けの人足も薄らいだK――坂を登ってゐた。 | |||
| 曇天 | 原民喜 | 5分以内 | |
放蕩の後の烈しい哀感が街中に慄へてゐるやうな日だった。 | |||
| 渚 | 原民喜 | 5分以内 | |
[#この作品は表題と副題のみで、本文はありません。 | |||
| 夏の日のちぎれ雲 | 原民喜 | 5分以内 | |
まっ青な空に浮ぶ一片の白い雲がキラキラと雪のやうに光ってゐる、山の頂である。 | |||
| 難船 | 原民喜 | 5分以内 | |
ひどい家だ、ひどい嵐だ、崖の上にのつかってゐるそのボロボロの家は、難破船のやうに傾いてゐる。 | |||
| 虹 | 原民喜 | 5分以内 | |
二晩ぐらゐ睡れないことがあると、昼はもとより睡れなかった。 | |||
| 背後 | 原民喜 | 5分以内 | |
重苦しい六時間の授業が終って、侃は一人で校門を出る。 | |||
| 鳩 | 原民喜 | 5分以内 | |
鶉居山房と私とは路傍に屈んで洋服屋の若旦那を待ってゐた。 | |||
| 針 | 原民喜 | 5分以内 | |
飛行機を眺めてゐたら朝子の頬にぬらりと掌のやうな風が来て撫でた。 | |||
| 馬頭観世音 | 原民喜 | 5分以内 | |
東京から叔父が由三の家を訪ねて来たのは、今度叔父も愈々墓地を買ったのでそれの自慢のためだった。 | |||
| 比喩 | 原民喜 | 5分以内 | |
机を前にして二人の少年は坐ってゐた。 | |||
| 風景 | 原民喜 | 5分以内 | |
生活が一つのレールに乗って走り出すと、窓から見える風景がすべて遠い存在として感じられた。 | |||
| 遍歴 | 原民喜 | 5分以内 | |
植民地を殖すのだとか、鉄道を敷設するのだとか云ふ譬喩で、新しく友達を作ることを彼は説明するのであった。 | |||
| 豊島ヶ岡 | 大町桂月 | 5分以内 | |
江戸川の終點にて下り、目白臺を左にし、小日向臺を右にして、音羽八町を行き盡くせば、護國寺の門につき當る。 | |||
| 今、生まれしみどり児 | 羽仁もと子 | 5分以内 | |
めでたきものは 今、世に来たりしみどり児。 | |||
| 最も楽しい事業 | 羽仁もと子 | 5分以内 | |
人の世になによりも楽しいものは仕事である。 | |||
| 牛経 | 大町桂月 | 5分以内 | |
牛も鳴き狐も鳴きて別れ哉 古原第一の名妓と謳はれたる花扇、千思萬考すれども、解する能はず。 | |||
| 月の隅田川 | 大町桂月 | 5分以内 | |
荒川堤へとて、川蒸氣に乘りて、隅田川を溯る。 | |||
| 日月喩 | 大町桂月 | 5分以内 | |
天に日月あるは、人に男女あるが如し。 | |||
| 箱根神社祈願の記 | 大町桂月 | 5分以内 | |
明治四十五年の夏、われ箱根山下の湯本村にありて、聖上陛下御重病の飛報に接し、夢かとばかり打驚きぬ。 | |||
| 風船玉 | 大町桂月 | 5分以内 | |
ぱつと日がさして、風なきまゝに、運動にとて、電車を閑却して、家路さして歩く。 | |||
| 小説 円朝 あとがき | 正岡容 | 5分以内 | |
昨夏四十有余枚書きだした『圓朝』はあまりにも伝記の擒となってしまっていたため、こころに満ち足らわず、ハタと挫折したまま八月九月十月十一月と徒らな月日が立っていってしまった。 | |||
| 三本の棗 | 片山広子 | 5分以内 | |
いま浜田山の庭にある棗の木は私にとつては三本目の棗である。 | |||
| 灯火節 | 片山広子 | 5分以内 | |
先日読んだ話のなかに燈火節といふ字が出てゐた、二月の何日であつたか日が分らないまま読んでゐたのを、今日辞書で探してみると、燈火節二月二日、旧教にては、この日に蝋燭行列をなし、一年中に用ひる蝋燭を祓ひ清むる風習あるを以てこの名あり、とあつた。 | |||
| ばらの花五つ | 片山広子 | 5分以内 | |
むかし私はたいそう暇の多い人間だつた。 | |||
| のきばすずめ | 野口雨情 | 5分以内 | |
金雀枝 金雀枝の 花咲く頃は ほととぎすが啼く ほととぎすが啼く 故郷の森の中にも もう 金雀枝の花咲く頃か ほととぎすが啼く ほととぎすが啼く 青い芒 青いすすきに 螢の虫は 夜の細道 夜の細道 通て来る 細いすすきの姿が可愛ネ 細い姿にこがれた螢ネ 夏の短い 夜は明け易や 夜明け頃まで 夜明け頃まで 通て来る 夜明け頃なら ちらちらお星や 夜明け | |||
| 万葉の手古奈とうなひ処女 | 杉田久女 | 5分以内 | |
或日私は沈丁花の匂ふ窓辺で万葉集をひもどいてゐる中、ふと高橋虫麿の葦屋の菟名負処女の墓の長歌に逢着して非常な興味を覚えたのである。 | |||
| 初期詩篇 | 原口統三 | 5分以内 | |
天外脱走 日輪は遠く逃げゆく 有明けの天上ふかく 日輪は遠ざかりゆく 仰ぎ見よ暁闇の空 罪びとの涙もしるく 薄冥の雲間に凍り 日輪は遠く消えゆく 一九四三・十二・三十一 [#改ページ] 海に眠る日 海に溶け込む太陽だ ランボオ かれは真昼の海に眠る。 | |||
| 茶の本 | 村岡博 | 5分以内 | |
この『茶の本』はかつて『亡羊』に載せた訳に多少筆を加えまとめてこの文庫に収めたものである。 | |||
| 茶の本 | 村岡博 | 5分以内 | |
改版にあたって、多少改訳を施し遺漏を補い、さらに一般読者のために注を増補した。 | |||
| 狸問答 | 鈴木鼓村 | 5分以内 | |
私は、よく怪物に勝つことがあるよ、しかし或は負けていたのかもしれないがね―― 数年前、さる家を訪ねて、昼飯の馳走に与って、やがてその家を辞して、ぶらぶら向島の寺島村の堤にかかったのが、四時頃のことだ、秋の頃で戸外は未だ中々明るい、私が昼の膳に出してくれた、塩鰹が非常に好味といったので、その主人が、それなら、まだ残っているこの片身を持って行きたまえというので、それを新聞紙に包んでもらって、片手に提 | |||
| 今戸狐 | 小山内薫 | 5分以内 | |
これは狐か狸だろう、矢張、俳優だが、数年以前のこと、今の沢村宗十郎氏の門弟で某という男が、或夏の晩他所からの帰りが大分遅くなったので、折詰を片手にしながら、てくてく馬道の通りを急いでやって来て、さて聖天下の今戸橋のところまで来ると、四辺は一面の出水で、最早如何することも出来ない、車屋と思ったが、あたりには、人の影もない、橋の上も一尺ばかり水が出て、濁水がゴーゴーという音を立てて、隅田川の方へ流込ん | |||
| 因果 | 小山内薫 | 5分以内 | |
俳優というものは、如何いうものか、こういう談を沢山に持っている、これも或俳優が実見した談だ。 | |||
| 女の膝 | 小山内薫 | 5分以内 | |
私の実見は、唯のこれが一度だが、実際にいやだった、それは曾て、麹町三番町に住んでいた時なので、其家の間取というのは、頗る稀れな、一寸字に書いてみようなら、恰も呂の字の形とでも言おうか、その中央の棒が廊下ともつかず座敷ともつかぬ、細長い部屋になっていて、妙に悪るく陰気で暗い処だった。 | |||
| 夜釣の怪 | 池田輝方 | 5分以内 | |
私の祖父は釣が所好でして、よく、王子の扇屋の主人や、千住の女郎屋の主人なぞと一緒に釣に行きました。 | |||
| 青銅鬼 | 柳川春葉 | 5分以内 | |
何日だったか、一寸忘れたが、或冬の夜のこと、私は小石川区金富町の石橋思案氏の家を訪れて、其処を辞したのは、最早十一時頃だ、非常に真暗な晩なので、全く鼻を撮まれても解らないほどであった、ふいと私は氏の門を出て、四五間行くと、その細い横町の先方から、低く草履の音がして、道の片隅を来るものがある、私は手に巻煙草を持っていたので、漸々二人が近寄って遂に通過ぎる途端、私は思わずその煙草を一服強く吸った拍子に | |||
| 一つ枕 | 柳川春葉 | 5分以内 | |
これは友人の談だ、ある年の春の末、もう青葉の頃だったが、その男は一夜友人に誘われて吉原のさる青楼へ上った、前夜は流連をして、その日も朝から酒を飲んでいたが、如何にも面白くない、友人に断って自分だけは帰ろうとしたが、友人が無理に引止めるので、仕方なしに、その宵はまだ早かったが、三階の一番隅の部屋で、一人寝ていると、外もそろそろ賑になって来たようだが、自分の部屋の近所ではヒッソリと静かで、時々下の方で | |||
| 月夜峠 | 水野葉舟 | 5分以内 | |
これも同じく遠野で聞いた談だ。 | |||
| 取り交ぜて | 水野葉舟 | 5分以内 | |
○ 高橋五郎氏に聴いた話である。 | |||
| テレパシー | 水野葉舟 | 5分以内 | |
怪談の中でも、人間が死ぬ断末魔の刹那に遠く離れて居る、親しい者へ、知らせるというのは、決して怪談というべき類では無かろうと思う、これは立派な精神的作用で、矢張一種のテレパシーなのだ。 | |||
| 感応 | 岩村透 | 5分以内 | |
私がまだ巴里で画生をしていた時分は、一緒に部屋借りをしていたのは、布哇生れの米国人であった。 | |||
| 死体室 | 岩村透 | 5分以内 | |
私は今度躯に腫物が出来たので、これは是非共、入院して切開をしなければ、いけないと云うから、致方なく、京都の某病院へ入りました。 | |||
| 大叫喚 | 岩村透 | 5分以内 | |
これも、矢張メリケン幽霊だ。 | |||
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