郷土
今野大力
『郷土』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。725文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 725文字 |
| 人気 | 243PV |
| 書き出し書出 | 1 草深い放牧地よ 北海の高原に群がれる人々を養える郷土よ 北海道よ 未開地よ ここには名もなき小花も咲くであろう 未だ人手に触れない谷間の姫百合も咲くであろう 春ともなれば黄金の福寿草も咲くであろう かくてアイヌ古典の物語も想い出されるであろう 2 おお郷土の人々よ 昔は 卿等が渡道の頃は 何処にも熊は住んでいた 時として卿等よ 憶い起してはならない あの殺伐な熊狩のあたりのことを 又若き人々よ |
| 初出 | 「日本詩人 新詩人号」新潮社、1924(大正13)年6月号 |
| 底本 | 今野大力作品集 |
| 表記 |
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