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文章の音律

泉鏡花

『文章の音律』は青空文庫で公開されている泉鏡花の短編作品。1,722文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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5分以内
1,722文字
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書出

近來の小説の文章は、餘程蕪雜になつたやうに考へられる、思想が大切であるのは言ふまでも無いが、粗笨な文章では思想が何んなに立派でも、讀者に通じはしまい、感じはしまいと思ふ。

初出「明治評論 第十二巻第五号」明治評論社、1909(明治42)年5月1日
底本鏡花全集 卷二十八
表記
旧字旧仮名
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